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かたじけない。ペコリ


川柳senryu1

川柳川柳は、昭和の名人、六代目三遊亭圓生の二番弟子にあたる
ちなみに一番弟子が円楽(この円楽は、こないだなくなった円楽、笑点の司会者の方)

川柳が若い二つ目のとき、結構嘱望されて、当時の落語協会会長柳家小さんから、前会長であり川柳の師匠の三遊亭圓生に
「お宅のさん生(川柳の前名)は、おもしろいから真打にしたい」
と早い段階で打診があったそうだ

これは上にいる先輩噺家たちを、追い抜いての抜擢
この時、圓生の一番弟子の円楽でさえ、まだ真打になっていなかったのだから、どれほど評価されていたかがうかがえる

まあ、この小さんからの打診は、圓生の
「あれは(川柳)、色ものの芸ですから」
と即座に断られたようです

川柳の悲劇は、この頃から始まったのか、運命だったのか
川柳は、一門の弟子の中で一番最初の真打になれなかったどころか、他から移籍してきた弟弟子の圓窓、圓彌にも抜かれ、結局10人真打の第二弾として大量真打にまわされた
師匠圓生は、この10人真打に猛反対だったため、自分の弟子の真打昇進披露口上に、ただの一日も出てくれなかった
圓生は、この10人真打が原因で、その後、落語協会を脱退し、落語三遊協会を設立する

特に嫌われていた川柳(当時のさん生)は、結局師匠と一緒に脱退することなく、落語協会に残る
※当初は師圓生について脱退する気持ちだったが、円楽の深夜の激怒電話が原因で、協会に残った
しかも、師匠と対立した柳家小さんの身内になった

彼が、嫌われたのは、だらしない性格と酒での失敗
まあ、師匠の圓生は端正な芸にみられるように、きちっとした性格の噺家だから、元々が合わなかったのだろうけど

酒の上での失敗というのは、私にもたくさんあるのだが、川柳のはすごいそうで

たとえば、師匠の家で留守番を言いつけられてるにも関わらず、酒を飲んで酔っ払ってわけが分からなくなり、玄関にうんこをしてしまった
家に帰ってきた師匠に、
「誰が玄関にうんこしたのか」
と問われ、
「いやあ、犬じゃないですかね」
と、うそぶくも、
「犬が、紙を使うか!」
と動かぬ証拠
しかも、師匠の机の上に、さん生(川柳)が脱いだふんどしまである始末

ってな具合で、まるで落語の登場人物のようなエピソードである

まあ、たいていの人は、自分の家の玄関でうんこされてうれしいはずもなく、ましてきちんとした圓生だから、これは嫌われますな

でも、川柳川柳には、なんか憎めないとこがあったそうで、圓丈の著作によれば、
「さん生(川柳)兄さんが何か問題を起こしても、一門の兄弟弟子で彼をかばった」
のだそうです

そんな感じで、なんか憎めない川柳師匠は、意外に寄席の人気者であったのである

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※以上、三遊亭圓丈著「御乱心」より、多く引用しております
※「御乱心」は、落語協会脱退で寄席に出られなくなった当時の心情を、赤裸々に語った圓丈の傑作で、私は何度も読み返してます

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