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元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

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独学で二級建築士になろう(製図編) Lesson0 プロローグ

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今から3週間ほど前、家でパソコンしてたら、携帯に電話があった。
声の主は、昔同僚だった人間であった。

話を聞いてみるとこうだ。
今年二級建築士の学科試験に合格し、今度初めて2次の製図試験を受けることになった。
どんな勉強をすればよいのか分からないので、勉強の仕方を教えて欲しい、こんな内容だった。

そんなことならお安い御用と、私は、これこれこんな試験で、こういう勉強をして、こうだったと教えてやった。
今度、彼が練習で書いた図面を見る約束をして、電話を置いた。

私は、自分が受けた時のことを思い出していた。
当時私は、失業中で金がなく、試験の専門校には通えなかった。

学科試験は、マークシートなので、問題集を徹底的にやればよかった。
しかし、製図試験は、どんな勉強をしたらよいのか分からなかった。
どんな道具が必要なのか、そんなことも分からないレベルだったのだ。

※当時の経緯は、こちら↓
資格に挑戦② 二級建築士製図の練習

そんな中、職業訓練校に通うようになった。
訓練校のカリキュラムに、二級建築士の試験対策というのはなかったが、
K先生という一級建築士を持ってる優秀な先生が訓練校にいて、放課後、私が練習で書いた図面を添削してもらった。
K先生は、授業以外にも大変な仕事を抱えてて、恐ろしく忙しかったが、時間を割いて指導してくれたなあ。


そうだ、これをブログにできないか。
二級建築士試験を、初めて受ける人もいるだろう。
私のように試験の専門校に通わない人もいるだろう。

私が経験したことを記事にすれば、参考になる人たちもいるかもしれない。
これは、劣等社会人の社会貢献にもなる。
ブログを通じた社会貢献は、私がブログリニューアルの時に掲げた、3つの柱の一つである。
指導していただいたK先生に恩返しはできないが、初めて試験を独学で受ける人に私が受けた恩を返していこう。

「よし、やろう」ってんで考えたのが、このシリーズ、
『独学で二級建築士になろう』である。

とりあえず2次の製図試験編を、不定期連載していく。

私は金をかけなかったので、かなり際どいやり方もした。
批判もあろうが、記事にしていこうと思う。



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独学で二級建築士になろう(製図編) 
Lesson1 まずは、本を手に入れろ!


独学は、はっきり言って、あまりお勧めできない。
どう、勉強すればいいのか、分からないからだ。

その点、試験の専門校は、ノウハウをもってるのでいい。
仲間や、ライバルもできるだろうし。

それでも、独学で、金をかけたくないという人は、この記事を参考にしてくれ。


まず、最初に行うことは、本を手に入れることである。
最低2冊が必要だ。

1冊目は、テキストとなる本。
2冊目は、今回の課題に対応した問題集。

どんな試験でも、この二つのタイプの本が必要だと思う。
私も、本は2冊買った。

1冊目のテキストとなる本は、これがおすすめだ。私も使った。

2級建築士試験設計製図テキスト 平成20年度版 (2008)2級建築士試験設計製図テキスト 平成20年度版 (2008)
(2008/04)
教材編集会議

商品詳細を見る

総合資格という、試験の専門校が一般向けに出してる本。
持ち込める道具は、これとこれといったところから図解で紹介してるので、初めての人向きだ。

私は、どんな筆記用具なのか、あるいは平行定規を使うことさえ、何も知らなかった。
どこから図面を引くのか、補助線は0.3ミリ、構造体は0.5ミリと、一から丁寧に解説してる。

鉄筋コンクリート、木造、鉄骨とそれぞれあるので、来年も使える(笑)
逆に言えば、古本でもいいということだ。

図書館にあれば、借りてもいいし、知り合いが持ってたら、借してもらおう。
ただ、書き込めないので、なるべく手に入れよう。
金がない人は、古本屋で探そう。

そして、2冊目の問題集。

これは、最新版を買わねばならない。
なぜなら、受ける年度によって課題が違うからだ。

すでに発表されてる今年の課題、
「高齢者の集う趣味(絵手紙)室のある二世帯住宅(木造2階建)」
と銘うってるものなら、どれでもよいと思う。

とにかく自分に合ったものを手に入れよう。
一つだけアドバイスすると、問題数が多いものがいい。
これは、製図の練習をしていくとそのうち分かる。


独学は、本だけが頼りである。

いずれの本も、大きな本屋でたくさんある中から立ち読みして、自分が納得したものを購入しよう。
値段も3000円とかして、高いからね。



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独学で二級建築士になろう(製図編) 
Lesson2 スピードをつけろ


本を買って、最初に行うことは、スピードをつける練習だ。

そのためには、図面のトレース(手本の図面をその通りに写す)を、毎日することだ。

試験用の解答例、昨年のでも、5年前のでもいいので、課題である木造のものを、一枚手本にして練習すること。

私が初めて書いたときは、9時間30分かかった。
平面2枚、立面、断面、表それらを仕上げるのに9時間30分。

本番の試験は4時間30分で完成させねばならない。

問題を読み図面を考えるのに、1時間。
図面を描くのに、3時間。
見直し、30分。
どの本にも標準的な時間配分を、上記のように書いてある。

全くこの通りだ。

だから、トレースが3時間でできないようでは、時間内におさまらない。

いきなり、3時間は無理なので、今度は6時間で描こう、次は5時間という風に、目標時間を設けて、とにかく埋める。

汚くてかまわない。グジャグジャでいい。
そのうち、書く手順を覚えてくるので、時間は早くなるし、図面もきれいになってくる。

試験では、5枚程の図面を描かねばならないが、
きれいな図面4枚を完成させ1枚だけ未完成な人と、
汚い図面で5枚書いた人のどちらが評価されるか。

答えは、後者である。
書ききった人はとにかく点数になり、未完成が1枚あれば100%、0点だ。100%である。
試験官は、たった1枚でも未完成図面があれば、採点もしてくれないのだ。

とにかく、3時間で収まるように。

仕事が忙しくて時間がとれない人は、1日に平面図だけとか、半分までとか決めて、やろう。
毎日続けることが大事。



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独学で二級建築士になろう(製図編) 
Lesson3 がんばれM君


このシリーズ(独学で二級建築士になろう)を書くきっかけとなった元同僚からの電話を、Lesson0で書いた。
そのことを、少し紹介したい。

今から1カ月ほど前、私が昔働いてた会社の元同僚から電話があった。
元同僚は、M君という。
もちろん仮名だ。

M君 「山口ジジイさん、最近2級取ったよねえ。どんな勉強したのか教えてくれませんか?」

ジジイ「どうしたん?」

M君 「いやー。今年受けて学科には受かったんやけど、2次の製図の勉強の仕方が分からなくて。」

ジジイ「なるほど、初めてならそんな感じだろう。分かる分かる。」

といった感じで電話で話し、どんな道具をそろえて、どんな方法で勉強するかを私なりに教えた。

私は、試験の専門校を薦めたが、彼は金をかけたくないという。
試験の専門校は、合格の早道なのだが、40万円くらいかかるからね。

私の場合は独学のケチケチ作戦だったが、独学はあまり薦められない。
しかし、彼は独学で受けると言う。
ならば一度会おうということになり。

その後会って、私が使った本を貸したり、彼が描いてきた図面を見て訂正したりした。

P1010449.jpg
※クリックすると拡大します。

私のアドバイスは、
「とにかくまずは、汚くてもなんでも3時間で図面を仕上げる。」
ということだった。

M君は、最初の図面を8時間で仕上げたという。
私は、9時間30分かかった。

練習を重ねて、試験前には3時間で描けるようになっとかないと、話にならない。

彼は、地元の国立大学を出て、コンサルで土木図面をひいてた。
その後、住宅建築の世界にきたころ、私と知り合った男である。
英語も堪能で、夏はサーフィン、冬はスキーとスポーツマンでもある。
なかなか優秀な男なのだ。

彼が、試験日まで図面の練習を続ければ、必ず合格すると思う。
ただ、あまり図面の練習をしてない。

仕事が忙しいというのが、一つの理由なのだが。
図面の練習をしない限り、スピードがつかないから難しいのである。

さて、どうなりますやら。



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独学で二級建築士になろう(製図編) Lesson4 コバンザメ戦法

コピー ~ 無題5独学は効率が悪い。
ちょっとしたことで躓くと、そこから先に進めなくなるのである。

後で考えると、
「なんじゃあ」
という内容でも、自分ひとりで解決するには、膨大な時間がかかるのだ。

それでも、解決できたら、まだいい方だ。
中には、間違いに気づかずそのまま試験にのぞんでしまうことがあるだろう。
そうなると、最悪だ。

その点、試験の専門校はたいしたものだ。

傾向と対策を分析して、ポイントを教えてくれる。
問題の引っかかりやすいとこは、最初に注意してくれる。

でも経済的に厳しく、通えない人もいるだろう。
試験の専門校は、40万円くらいはかかるからねえ。

ある試験の専門校には、63,000円の通信講座がある。
学校には通わず、家のパソコンで、試験の専門校が作製したビデオ講座を見るというものだ。
これは安いし、お奨めだ。

でも、その金も出せないという人もいるだろう。
当時無職だった私もそうだった。
その場合は、コバンザメ戦法ということになる。
これは、本来いけないやり方だろうから、薦めるわけではない。

金がないが、興味があるという人は、下の続きを読むで、みてください。
倫理観の強い方は、決してのぞかないように。

※上の画像はイメージです。

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独学で二級建築士になろう(製図編) Lesson5 平行定規

大相撲の若の鵬が、相撲協会を訴えましたね。
解雇処分が厳し過ぎるって。
「大麻ぐらいで大げさだ。」
と、心の中で思ってるのかもしれません。
やはり育った文化が違う。

日本の場合、プロ野球界で、日本人が大麻吸ったとしても、やはり永久追放とかになると思います。

日本の伝統文化の継承が目的の一つでもある大相撲、それを外国人に担ってもらうというのは、ちょいと無理があるのではないでしょうかねえ。
日本相撲協会の3力士の解雇は、適切な処置だったと私は思いますよ。


無題8平行定規さて、本題。
私は、二級建築士製図試験を受けるにあたって、どんな筆記用具で、どんな定規を使うかまで、何も知らなかった。

平行定規というのをご存知か?
左の画像のものだ。

私は初めて見た。
実務では、見ることがないからだ。
こんな中途半端なものが、この世に存在することさえ知らなかった。

そんな人も多いと思う。

実務では現在はCAD(パソコンを使った製図システム)だろうし、一昔前はドラフターだったからだ。
ドラフターは、ドラフターだけで縦線も横線も斜め線も書ける。角度も自由。
ところが平行定規は、三角定規がなければ縦線も引けないのだ。

だから、試験でしか見ないし使わないと思う。
T定規で描くよりは、少しはましなので、どうしても手に入れないといけない。

この平行定規が結構高い。
安いものでも20,000万円以上、一般的には35,000円くらいではなかろうか。
もっと高いものさえある。

私はヤフーのオークションで中古を購入しようとしたが、この時期は人気が高く、15,000円くらいになったところで断念した。

私は試験を受けた頃、職業訓練校に入り、たまたま訓練校に道具一式があったので、それを貸してもらえた。

だから、独学で受ける人は今すぐ仕事をやめて、訓練校に入る!

まあ、それは冗談だが、知ってる人に電話して、くれ、もしくは貸してくれと頼もう。
建築士受ける人は、基本的に業界の付き合いがあるだろうから、業者関係とかに聞いてみよう。

ただ、シャーペンは、自分で買っておきたい。
手になじむものがいい。

私は軽めのものが良かった。


【試験の当日に意外と役に立つもの】
・ペンたて
 シャーペンや三角定規を立てられるもので、やや大きめのものがいい。
・ガムテープ
 試験会場にもよるが、中学の机みたいな小さな机が多い。
 平行定規を置くと、机は一杯になってしまうので、
 上記のペンたてをガムテープで、机の横にしっかりと固定する。
・タオル
 汗が図面につくと汚くなるので、タオルでマメに拭く。


「追記」
かっちゃんの、クロいブログ『かっちゃんとクロの日記』と、相互リンクさせていただきました。
かっちゃんとご家族の日常や、愛犬のクロとの出来事などを掲載されてます。
みなさんよろしくお願いします。
かっちゃんのブログはこちら ⇒ 『かっちゃんとクロの日記』
 
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独学で二級建築士になろう(製図編) Lesson6 盗撮作戦

大相撲ロシア3人衆の、露鵬、白露山が、会見して言ってたみたいですなあ。
「大麻は、やってない。」
って。
彼らも、解雇撤回を期して、相撲協会と戦うのだそうです。
陽性反応という客観的証拠と、白状したという事実がありながら、まだやってないと言い切るその度胸。
たいしたものですね。
私なぞは、根性がないので、すぐ白状してしまうでしょう。

やはり、文化が違うのでしょうなあ。
外国人力士は、もういらないよ。


コピー ~ 無題6さて、本題。
製図試験の場合は、大きく2つの練習が必要だ。

つまり、間取りを考える設計の練習。
その間取りを図面に仕上げる練習。

製図試験の勉強が進むと、想定問題を次々と解いていくことになる。
そのためには、問題集が必要だ。

しかし、1冊の問題集の中に、想定問題は5問くらいしか載ってない。
だから、何冊も買わなければならない。

問題集は、2000円~3000円くらいだ。
高い。

100ページほどの中に、問題が載ってるのは5ページほど。
他の95ページは、描き方なので、どの本も似たような内容で1冊あれば読む必要はない。

だから、立ち読みをよくした。
問題が載ってる5ページだけを徹底的に読む。
金がない場合はしょうがない。

ついでに、試験の体験談の本も読もう。
同じようなことで苦労してるので、頑張る気力がわく。

話を戻して、問題集の5ページを立ち読みする。
でも、なかなか覚えきれないかもしれない。

そういう人、金がない人は、下の続きを読むを、みてください。
倫理観の強い方は、決してのぞかないように。

※上の画像はイメージです。

「追記」
私の失業日記の直後に働いた以前の現場のことを、アンソニーズカフェに掲載しております。
興味ある人は、のぞいてみてください。
こちら ⇒ 山口ジジイの失業日記の後(あと) アンソニーズカフェで毎週金曜日更新
 
いずれ、当ブログにも掲載しようと思っております。


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独学で二級建築士になろう(製図編) Lesson7 ながら勉強のすすめ

                                最終話 続けられるように

39507185.jpg製図試験の練習には、一日に3~5時間くらいかかると思う。
たくさん時間がかかるのである。

人によっては、酒が好き、とか、テレビが見たいという人もいるだろう。
そういう人は、無理をせず酒飲みながらやっていいと思う。

現に私がそうだった。

ビール飲みながら、テレビやラジオつけてやってた。

設計は別だが製図については、勉強するというより、作業的な感じなので、頭はあっちの方に行ってても構わない。

慣れてくると、自然に手が図面を描いてる感じになるのである。
テレビは、聴くという感じになるけど。

少なくとも、しないよりは、毎日続けたほうがいいのである。



「独学で二級建築士になろう(製図編)」は、今回で最終回です。
Lesson0でこのシリーズを始めた時は、もっと充実したものを書くつもりだったのですが、中途半端に終わってしまいました。

はっきりいって私の力不足。
機会があればまたいつか、この記事を基に膨らませて、経験談をまとめてみたいと思います。

二級建築士試験で検索して、当ブログにアクセスしてくれた人が、少なからずいました。
だから、実際に試験を受ける方で、当ブログの記事を読んでくれた人もいると思います。

今回の試験でいい結果がでることをお祈りしております。
がんばってください。

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