元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
0481.JPの劇団情報によれば、
昭和42(1967)年、当時4歳の筑紫桃太郎を座長に、「歌丸劇団」として海田温泉(広島県)で旗揚げ。
その後、北海道を中心に巡業するが、平成 2(1990)年に地元の九州へ戻り、「筑紫桃太郎一座」として公演を始める。
時代人情劇を中心とした芝居、ショー、口上などすべてにおいて、徹底した 分かりやすさと親しみやすさが特徴。
となっている

現在、筑豊國太郎と、名前を改めた頭取は、かなり個性的だ

この日、早めに劇場に入った私は、観客席に座っているジャージ姿の頭取を目撃する
おそらく遠征の追っかけか御贔屓と思われる5人くらいのお客と観客席で、開幕まで長い時間歓談していた

第一部の芝居が終わり、口上挨拶がすむと、通常10分~15分の休憩を挟んで第二部の舞踊ショーの開幕となるが、
筑紫桃太郎一座 花の三兄弟では、休憩がなく第二部の準備が整うまで頭取の幕間ショーが行われる

第1.5部 筑豊國太郎頭取ショー

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頭取舞踊
矢印の先にチラリ見える刺青は、本物だそうです
私は顔が怖いし全身に刺青がはいってるけど、やくざじゃなく、やくしゃですよ
が、口癖w

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頭取トークショー
届いたばかりというお気に入りのマイクを手にし、まあ、良くしゃべる
ほんと機関銃のようにしゃべる

奥道後劇場に、入り口の暖簾を贈った
普通、劇場のお偉いさんが一度くらいは挨拶に来るのにここは来ないのかと文句を言ったら、ホテルの社長が挨拶に来た
松山の人は、芝居の見方を知らない
拍手する時もパラパラだしハナも持ってこない
拍手は、ここと言う時に一生懸命叩くもの
などなど、言いたい放題
たしか冥土日記で見たが、センターで公演した際、酔っぱらってうるさい客がいたので、
頭取が、金は返すからもう帰ってくれと、言ったという
すごい人だねえ、暴走機関車
まあ、今回のショーも文字で書くと、かなりきつい内容だが、頭取がしゃべるとなんか楽しい
なんか憎めないキャラなんだよね
割と本音っぽい頭取のトークショーは楽しみにしてる人も多いと思うし、私も楽しいのだが、芝居中は芝居だけしてほしいですなw

第二部 舞踊歌謡ショー

オープニングは二人

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博多家桃太郎弟座長

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筑紫桃之助座長

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この日、花のトップステージは、御両人の相舞踊であった
前二回は、三兄弟そろい踏みだったが

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喧嘩屋五郎兵衛の主役を演じた玄海花道花形

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ジョージ山本歌唱

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この日は二曲歌い、二曲目に入ると、ジョージ山本の歌に合わせて、筑紫桃之助座長女形で踊る

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博多家桃太郎弟座長

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玄海花道花形 この踊りだったかなあ、美輪明宏のよいとまけの唄に合わせて花形が踊った
メッセージ力の強い曲に合わせて、見ごたえのある舞踊であった

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筑紫桃之助座長女形で

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曲が変わり、変な人が登場

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玄海花道花形だ

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寸劇風の舞踊

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この日のグッズ販売口上は、筑紫桃之助座長女形が受け持ち

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博多家桃太郎弟座長

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ラス前、筑豊國太郎頭取

ラストショー 傘の三兄弟そろい踏み(仮称)

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この日は、三兄弟集合が、ラストだった
アナウンスでは、「ラストーー」
だけしか言わなかったで、題が分からず、私が勝手に題を付けたのだが、
もしかすると、芝居が1時間20分と、通常より20分遅れたので、ラストショーを割愛したのかも
花の三兄弟の前二回の公演は、終わり時間を守る主義だったからね

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最期の口上は筑紫桃之助座長が行った
この日は、100人か、あるいはもっとか
団体客も良く入っていた
三本締めが執り行われた

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花の三兄弟の公演後、併設されてる温泉に入った
帰りに劇場裏を通ると、桃太郎トラックが横付けされており、千秋楽前の前積みだろう
役者さんは荷物を整理していた
本日の主役を演じた玄海花道花形が、なぜかジャージに鬘の姿で片付けをしており、目が合った私は軽く目礼をした
すると花道花形は、にこりと微笑み、軽く会釈をしてくれた
おつかれさんにござんす

11月、九州演劇協会会長の玄海竜二がプロデュースした阿蘇劇場喜楽座のこけらおとし公演を行った小林劇団を追うように、
12月は、二番槍として花の三兄弟が喜楽座に乗る
両劇団とも、玄海竜二会長が信頼する劇団なのだろう

花の三兄弟、鳳凰座両劇団とも良い劇団で楽しませてくれた
1年後に帰ってくるのが待ち遠しい限り

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奥道後の紅葉は見ごろを迎えた


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花の三兄弟は、この日で3回目の観劇となる
前2回は、私が苦手な喜劇だったのだが珍しく楽しめたので、ぜひ花の三兄弟の悲劇が観てみたいと行ったのが、この日

第一部 特別狂言 
 
芸題 喧嘩屋五郎兵衛


<あらすじ>
喧嘩屋五郎兵衛(玄海花道花形)は、子分二千人を抱える一家を、一代で築きあげた大親分
大立者の五郎兵衛だが、一つ大きな悩みがあった、それは顔の醜いアザ
ゆえに、女とは縁がなかったのだが、
ある日、一家に八百源(筑豊國太郎頭取)が訪れ、
親分さん、桜木屋のお嬢さんが、あなたに惚れて嫁にして欲しいと言ってます
ばかな、そんなことあるわけないだろう、こんな顔の男に
いや、それが本当なんです、心意気に惚れたって、あっしも何度も確認したんです
絶対に本当なんだな
へい
おい、もし間違いだったら、おめえの首を刎ねるがそれでもいいんだな
ええ大丈夫です、何度も確認したんですから、間違いありません
よし分かった、それならば善は急げという言葉がある、今夜にでも仮祝言をあげよう

喧嘩屋五郎兵衛、思いもかけない出来事に、大いに喜ぶ
さっそく結納金を用意し、一家の三下奴、亥之助(筑紫桃之助座長)に持って行かせる
桜木屋に届けに行った亥之助、
このたびは、おめでとうございます、これは結納金でございます
あら、可笑しいわ、結婚する親分さんがみずから結納金を持ってくるなんて
ええっ、私は喧嘩屋の子分の亥之助ですよ
そんな、私が惚れたのはあなたよ
何を言ってるんです、喧嘩屋五郎兵衛親分と結婚してください
いやよ、あんな顔の男と結婚するくらいなら死んだほうがまし

桜木屋の娘が見染めたのは、喧嘩屋五郎兵衛でなく三下奴の亥之助であった
娘のこの些細な勘違いが、のちにとんでもない悲劇を生むことになる・・・・

<感想>
私は、この芝居も初見であったが、これは凄まじい作品であった
超悲劇とでもいうか、誰も救われない悲しい物語である
私は喜劇より悲劇が好きなので、この芝居はとても良かった
喧嘩屋五郎兵衛は、顔のアザの劣等感で女は諦めてたのに、娘の勘違いで心のバランスを崩してしまった
喧嘩屋も、亥之助も、実兄の朝比奈も悪くないのだが、一つの勘違いにより、引くに引けないスパイラルに陥り、悲しい結末に行き着く
いうなれば、全ての元凶が娘であり、この娘が無責任過ぎて腹が立つ

芝居の幕が開き、序盤は八百源を演じた筑豊國太郎頭取が、絶好調で、アドリブ全開、客席いじり
最前列のミニスカートの若い女性客に、あんたパンツが見えそうやけん、と羽織をかけてみたり
挙句の果ては、芝居の自分の台詞の途中勝手に舞台を降りて空いてる客席に座り、芝居を観劇して、茶々を入れだす始末
(舞台にいる女中役の女優に対し)おかあちゃん、明日九州の舞台にゲストで出ないかんけん、金をくれ
金はありません、早く舞台にあがって
財布の中は請求書ばっかりやけんね、ちんぽんしゃーん
悪乗りというより、もはや暴走機関車といった風情
観客の多くは唖然といった風情だったが、おそらく遠征と思われる追っかけか、贔屓筋かの5人程の集団だけが、げらげらと高笑いして異様に受けていた

私なぞは、あーあ、花の三兄弟の特別狂言ってこれ?、結局は笑いにもっていくのか、果たして最期までいけるのだろうかと心配したほどだ

だが、話が深刻になってくる中盤以降は、ピリリと辛くなり頭取も真面目に芝居した

主役の玄海花道花形は、最期狂気を帯びてくる喧嘩屋五郎兵衛を、いわゆる山を上げ情感たっぷりに熱演していた
とくに、不要となった祝言用の酒樽を飲み干し、長脇差の刃を鏡にみたて、己の醜いあざをみてにやりと笑ったあと、うぉーーと絶叫する様や
最期、亥之助が自ら命をたち、喧嘩屋五郎兵衛も絶叫しながら腹を搔っ捌いて絶命する場面では、固唾を飲み舞台を見守る客席は異様な緊張感につつまれ、この悲しいシーンに拍手が鳴りやまなかった

喧嘩屋五郎兵衛の実兄朝比奈の親分を演じた、博多家桃太郎弟座長は、一の線のこの役を貫禄たっぷり、素晴らしい演技で、
自ら命を絶ち絶命した喧嘩屋五郎兵衛を抱きかかえ、最期に「五郎兵衛ぇー」と大絶叫し終幕となったあの声は今も私の耳に残っている
三下奴、伊之助演じた筑紫桃之助座長は、本当に芝居が上手い
喜劇の主役であれだけ笑わせる技術があるのだから、考えてみたら悲劇の演技も上手くて当然だ
喧嘩屋五郎兵衛と刃を交えるくだりでは、三下奴らしくへっぴり腰で死んでいったが、これは座長の上手さですわな

(お父さんの頭取は別にして、)三兄弟は、喜劇のおりアドリブとかハプニングとか客席いじりとかの安易な笑いを求めるということをほとんどせず、台本通りに演じ、いわば演技力を高めることで笑わせていたように思う
だから私は喜劇でも楽しめたのだと思う
ゆえに、悲劇の場合も、台本通りに演技力で研ぎ澄ませた芝居を演ずるので、アドリブとかは入らない
悲劇はより悲劇らしい芝居となり、私の好みとなる

さすが、九州の劇団だ
花の三兄弟のこの特別狂言に、グワンと頭をブン殴られたような心持ちだ
予定では1時間の芝居が、この日は1時間20分
大熱演に満足した

正直言うと、この日行こうか行くまいかと迷ったのだが、悲劇だったので行った
この日の芝居は、喧嘩屋五郎兵衛だと教えてくれた、かすみブログのかすみさんに、お礼を申し上げます

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芝居後の口上挨拶
この日は、座長でなく、玄海花道花形が口上した

喧嘩屋五郎兵衛には各劇団によって、いろいろなバージョンの結末があります
極端な例では、五郎兵衛が最期は、ほかの女と一緒になり、ハッピーエンドで終わるという結末さえあるんですが、
三兄弟のは、オーソドックスな悲しい結末となってます

この話を端緒として、とても印象的な話があった

昔は、筑紫桃太郎一座では、喧嘩屋五郎兵衛はやってなかったのです
なぜするようになったかというと、僕が仲の良かった小林劇団の小林正利から教わったからなんです
正利くんとはほんと仲が良くって、お互い公演時間にも拘らず、電話がかかってきて、どうしたのというと、いやなんでもないんだけど、そんな気の置けない間柄だったんですよ
正利くんが急性白血病で亡くなってから、もう4年になりました、早いものですね

そんな話をされていた

小林劇団の小林正利花形を、残念ながら私は見たことがないが、演劇雑誌の役者のインタビューでも、ときおりだが、いまだに名前が出てくる
8月の奥道後劇場の小林劇団の公演では、未だ小林正利花形のタペストリーが飾られていた
11月の小林劇団は、九州演劇協会会長の玄海竜二がプロデュースした阿蘇劇場喜楽座のこけらおとし公演を行った
おそらく喜楽座にも、小林正利花形のタペストリーが飾られていたことだろう
20歳の若さで夭折した小林正利花形、彼が演劇界で生きてた痕跡と影響は、今でもところどころで目にすることができる

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11月奥道後劇場の番組表

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最期まで真っ白だった


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コスモスさんが、是非観た方が良いと言った、ラストショー

特別フィナーレショウ 花魁ショー

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まずは、露払いを務めまするは、貴之介花魁

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うーん、なかなか

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真打ち登場、加津也花魁

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Oh イッツ エレガント

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う、美しい

そして、トリを務めまするは、だん丸花魁ーーー

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ん、なんかへん
客がジロジロいぶかしげに

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三段落ちのトリだったのね涙

気を取り直して

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よっ、決まった!!
最期は、女優2人を脇に据えた御両人
なんともはや、絢爛豪華なラストショー
なかなか素晴らしいものでござんした

花魁ショーなので、加津也座長だけが花魁に扮するのかと思いきや、豪華な競演でした

以前、他劇団でみた三人花魁に構成は似てる

鳳凰座の花魁は、素足でした
なんか、素足が粋だってんで花魁だったか芸者だったかは、長らく足袋を履かなかったというのを聞いたことがある
大歌舞伎でも、上方は足袋を履くとか履かないとか江戸と違うらしい
大衆演劇でも、花魁ショーや芸者ショーで、足袋を履く劇団と履かない劇団とがあるみたい

花魁ショーが始まる前に、
本日は花魁ショーですので、送り出しの際の写真撮影はご遠慮ください
とアナウンスがあった
劇場内では、撮影可能のようで、ここが撮りどころと多くのファンがパシャパシャ撮ってたけど
花魁ショーでは、送り出しの写真撮影は禁止というような慣習でもあるのかしら


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11月24日 ふれあい公演

第三部 舞踊歌謡ショー
以下舞踊メモ 舞踊順通り

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花のトップステージは、やはり、鳳凰座の誇る有能な若手5人による群舞踊で幕をあけた
一世風靡セピアの、「前略、道の上より」
 
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中野加津也座長
一本釣り
釣られたのは15人くらいだったか、田舎街なのでね

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中野飛鳥 

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中野加津也座長 二度目の登場は歌謡とトーク

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中野だん丸座長 叩けば埃が出る大胆な扮装です

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中野加津也座長 三度目

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中野雅、藤博太 御両人の相舞踊 
島田のブンブンが流れまして

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剣一平 歌謡は並もしくは並下ですが、私は歌謡ショーが好きです

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中野貴之介 ピンボケ御免 速すぎて

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中野寿都子 舞踊もいいねえ

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中野だん丸座長女形 留袖が似合います

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中野雅 特徴は派手な手足の使い方

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剣一平

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中野加津也座長 四度目の登場は女形

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藤博太 源義経主従をモチーフにした演舞
この日の舞踊も、素晴らしい
今回で5回目の公演を見て、私は鳳凰座ショーの中で、博太15歳の舞踊が二番目の楽しみとなった
一番はやはり加津也座長


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この芝居は、なかなか良かった

第二部 切狂言

特選狂言 芸題 妻恋しぐれ

<あらすじ>
故郷奥州から、やくざ修行の旅に出ている清太(中野貴之介)
茶店を通りかかると、浪人に絡まれて困っている娘(中野雅)がいて助けてやるのだが、逆恨みした浪人(今日街研)に背後から匕首で刺され清太は大怪我をする
その直後、木津川一家が駆け付け浪人を押さえ、事なきを得る
助けた娘は、この地で一と言って二と下がらない、木津川一家のお嬢さんだった
清太は、木津川の親分(中野飛鳥)の計らいで、一家に草鞋を脱ぎ、傷養生をすることに
月日がすぐるにつれて清太は、懸命に介護してくれたお嬢さんと、いつしか良い仲となる
そして、木津川の親分も清太の男伊達を見込んで、
どうだろう清太さん、娘と一緒になって、一家の跡目を継承してくれないか
清太はいったんは躊躇したものの、受けた恩義がある、承諾してしまう
そうかめでたい、ではさっそく仮祝言の段取りをとるがいいな
はい
しかし清太には、故郷奥州仙台波止場村に残してきた、妻がいたのだ

その後、木津川一家に、奥州の子分の吉が清太を探しにやってきた
吉(中野加津也座長)は、清太に
若親分、たいへんです、親分が浪人に刺され亡くなりました、また若親分の女房のおすえ姐さんが赤子をもうけやしたが盲になり一日千秋の思いで待っておりやす
一家のためにも、姐さんのためにも、一日も早く奥州に帰っておくんなせえ
清太は思い悩むが、
木津川の親分との約束がある、奥州にはけえれねえんだ
この冷たい言葉を聞いた吉は、悪態をつき表へ出る
そこへ、杖をつき盲となった女房おすえ(中野寿都子)が、乳飲み子を抱え哀れな姿で訪れる・・・

<感想>
この芝居は、なかなかのものであった
最初、なぜ中野加津也座長が、若親分清太でなく、子分の吉なのだろうと疑問に思ったが、そうではなかった
まず、女房おすえを演じた中野寿都子、乳飲み子を抱えた盲役を熱演
当初清太は、子分の吉を通じて、この場にいないことにしようと誤魔化そうとしたり、それでも金を渡したり
目は見えなくても、様子のおかしさに気付く哀れなおすえ
そこのお方、あなたは本当は清太さんじゃないのかい
ほんと熱演で、私の目にも涙が一杯、瞼でこらえた
シーンと静まり返った客席からは、鼻をすする音があちこちで聞こえた
いやあ、中野寿都子さん、さすが座長の娘というか、大したものだ
まず、口跡がいい、江戸時代を感じさせる
中野寿都子18歳が、いつから一座に帯同してるのかは分からない、子役などやってたのかも不明だが、なかなかああいう雰囲気は、高校卒業して役者になってとかではでないだろう
雑誌インタビューで、役者を志した理由を、小さい時から父の姿をみてたからと答えていた
やはり小さい時からの、情操教育がないと、とてもああいった雰囲気は出ないだろう

そして、若親分と女房おすえの間に挟まれ伝言役をする子分の吉役、中野加津也座長が、哀れさを引き立たせる
これは難しい役だろう、下手すると笑いになってしまう
前狂言のアドリブ満載の三枚目役とうって変わって、加津也座長は客席に真剣勝負、泣かせの演出をした

加津也座長が、雑誌インタビューで、鳳凰座の売りは昔ながらの芝居です、今は泣ける芝居や股旅物が多いですと言ってたのは伊達ではなかった
やはり、こういった泣かせる芝居が、鳳凰座の本筋のようだ

前の記事に書いたが、加津也座長の観客へのアンケートでは、松山劇場の世論は、喜劇65%、悲劇30%、股旅物5%といった感じだった、三分の二の人は喜劇を望んでいる
雑誌インタビューで座長は、土地のお客さんに合わせて楽しんでいただけるよう構成を考えているとも答えているので、
喜劇調の芝居が多かったのだろう
私も座長が三枚目役の、楽しいお芝居を、いくつか拝見したが、自分の好みでもある泣ける芝居や股旅物をもっと観たかった
ま、これは次回の楽しみとしよう

中野加津也座長は、できたら末の息子に劇団を継がせたい、そのためには自分が13年座長を続けなければならないと雑誌に答えているが、
5年経ったら、中野寿都子さんが立派な女座長になってるんじゃないでしょうかねえ
そんな可能性も感じた、いいお芝居でした

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切狂言後の口上挨拶

昔は芝居2本が当たり前でした、役者も芝居2本の方が本当は楽しいんです
でも、最近は疲れるというお客さんが多いでしょ、だから前狂言の替わりにミニショーになったんです
といったお話が聞かれた

いやいや座長、芝居2本が楽しいのなら、毎回やってくだされ
私は、喜んで芝居2本観劇しますぞな

観客は80人くらい入ってたか、あるいはもっとか
大入りが出て三本締めが行われた

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11月の松劇の番組表

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21日以降は、外題が書かれておらず


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11月24日、昼一回のみのロング公演のこの日、私は休みではなかったが、なんとかやりくりして観劇できた
芝居二本立てのふれあい公演は、どうしても観たかった

記事にはしてないが、11月20日に観劇した私は、中野加津也座長が疲れているように見えた
休みの少ない大衆演劇、月の半ばを過ぎ中だるみもあるのではと思ったが、
終盤も近づいたこの日24日の特別興行を迎えた加津也座長は、また気力が充実してるように見えたのである

第一部 前狂言 
芸題 天竜筏流し

<あらすじ>
桔梗屋の若い衆、政吉(藤博太)が、今は亡き政五郎親分の墓参りをしている
親分、きっと仇はとります
そこへ、敵対する草津の親分(中野加津也座長)と、子分たち(剣一平、中野飛鳥、中野貴之介)が通りかかり難くせをつける
おい、俺がやったという証拠があるのか
いえ、そんなこと、言っておりません
言っただろう、おい、どう落とし前をつける

そこへ、政吉どうしたい、と声が
旅から帰ったばかりで、桔梗家政五郎の遺言により、後を継いだ二代目親分の佐太郎(中野だん丸座長)だ
その場は佐太郎の差配で丸く収めたが、後日桔梗家一家に、草津一家が訪れた
今年の檜の山の権利を譲れ
それは競りで決まることとなっておりますのでお断りいたします
佐太郎は、亡き親分が書いたという50両のニセの借用証を突き付けられ、草津大五郎に額を割られる
それでも競りの権利は譲らなかった

檜の山の競りの当日、二代目佐太郎は、政吉を山に行かせる
佐太郎が長の旅でためた300両を持たせて
佐太郎としては、これ以上ない金だが、300両ではおそらく檜の山は落とせないだろう
悲観にくれていたところ、亡き親分の娘(中野旭)が、
これで檜の山を落としておくれ、と千両の手形を渡す

亡き親分政五郎は、何かの時に使えと、千両用意してくれていたのだ
佐太郎は、ありがてえこれだけあれば競りは落とせると、政吉のあとを追い、檜の山へ走る
果たして、佐太郎は競りに間に合うのか、そして亡き政五郎親分の仇を討つことができるのだろうか・・・

<感想>
喜劇調の芝居でした
敵であり三枚目役の中野加津也座長がアドリブとか客席いじりをしていた
加津也座長は、三枚目役も上手に演じるのだけど、私は二枚目が観たかったな
中野だん丸座長が二の線で、見せ場が多かった
だん丸座長は、芝居がうまいなあ
それと、競りの立会人をつとめた今日街研の口跡がなかなかよかった
今日街研がしゃべり始めるだけで、江戸時代の大坂の雰囲気が出る
まあ、台詞をとちったところもあったけど
今月、私が観に行ったときは特別興行が多く、今日街研と中野飛鳥の出演が少なかったが、この日はそれぞれ大事な役で出てた
ベテランが2人いるというのは、芝居に重厚感が出て良い

芝居全般については、アドリブやギャグが多かったので、私としてはいまひとつ
どうしても、アドリブが入ると、芝居への集中が停まってしまう
あとで気づいたが、今回は芝居が2本なので、前狂言では、楽しく笑ってもらおうという観客へのサービスのようだった

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ふれあい公演の松山劇場入り口の様子


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11月17日
この日は休みではなかったが、なんとかやりくりして観劇できた
開始が19時と遅かったのも幸いした

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劇団四季ミュージカルを観るのは、今回で4回目となる
私はミュージカルはさっぱり分からないが、劇団四季は観る

数年前に劇団四季のコーラスラインを観た
コーラスラインは、マイケルダグラス主演の映画版を観てて、なかなか良かったので、
年に一回、松山くんだりまできてくれるんだから、一度観ておこうか、と行ったのが劇団四季を観るきっかけとなった

英語の歌を日本語の歌詞で歌うというのは、違和感があったが、劇団四季のコーラスラインは、かなり良かった
鍛えられたダンスと歌、日本語の歌詞というのは、ほとんど気にならなかった
劇中、3人ずつに分かれ、それぞれのチームが前に後ろにと移動するシーンがあるのだが、それはまさに三分戦の赤板前、それぞれのラインが前に行ったりバックを踏んだりといった三位一体で行う動きに似て、まるで3人が一つの生き物のような美しいうごめきであった
最期のラインダンスは、まさに圧巻
この時の模様は、以前の記事に記したとおり

劇団四季のコーラスライン感想は、こちらをクリック
        ↓
劇団四季コーラスラインの感想

映画版コーラスラインの感想は、こちらをクリック
        ↓
コーラスライン映画版の感想

さて、今回のジーザスクライストスーパースター
この作品も、映画化されている
ノーマン・ジュイソン 監督作で、私が最も信頼してるキネマ旬報ベストテンでけっこういい順位だったのと、曲が印象的だったのでビデオで観たのだが、これは良く分からなかった
映画はヒッピー風の若者たちが、砂漠に舞台を設えるところから始まり、衣装に着替えた主役のジーザス(イエスキリスト)が、演技をはじめ、
準主役のユダは黒人で、洞窟の中でロック音楽に合わせて、ジーザスに対する不信感を歌うといった趣向だった
かなり斬新な演出であった
覚えてるのは、このくらいで、ひょっとすると私は途中で観るのを辞めたのかもしれない

前置きが長くなったが、今回の劇団四季ミュージカルの観劇

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この画像が舞台なのだが、最初から開けられていた緞帳は一度も下ろされることなくこの中ですべて展開された

ストーリーを簡単に紹介すると、
『ジーザスクライスト(イエスキリスト)が十字架にかけられるまでの最後の7日間の物語
エルサレムの地に大工の息子ジーザスがたつ
人々は彼の奇跡を観て、神の子、救い主と熱狂する
時の支配者と、ユダヤ教は、人々を熱狂させる彼を、脅威に思い圧力をかける
ジーザスの弟子の一人であるユダが、ジーザスと考えの違いから不信感をつのらせ、支配者とユダヤ教に利用されて、ジーザスは囚われの身に
ジーザスは巨大な十字架を引きずり、十字架に手足を釘で打ちつけられ、戒めを受け、最期の日を迎えた・・・』


これは劇団四季の、プロモーションビデオ

<感想>
出演者たちは、まるで一つの生き物のようにうごめいて、歌い踊っていた
やはり、鍛え上げられた舞台であった
日本縦断ツアーの真っ最中で、この日の前日は、高松、次の日が徳島といった風に、連日各地で同じ舞台を繰り広げてるから、踊りも演技も歌も研ぎ澄まされている
ジーザスが巨大な十字架を担ぎ歩かされ、十字架に手足を打ちつけられ、舞台中央に張り付けにされる様は、まさに圧巻であった

私は、正直言えばよく分からないところが多かった
一つの理由として、ほとんどが歌で表現していたところ
95パーセントが台詞や状況描写を歌詞にして歌っている
普通の芝居の台詞は5パーセントほどで、ジーザスが十字架に張り付けになった、独り語りのところくらい
以前観た、コーラスラインでは、歌が20パーセントほどで、残りの80パーセントは、普通の芝居だったので分かりやすかった
歌に合わせた部分は、まあ私の聞く能力の問題ではあるのだが、一般的にも分かりにくいと思う
こういうミュージカルなら、事前に下調べをしてから出かけるべきであったと、あとで後悔した

まあそれでも、だいたいのストーリーは伝わったし、約40人ほどの俳優が時には一つの生き物のようにうごめく様は、素晴らしいものがあった
特にユダの歌、エレキの音でロック調のところなど、印象的だった

歌が多くて分かりにくかったという点は、昔、上方の京山幸枝若の浪曲をテレビで観たことがあったのだが、節回し(曲、歌)の部分が多くて、啖呵(台詞の部分)が少なく、とても聞きにくかった
関東の浪曲は、圧倒的に啖呵(台詞)の部分が多いから、聞きやすい
その関係に似ている

大衆演劇の通俗的な芝居を、観客に分かりやすく演技するのと違い、劇団四季に限らず商業演劇は、分かるものだけ分かればいいというところもあるだろう

自分の中の変化にも気づいた
今年になって、大衆演劇に嵌った私は、前回の劇団四季と比べ、若干ものたりなさを覚えた
1時間45分の熱演であり、以前の私なら満足してたはずなのに
なんと、劇団四季の劇団員は、歌も踊りも達者なのだから、芝居が終わったら、ダンスと歌のショーでもしてくれたらいいのになあ
なぞと思ったのである
大衆演劇病、ともいえるw
3時間の公演の中に、芝居とショーがあり、帰るときは送り出しもしてくれるという、至れり尽くせりの大衆演劇に、私は甘やかされているのかもしれないなw

ジーザスクライストスーパースター、この作品も、劇団四季の創始者浅利啓太が手掛けたものだ
自民党の派閥が華やかなりしころ、三角大福中の最期の総理となった中曽根内閣の演出家と言われ、ネクタイの色も演出していると揶揄された浅利啓太

劇団四季は一年に一回くらいは松山にくるので、また是非、観劇したいと思ってる

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<追記>
私は、今回劇団四季のチケットセンターを利用した
劇団四季は、日本全国に7か所も自前の劇場を持ってる巨大劇団なので、自前のチケットセンターがある
最初は、ローソンチケットで買おうとしたのだが、売り切れだった
劇場に問い合わせると、劇団四季チケットセンターを紹介された
電話をかけると、まだ席は残っており、松山市民会館の詳細な座席表をHPで見ながら、残りの席の説明を受けた
S席は売り切れで、A席B席は残ってるとのこと
私は、プロレタリアートな庶民らしく、2階のB席で中央でなく、舞台上手の通路に面した席をとった
ローソンチケットなら、席の位置までは選ぶことはできない、博打のようなものだ
その点、劇団四季のチケットセンターは、座席表を見ながらここと、ここが空いてますと説明してくれるのでいい


こちらは、映画の予告編
すごい、まさにロックオペラ、1分30秒あたりから、一番有名な主題歌が流れる
私はもう一度、映画版ジーザスクライストスーパースターを観ようと思う


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宇都宮人さん記事

場所だけ確認
鹿沼市に行く用事がありましたので、
ニューサンピア栃木の場所だけ確認して
きました。鹿沼温泉・華の入浴込みで
1300円と激安ですので、来月あたり
「百聞は一見にしかず」とりあえず一度
観てみようと思います。(^^)
上延生ヘルスセンターの方は、どうも団体客専門の会場のようでした(^^;)

ニューサンピア栃木
ホテル・温泉・テニスコート等がありまして、鹿沼市民の憩いの場所です。
来月は劇団芸昇が来るらしい。(^^)
JR鹿沼駅からは、やや距離がありますから、やはりマイカーもしくはバスかタクシなの利用になるでしょう。

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上延生ヘルスセンター
芳賀町の凄まじい土田舎にありますヘルスセンターです。
ただし、マイカーがないと非常に不便と言うかたどり着くのは無理かも?
近くに、JRの駅はないですし、公共交通機関が皆無です。しかも非常に場所が分かり難いです・・・
もしも、この劇場に来たいと思ってる酔狂?な大衆演劇ファンが居るとしたら忠告したい!
看板の矢印の通りに行ってもヘルスセンターには着きません!延々と田んぼが続いて道に迷います!(^^;)
答えは看板の先の車一台すれ違えない位の
細い道を右折して、暫く行くと左側にあります。
まぁそんな奇特な方はそうそう居ないでしょうけど(^^;)
帰りに道の駅はが近くの「やきとり富」で
一杯やるとか「芳賀温泉ロマンの湯」に
浸かるのも一興かもです。(^^)
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山口ジジイひとことコメント

ニューサンピア栃木は、入浴込で1300円とは無茶苦茶安いですなあ
観劇だけだと1000円で入場できるみたいで、信じられないくらい安い

上延生ヘルスセンターは、団体専門とは、これも驚きました
そんな大衆演劇のセンターってあるのですね
いやはや、場所が違えば、それぞれですね
上延生ヘルスセンターは、今年の7月から公演がとまってるみたいですね

宇都宮人さん、ありがとうございました
ニューサンピア栃木の続報おまちしております


なお、yamagutijiji.comでは、全国各地の大衆演劇の劇場・センター、ならびに劇団の情報レポートを募集しております
コメント欄、メールフォームから投稿いただければ、本編の記事とさせていただきます


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11月15日
奥道後劇場の観劇後、菊花展が行われていたので、観てきた

目に付いたところを写真に

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環境大臣賞

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お大師様もいた

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内閣総理大臣賞

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農林水産大臣賞

全国的にもこの時期は、菊花展が行われてるみたいだが、旧奥道後の菊花展もけっこう歴史がある
昔は菊で金閣寺を作っていたが、現在はずいぶんと縮小された様子
それでも、目の保養になった

再建王とか四国の山猿と呼ばれた坪内寿夫
造船、銀行、映画館、ホテル観光事業、新聞と、伊予の風雲児坪内寿夫は次々と事業展開をし成功していった
一代で築き上げた坪内グループだったが、今は昔
その名残のような、菊花展であった

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11レース S級 決勝
(1)金子 貴志 愛知 75期
(2)山崎 芳仁 福島 88期
(3)武田 豊樹 茨城 88期
(4)神山雄一郎 栃木 61期
(5)浅井 康太 三重 90期
(6)佐藤 友和 岩手 88期
(7)平原 康多 埼玉 87期
(8)稲垣 裕之 京都 86期
(9)木暮 安由 群馬 92期

(3)武田-(7)平原-(4)神山-(9)木暮
(8)稲垣-(5)浅井-(1)金子
(2)山崎-(6)佐藤

※並びは競輪マガジンより

これは平原だろう
競輪グランプリ出場確定の武田、賞金ランキングでほぼ確実な神山、
やはり、グランプリに連れて行きたいのが、平原ということになる
現在賞金ランク12位の平原が、グランプリに出るためには、競輪祭を制するしかない

関東ラインの先頭に立つ武田は、ひところの平原のように関東二段駆けで、玉砕する
まあ、武田なので、平原ほどのキップの良い先行はしないかもしれないので、3着くらいに残るかもしれないが
考えることはみんな一緒で、武田なしとみて、武田1着はすごいオッズになっている

いずれにせよ、平原-神山
神山ならついていく、ゴール前ではバックを踏むかもしれない
オッズは安いが今月初め松山記念に来てくれたし、応援も兼ねて二人に投票
ゴール前が混戦となったら、神山が抜けるかもしれないため、念のため折り返しもネット投票する

2車単
(7)平原-(4)神山
(4)神山-(7)平原

以上、2車単2点買いで勝負する


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平原優勝 GP出場を果たす

7-3-4 二車単1530円 三連単3370円
不的中

やはり平原でしたな
神山は、ゴール前コースがなくて武田とガチャガチャしてしまったな
それにしても武田強かった
稲垣も頑張って踏んでたが、エンジンが違うという感じだった

本命ラインのワンツーにしては、2車単が1530円とついたのも、武田が想像以上に強かったということだ
それにしても、脅威の40歳だね
関東としては、一番いい形でこの大会を終えたね

競輪グランプリの出場選手も確定した
関東では、平原-武田-神山
近畿は、稲川-村上兄-村上弟
中部が、深谷-浅井
岩津は、単騎か中部、近畿の後ろか、まあ単騎だろうね

今年の中盤から終盤にかけて調子をあげてきた関東が有利そうな印象
平原は、二段駆けの魁で散り、武田が念願のグランプリに輝くか、あるいはもっと念願してる神山か
深谷も怖いし、稲川を使うであろう村上兄も強い
まあ、グランプリまで一カ月あるから、ゆっくり考えよう

おめでとう平原、昨年の松山開催の全日本選抜以来のG1制覇
この日は、観客60人くらい、団体客が少なかった印象

第二部 舞踊歌謡ショー
以下舞踊メモ 舞踊順通り

オープニングは、やはり花の三兄弟が一人づつ登場し、曲を1番づつ踊る趣向だった

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玄海花道花形

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博多家桃太郎弟座長

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筑紫桃之助座長

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花の三兄弟そろいぶみ

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玄海花道花形

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博多家桃太郎弟座長 この踊りは力強く

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筑紫桃之助座長の女形 艶やかに香る色気

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曲が変わり、そのまま玄海花道花形と相舞踊へ
キスする寸前までいくも、玄海花道に座長は突き飛ばされたw

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博多家桃太郎弟座長と、筑紫つばさ、筑紫あいによる相舞踊

博多家桃太郎弟座長のグッズ販売口上があって

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玄海花道花形の女形

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筑紫桃之助座長

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博多家桃太郎弟座長の女形

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ジョージ山本歌唱
この人は、やはり相当上手い、上クラス
名前も役者っぽくないし、多分歌手が本業だろう

ラストショー 二人花魁

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玄海花道花形と筑紫桃之助座長の御両人
なかなかのものであった

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最期の口上挨拶、大入りが出た

上記の通りだが、やはりほとんどが花の三兄弟の舞踊であった
三兄弟以外では、ジョージ山本が1曲、群舞に女優が2人登場したのみ
今回も、三兄弟に特化したショーであった
私としては、女優陣もいるので、間にはさんでもらった方が、舞踊ショーに飽きがこなくていいのだが

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奥道後劇場の山
紅葉がすすんでいる


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11月15日
第一部 狂言
外題 大工の留

<あらすじ>
大工の留(筑紫桃之介座長)は、頭が少し足りないので、親方(博多家桃太郎弟座長)に、いつも掃除ばかりさせられている
たまに、柱にかんなをかけろと言いつけられても、柱の原型が無くなるまでかんなをかけてしまい、親方に怒られてばかり
近所の人(ジョージ山本)が、傘を借りに来たが、親方の一本しかないので、あるけど貸せないと言っうと近所の人は怒って帰ってしまう
あとでそれを聞いた親方は、いいか留、そういう言い方をするから怒って帰っちゃう、そういうときは嘘も方便
お貸ししたいのは山々なれど、先日の大雨で傘の骨と皮がバラバラとなっており、修繕に出してます
修繕から返ってきたらお貸しします、こう言えば怒らずに帰るだろう
留は、分かりました、今度からそう言います
次に来たのが、米屋さん
ネズミが増えて困ってるので、留ちゃん猫を貸して欲しい
留は、親方に習った方便を使うが、臨機応変な対応ができず
猫は、先日の大雨で、骨と皮がバラバラになって、修繕に出してますのでお貸しできません
米屋さんは、バカにされたと思い怒って帰っちゃった
そのことを親方に話すと、バカ、そういう時は猫が盛りがついて湯湯治に行っているから帰ってきたら貸しますと言え
はい、分かりました
次に来たのは大家さんで、親方はいますか
留は、親方は盛りがついて湯湯治にいっております
大工の留ちゃん、どうしようもない
そのあと、親方の妹が訪れ、好きな人ができて結婚したいと思ってるので兄さん(親方)に会ってほしい
親方は、妹の結婚相手の本気度を見定めるため、留に親方を演じさせる
しかも大工の親方とは世をはばかる仮の姿で、裏では悪の限りをつくしてるならず者という設定
留の一世一代の芝居の幕が切って落とされた・・・

<感想>
落語の落とし噺のようなくだりが続いたのち、徐々にエキセントリックになった
私は喜劇が苦手だが、筑紫桃之助座長がエキセントリックになった後半は、かなり笑えたし、腹がよじれるほど爆笑したところもあった
いやあ、桃之助座長は面白いなあ
あまり押し出さない印象の桃之助座長だが、舞台に立ちここぞという時の弾け方がすごい
押しと引きとでもいうのだろうか、メリハリが効いてて、後半、劇場内は大爆笑であった

特に好きな場面は、桃之助座長が妹の結婚相手役である玄海花道の両手を後ろからつかんで、落語のらくだの死体のかんかんのうのように踊らせたくだり
結婚相手の兄ということで、逆らえない玄海花道は、とても嫌な表情で嫌々踊らされており、一方の桃之助座長は生き生きとしており、そのさまには爆笑した

花の三兄弟は、この回で2回目となるが、前回も喜劇だったので、悲しい芝居とかだったら、桃之助座長はいったいどういう演技をするのか興味ある

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芝居後の口上挨拶をする、筑紫桃之助座長 (大工の留の衣装のまま)

この日は、筑豊國太郎頭取が不在で休憩中の幕間ショーがなかったので、その分、桃之助座長の長めのトークを聞くことができた
前にドーンと押し出す喋りではないのだが、さほど大きくない声で面白いことをしゃべり続けて、場内を笑わせていた
印象に残った話としては、
桃之助座長は、この日の数日前、松山劇場に鳳凰座さんの夜の部の舞台を、小学生の子供をつれて勉強のため観に行ったそうだ
どこかやはり、役者と分かるらしく、
劇場のスタッフに、あなた桃太郎さんでしょう
はあ、(桃太郎は弟で、自分は桃之助なんだけど)
1900円の値段を割り引いてくれ、役者価格1600円で見せてもらったそうだ
松山劇場の椅子に座っていると、舞台の幕の隙間から、鳳凰座さんがちらちらとこちらを見ており、
「どいつが、桃太郎だ、何しに来たんだろう」といった風情だった
小学校から帰ってきてから連れてきたので疲れてたのだろう、子供がずっと寝てて、失礼じゃないかなあと、気が気じゃなかったが、
送り出しの時、鳳凰座さんに声をかけてもらった子供が、
「とても楽しかったです」
と、堂々と答えてるのを見て、お前ずっと寝てたろうがと思ったが、
やはり、役者の子だなあと妙に感心した
などが、語られた
頭取も良くしゃべるが、座長もよくしゃべる
昔は、こんなに喋らなかったそうで、大阪で揉まれ、客に鍛えられ、良くしゃべるようになったそうですな


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浅井劇団の4人のゲストの方が加わっての舞踊ショー
見ごたえがありました
出演者が多いので、中野加津也座長の歌謡ショーとトークショーが今回なかったのは残念

第三部 舞踊ショー
以下、舞踊メモ 舞踊順通り

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舞踊ショーのトップステージは、鳳凰座若手5人による群舞で幕をあけた
この日は、要の位置に中野旭

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中野加津也座長 1回目

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友情出演の剣一平は、この日の芝居には出なかった

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中野加津也座長 2回目

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藤博太 この日の舞踊も素晴らしく

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中野貴之介

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浅井研二郎座長女形

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浅井大空海女形

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中野寿都子 クルクルと高速回転 見ごたえあり

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中野だん丸座長女形

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中野雅

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浅井海斗

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浅井ひかりの、般若面を使った踊りには凄味があった

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中野加津也座長 3回目の出演は女形 やはりスラリとしてきれいですな

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浅井研二郎座長 これぞ役者といった風情

ラストショー 男のなんとか
アナウンスで、男の、までは聞きとれたが、あとは不明

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若手五人が登場し

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中野加津也座長

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よっ、決まった!

ちょいと、体育祭の組み体操風なラストショーであった
土台は、右は中野貴之介さんだと思うが、左は中野旭さんだった気がする
えらい旭さん18歳
違ってるかもしれないけれど

画像はフィナーレのあたりなのだが、実は見せ場はこの前にあって、
座長の左右に土台の二人が並んで、一本の六尺棒をひざの高さくらいで水平に一緒に持ち、
加津也座長が、六尺棒の上にのり、左右の二人は六尺棒を胸の高さあたりまで持ち上げた
座長はかなりな高さまで上がった
中野雅さん21歳が手を付けたショーかもしれない

ラストショーと言っても、座長を加えた群舞、一曲踊っておしまいというのも、けっこう多いと思う
鳳凰座の場合は、鯉名の銀平、清水次郎長外伝、今回の男のなんとか、といった具合に、
手の込んだものが多く、私は好みだ

それにしても、この日の二座合同公演には、驚くほどのハナがついた
松劇であんなについたの初めて見た
両劇団のファンたちが、ご贔屓の座長に恥をかかせるわけには行けない
そんな気持ちから、だったのだろうか
ハナについては、一度調べてみたい

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最期の口上
大入り三本締めの音頭は、浅井研二郎座長がとった
松山劇場も、客入りが厳しいみたいですが、仏生山はもっと大変なんです笑、といった話
浅井研二郎座長、ひかり親子の掛け合いが、ここでも聞かれた

15時終了予定だが、終わってみたら15時25分の熱演
両座長はじめ、両劇団のみなさま、おつかれさまでした


Mr.BOO氏の、浅井研二郎劇団総括記事はこちら
        ↓
BOOのなみはや国風土記


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第二部 狂言 
外題 相染め傘

<あらすじ>
仁吉(中野だん丸座長)は、芸者のおしん(中野貴之介女形)と相思相愛の仲だった
おしんに気がある五十嵐権九郎親分(中野加津也座長)は、二人の仲に横恋慕する
ある日、子分5人(ひかり、大空海、雅、旭、博太)を連れて、仁吉を襲う
この時、たまたま小屋で休んでいた新吉(浅井海斗)が、なりゆきで仁吉を助け、五十嵐権九郎の鼻を長脇差で切り落とす
これを縁に、新吉は仁吉の家に草鞋を脱ぐこととなった

しばらくたち、新吉は堅気になって、木曽で茶店をしてる親父(浅井研二郎座長)を助けたいと、仁吉宅をあとにしようとすると、
おしんは、私も連れて行っておくれ、連れて行ってくれなきゃ首をくくって死にます、と新吉に言う
しばらくの間、一つ屋根の下に暮らしてて、仁吉より新吉の方が好きになってしまったのだ
新吉は、自分がおしんと一緒になっては、仁吉さんに申し訳が立たないと、隙を見て逃げた
おしんは、仁吉へ置手紙をして、惚れた男新吉を追っかけて、木曽へと向かう
おしんの置手紙を読んだ仁吉も、鼻を落とされた五十嵐権九郎親分一行も、新吉とおしんを追って、木曽へと向かった

芸者おしんをめぐり、木曽の地で3人の男たちの三つ巴の闘いが繰り広げられようとしていた・・・

<感想>
これは、私の苦手な喜劇であった
でも、けっこう面白かった
中野加津也座長は、この日三枚目の五十嵐親分を演じてたが、冒頭鼻を切れ落とされて
ふがふが芝居を演じ、客席もいじり沸かせていた
ふがふが芝居とは、鼻から息が漏れるので、何かしゃべってもふがふがとしか聞こえない
それを、周りの人間が、こういうことを言ってるのだろうか、と勘違いして、笑いにつなげる、これを私はふがふが芝居と呼んでいるのである

今回の合同公演では、浅井劇団から、全員ではなかったが、座長以下主要な4人きてくれた
芝居の舞台で、一度に8人ほども出てると、なかなかにぎやかでいいですな

さて、特筆するのは、浅井劇団の声の大きさだ
浅井ひかりは、5人の子分の中のリーダー格といった役回りだったが、他の役者と比べて声が大きい
やはり目立つし、同じことを言ったとしても大きな声の方が、笑いが起きやすいと思う
浅井研二郎座長は、さらに一段とでかい
何か予想外のボケを言うたびに、迫力があって、笑えてしまう
役者は、一声二顔三姿なぞと言うらしいが、なるほどである
浅井ひかりは、顔を見ただけでも、面白そうなオーラが出ている、あくまでも褒めております
親子のからみ、研二郎座長が大ボケをかまし、ひかりが秒速でつっこむ、もおもろかった

鳳凰座は、目標が「品のいい劇団」なので、そこまではくだけない
両劇団とも、それぞれ対照的な特徴と魅力があるが、両座長は仲がいいみたいだ
両座長とも、長らくお兄さんの劇団にいて支えており、数年前分家して独立した境遇も似ているので、気が合うのかもしれない

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中野加津也座長、芝居後の口上挨拶
この日の合同公演のお返しに、26日は浅井劇団公演中の仏生山に若手の何人かを応援ゲストに出します
私は松山に残るので、みなさんよろしくお願いしますとのこと

まあ、25日は松山劇場休演日なので、その日は加津也座長も、仏生山に出演されてるかもしれませんな
大衆演劇の役者さんは、ほんとうに休みが少ない

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前売り券販売前の、全員集合の様子
あ、全員ではなかったか


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11月14日二座合同公演のこと

鳳凰座・浅井研二郎劇団の二座合同公演があるという
こんなのは、初めてだ、是非観に行こう
役者の数が倍になるのだろうか

とすれば、ひょっとして忠臣蔵か!
中野加津也座長が、山鹿流の陣太鼓を叩いて、一子主税には藤博太、堀部安兵衛には誰がいいかな・・・うーむ
なぞといった、そんな予想は、今回しなかった
前二回の公演を観劇した私なので、もはや信頼と実績の鳳凰座さんなのだ
何も考えず、劇場に入れば、中野加津也座長が3時間楽しませてくれるに違いない
たとえて言えば、料理屋に入って、注文は?と問われ、「シェフのおまかせコースでお願いします」
と応える、そんな心持ちだ
ただし、私は悲劇が好きで喜劇が苦手な片輪もの
シェフ(中野加津也座長)が腕によりをかけて、肉料理(喜劇)をつくっても、肉料理(喜劇)が苦手な私は、あまり喜べないという
まあ、二座合同公演は初めての経験なので、たとえ苦手な喜劇でも行くつもりではあったが

浅井研二郎劇団は、初見だが、私はMr.Boo氏のブログを再度見直して、予習して出かけた

松山劇場に入ると、平日にも関わらず70~80人くらいは入ってたか、あとから来た人もいたので、あるいはもっとかも
大入りが出た

それでは、

第一部 顔見せミニショー
舞踊順通り

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花のトップステージを飾ったのは、鳳凰座が誇る 若手女優三人娘 with 浅井ひかり
正直言って、この群舞踊は、出来が悪かった
息がぴったりの三人娘に対して、どうしても浅井ひかりが遅れる、どうしても隣の振り付けを見てしまう
私は、舞踊の良し悪しが良く分からないので、そういうところが特に目につく
ただし、苦情ではない、これは仕方ないのだ
浅井劇団は、この日の公演のために朝、香川県仏生山を出発して松山に到着し、急いで芝居と群舞を合わせただろうから、どだい振り付けが合う方がおかしいのだ
きっと、鳳凰座としては松山劇場の観客に、浅井ひかりを加えて化学反応を起こした、いつもと違う群舞を見せてやろうという気持ちからに他ならない
また、逆に言えば、鳳凰座の三人娘、あるいは若手五人衆の群舞が、息もぴったりなのは、日ごろの精進の賜物なのだということ
さらに、第三部舞踊ショーで、浅井ひかりは般若面をつかってすごい個人舞踊を見せてくれたことを付記しておきたい
そして、夜の部は2回目となるので、私が観た昼の部の群舞より良くなっていたはずだ

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中野貴之介の女形

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中野だん丸座長 黒田武士

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浅井海斗、浅井大空海の相舞踊
初見の私には、この時点では見わけがつかなかった
右が海斗で間違いないだろう

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中野寿都子、藤博太の相舞踊

ミニショーラストは、我らが中野加津也座長
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よっ座長ー! かっこうぃーー!!


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最近では、あまりみられなくなりましたが、森の石松は、講談、浪曲、映画にドラマと人気者でございました
映画では、森繁久彌、勝新太郎はじめとして稀代の俳優たちが演じております、珍しいところでいえばあの美空ひばりが石松を演じた映画もあるそうです

お隣、中国で、三国志の劉備三兄弟の中で誰が好きだとアンケートしたところ、人格者の劉備、知勇兼備で神に祭られてる次兄関羽を抑え、末弟の張飛が一番だったそうです
張飛は、たった一人で敵の一軍を追い返すほど武に強い将軍ですが、大酒を喰らいすぎ寝過して、守ってた城を敵にとられちゃったというエピソードのある粗忽者
森の石松と少し似たところがあるなあと、私は思います
義には強いが情けにゃ弱い、酒が好きで腕はたつけど、おっちょこっちょいで、どこか憎めない人物は、東アジア圏で人気のキャラクターなのかもしれませんな

片目だったとか、片目ではなかったとか、諸説ありますが、石松は実在の人物です

石松の墓もあって、現在3代目の墓石だそうです
全国の石松ファンが、墓をおとずれ墓石を砕き、その一欠けらを持って返ってしまうので、初代の墓石はボロボロになっちゃったそうな

福本伸行の漫画「天」では、最終章で天才ギャンブラー赤木しげるが自殺し、主人公の天が赤木の墓参りをするところで完となります
赤木しげるの墓石を見ると、削り取られボロボロとなっている
これは、石松の墓のエピソードを元にしたのだろうと思います




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鳳凰座の森の石松で、一つ書くのを忘れてた
だん丸座長が、森の石松は浪曲に合わせて演じる芝居です、と口上代演した
以前の記事の通りだが、やはり二代広沢虎造のテープであった
流れたのは3か所
♪旅ぃーーゆけばぁーーぁぁ 駿河のみちにぃー茶のぉー香りぃーーぃぃ
おそらく、一番有名な浪曲の節だと思うが、この節が2か所
芝居の冒頭と一番最後
冒頭は30石船のくだりで、旅の雰囲気を出すもの
一番最後は、森の石松が絶命する前に、死の間際清水港に帰り次郎長親分と会ってる妄想を強調するためと思われる
この二か所はBGM的な意味合いが強い

もう一か所は、石松が小松村七五郎宅を去るところで流れた
広沢虎造の演目「石松の最期」の中盤で流れる節だ
一部を記せば、こんな感じだ

♪『お世話になったよお二方ー
縁と命があるなれば、またもお世話になりますよ
夫婦仲良く暮らしてよ
言葉を残して表に出る
石よしっかりしてくれよ
石さんしっかりしてちょうだい
嗚呼ありがたい夫婦の人
それに比べて憎い都鳥』

節とは、早い話が曲のことで、上の歌詞を曲にのせて歌うと考えればよい

節の中でありがとうと言えば、加津也石松が頭を下げてありがとうを表現する
憎い都鳥と流れれば、加津也石松が、憎そうな顔をするといった感じだった
七五郎とお民の節が流れれば、それに合わせてそれぞれが演技をした
なーるほど、これが節劇かあと納得した
考えてみれば、節劇なので、節であって、啖呵は流れなくってあたりまえか
劇場の舞台で流れる、虎造節は、なんか妙に迫力があり、役者の演技と相乗効果があった
ちょっと疑問は、♪旅ー行けばー、の方で、虎造の節なのかなあ、音源が違うからなのかと弱冠違和感

さて、鳳凰座版、森の石松では、石松は都鳥三兄弟と切り結び、三兄弟を切ったのち絶命するが、
2代広沢虎造の浪曲ではどんな最期になってるかというと、

都鳥三兄弟と、子分の内の四天王、それと保下田の九六の残党3人の合計10本の長脇差が、石松を探している
閻魔堂の後ろに隠れていた、騙しうちされ大怪我してる石松だったが、都鳥一家側10人が「石松は卑怯な奴だ」と喋ってるのに腹を立て「何を」と言って飛び出す
石松が強いのを分かっているので、10人は一斉に逃げる
石松が、「逃げるなー」、と言って追っかけると、石に躓いて倒れる
だまし打ちされた傷が痛み、起き上がれないところを、10人が、「いまだ、やっちまえ」と石松をズタズタに切った
43太刀切られて逃げ傷一つもなし、迎え傷ばっかりだった

こういう最期となっている
100両盗られ、命もとられてしまった

その後の流れは、それぞれ演目があって、私が持ってるテープでは「為五郎の悪事」、「追分三五郎」と進み、「追分宿の仇討」で次郎長一行が石松の仇を討つ
「為五郎の悪事」では、石松殺しから3日後、都鳥10人が本座村為五郎の家を訪れる、出された麦湯を飲んでたら、次郎長一行がやってくる
次郎長一行は、まだ石松が死んだことを知らずただの偶然なのだが、都鳥を小屋に隠し、為五郎はどっちに味方するのだろうというところで終わってる
「追分三五郎」では、三五郎が茶屋旅籠で働く自分の色(情婦)から聞いた話で、商人に変装した都鳥一家が次郎長の命を狙ってることを見抜き、三五郎はこれを伝えるため清水港へ走る。追分三五郎がいつも走ってるようなイメージがあるのは、このエピソードのせいだ
「追分宿の仇討」で、三五郎からそのことを聞き、次郎長以下主従11人で茶屋旅籠に乗り込み、都鳥11人を曲切りして石松の仇を討った
これで、石松編が本当の意味で完結となるのだが、私にはずーっと疑問があった

「為五郎の悪事」では、本座村為五郎が、いったいどっちに味方するのだろうと寸止めで終わってたのに、次の「追分三五郎」では、唐突に都鳥の一行に加わっている
どうも間が抜けており、20年くらい前テープを探して歩いたことがあった
どこにも置いてなく、どうも間の演目はあったらしいのだが、上演禁止になっておりテープはないということだった
そうなのか、その後すっかり忘れていたのだが、今回の鳳凰座の公演で、森の石松関連をネットでググッていると、なぜ上演禁止になったのかが判明した
なんと、本座村為五郎の親族から裁判に訴えられ、敗訴して上演できなくなったのだそうだ
訴えられたのは、次郎長伝を売り物にしてた講談の神田伯山だが、これのあおりを受けて、浪曲の虎造も上演できなくなったみたい
ちょっと笑ってしまった
敗訴ててw
まあ、次郎長さんも明治26年まで生きたというから、物語の登場人物の親族も生きていたのだろう、なんとも生々しい話だ
約20年振りに疑問が解決できてすっきりした

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浪曲は、今はすたれてしまったが、昔は黄金時代があったそうだ
二代虎造は、最期の第三期黄金時代のスーパースター
浪曲界最期を飾る、大物だったわけだ
どれほど大物だったかというと、こういう話がある
吉本興業の吉本セイから依頼を受けた、山口組二代目組長山口登が、二代広沢虎造の興業権について話をつけるため、下関籠寅一家に乗り込み、腹を刺されその傷が元で亡くなったという
吉本興業も、山口組も、今では全国展開する巨大な組織となっているが、そういうアンダーグランドな歴史にも虎造の名前が出てくる

「為五郎の悪事」については、少し思い出があって、
私は25年くらい前に東京に5年間ほど住んでたことがあり、浪曲を聴きに浅草木馬亭に5、6回行ったことがあった
二代広沢虎造は、私が生まれた時には、すでに物故者でこの世にいなかったから、聴くすべはなかったが、二代の弟子の三代目広沢虎造が主任のおりに聞くことができた、
それが、「為五郎の悪事」なのだが、二代のコピーのような演じ方であった
私が持ってたテープ通り、枕以外は、一言一句ほぼ同じであった
三代目虎造は、あまり評価されてない
芝居とか芸事の世界でよく言う、守破離がうまくいかなかったのだと思う
いつまでたっても師匠二代虎造の芸から抜けだすことができなかったのだろう
でも芸人として、そういう生き方もありだと、私は思う
偉大なる師匠の芸を保存するというか
現に私は、二代虎造は時代が違うから聴くことできなかったけど、お弟子さんの三代目の生の浪曲を聴くことができ、二代虎造を偲ばせ雰囲気だけでも味わえて良かったと思っているから
生の舞台というのは、やはりテープとか、テレビとかでは絶対味わえない臨場感がある
大衆演劇も同じで、もしテレビで大衆演劇の舞台を観ても、劇場で観て感じる臨場感や感動は、どうしても薄れるだろう

25年前に聴いた当時、すでにお爺さんだった三代目広沢虎造もすでに亡くなっており、隆盛を極めた広沢姓を名乗る二代の直系は、もういないらしく寂しい気持ちだ

まただらだらと長くなりましたので、このへんで
お粗末でございました


浪曲 石松の最期のあらすじはこちらをクリック、他の演目も載ってます
   ↓
石松の最期

名調子 二代広沢虎造 石松金毘羅代参
清水次郎長伝の内、森の石松が主人公となる一連の作品の一番最初の演目 次郎長から金毘羅代参の命を受ける
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11月9日ふれあい公演

第三部 特選狂言
外題 森の石松

<あらすじ>
30石船の上、乗客たちが話をしている
上州の大前田英五郎親分はきいたことあるけど、東海道にはいい親分、聞いたことありませんねえ
そこで、江戸っ子(中野だん丸座長二役)が
何を言ってやがんでえ、東海道にはすでにいい親分があるじゃねえか、清水港宇土町に住む山本長五郎、通称、清水次郎長、これが海道一の親分よ
その様子を、片眼光らせて聞いてた石松(中野加津也座長)が、立ち上がり、
江戸っ子だってねえ
神田の生まれよ
酒を飲みねえ、寿司を食いねえ、と江戸っ子に酒と寿司を振る舞う
江戸っ子は、次郎長親分だけが偉いんじゃないよ、子分の中に5、6人次郎長ぐらい強いのがいる
へえ、誰が強いかい?
大政に小政、大瀬半五郎、増川仙右衛門、法印大五郎と名前が出てくるが、自分の名前が出てこない
誰か忘れてやしないかい?あっ客人、一人強いのを忘れていたよと、やっと石松の名前が出たと思ったら、あいつは東海道一の馬鹿だから将来立派な親分にはなれません
石松は、喜んだり、がっかりしたり、最後は切れちゃう

場面変わって、茶屋の個室のようなところ
都鳥吉兵衛(中野だん丸座長)と都鳥常吉(中野貴之介)が、花会があるが130両ないと男になれない、30両はなんとかなったがあとの100両がどうしてもできないと相談している
そこへ都鳥梅吉(中野博太)が入ってきて、100両できた、そこで飲んでる石松が持ってる、それを借りよう
石松を呼んで、上座に座らせ酒を飲ませ、清水次郎長は日本一の親分、森の石松は日本一の子分とおだてあげ、100両貸してくれと言う
これは、見受山から親分へと預かった香典だから貸せないと断る石松に、
都鳥吉兵衛は、もしここに清水次郎長がいれば、きっと貸してくれるはず、2日後に必ず返すから、さあみんな頭をさげろと三人で土下座して石松を丸めこみ、ついに石松は100両を貸してしまった

約束の2日を過ぎても返さないので、石松が都鳥三兄弟に、早く返せどうなんだと言っていると、都鳥吉兵衛が背後からだましうち
3人と切りむすび、隙をみて、小松村に逃げ込んだ石松
小松村七五郎宅で、都鳥にやられたと押し入れに匿われる
石松と七五郎が兄弟分と知ってる都鳥三兄弟が、長脇差を手に七五郎宅へ
石松が来ただろう、石松を出せい
だが、七五郎とお民の度胸で都鳥を追い返す
浜松の医者に行こう、俺がついていってやると、七五郎に言われるが、それを振り払い礼を言って、七五郎宅をあとにする石松
都鳥にだましうちされた傷が痛くって、歩けなくなった石松が、閻魔堂のお堂の中で休んでいると、
都鳥三兄弟が、石松を探しにやってきたのだった・・・・

<感想>
これは、なんとも凄まじい作品であった
1時間20分~30分の芝居だったが、かなりのものが盛り込まれていた
30石船のくだりからなので、途中のエピソードが贅肉をそいだダイジェストっぽくなってたのは否めない
だがその分、閻魔堂での石松の最期が念入りに描かれていた

まず最後の一景である閻魔堂の舞台は、まん中に閻魔堂があり、非常に暗い照明のなか青白いライトが薄く照らされ、普段の絵に描いた背景とか木の他に、笹の木が二本閻魔堂の左右に設えており、
まるで、怪談噺のお岩さんでも出てくるような不気味な舞台演出であった
ああ、こんなところで石松は死んでいくのか、と思うと観てるのが嫌になるくらいの念の入れようだった

都鳥にだましうちにされた傷が痛かったが、次郎長親分の悪口を言う都鳥三兄弟に、どうしても我慢がならなくなった加津也石松は、とうとう閻魔堂の外に飛び出してしまう
三人相手に切りむすぶが、体が悪いので劣勢となりぶっ倒れる
倒れ方も半端なく、ひざから崩れるのでなく、直立した状態から90度、頭から床に倒れこむというような、体に負担がかかる倒れ方
これが、2度3度と繰り返される
倒れた状態で三兄弟になぶられるシーンもあった

元結が切られてるので、落ち武者のように髪の毛がだらりと左右に下がり、口からは血糊をたらし悲壮な表情
だが、石松は倒れても倒れても立ち上がったのであった
私は、これを観てて涙した
加津也座長は、いじめっこじゃあないが、ここまで念入りにやられると、普段泣かない私でも、加津也石松の姿に涙があふれた
ここは、この芝居の最大の見せ場で、長い時間をかけて演出されていた

先日、フィギュアスケートの羽生結弦選手がグランプリシリーズで、直前の練習で中国の選手と激突し流血し負傷したにも関わらず決勝に出場し、4回5回と転倒しながらも滑り切り2位に入り、世間の人に感動を与えたというのがあった
私もテレビで観てて、何度も何度も立ち上がるその姿に、がんばれがんばれと応援した
人間のああいう姿と言うものは、感動を与えるし、美しいと思う
加津也石松が倒れても倒れても立ち上がるので、私も心の中で、がんばれ、がんばれ石松がんばれなぞと思っていると、なんと奇跡が起こった
石松が最後の力を振り絞り、劣勢な状況の中、都鳥の二人の弟を切り倒したのである
最後に残った都鳥吉兵衛には、横一文字に腹を切られ致命傷を負うが、その直後吉兵衛を袈裟がけに切り、合い打ちに持って行った

私は前の記事の通り、芝居の森の石松で、都鳥に石松は殺されるが、第三部のラストショーで石松の仇を次郎長親分が討つのではないだろうかなぞと、予想をしたのだが、
そんな、江戸の敵を長崎で討つというような、まどろっこしいものではなく、芝居の森の石松の中で、石松自身が都鳥を成敗することでちゃんと客はカタルシスを得て、完結する構成となっていた
下手な考え休むに似たり

他日、松山劇場に行ったとき、休憩時間に他の客ががしゃべってるのを聞くとはなしに聞いていると、この日の「森の石松に感動し、涙したよ、加津也座長はちょっと違う」と話してるお客がいて、そうですよねえ、あれは泣きますよと私は心の中でつぶやいたのであった
それにしても、すごい芝居だった、ありがとう加津也座長

それと一つ気づいたことがある
都鳥三兄弟を石松が切るシーンだが、鯉名の銀平の殺陣に似たシーンがあるのを発見した
加津也石松が、刀を直立させ、背後にいる都鳥兄弟を制して見得を切るところと、
加津也石松が、博太梅吉の首に長脇差の刃をあて、博太梅吉が蛇に睨まれた蛙のように、固まったのち首を落とすシーン、
その直後、貴之介常吉が前方宙返りをして仰向けに倒れたところを、長脇差で上から串刺しにするシーン
これは、鯉名の銀平の殺陣の流用というか応用だろうと思う、あるいは逆
私は決して苦情を言うとか、そういうのではない
ラストショー鯉名の銀平をもう一回やりますよ、といえば、是非観に行きたいくらいに素晴らしかったなあと思ってるので

それに、最後までかっこよかった銀平にくらべ、石松には悲壮感が漂い、同じ殺陣としても、全然印象が違う

他劇団で私が今まで観た中では、剣劇になっても、型と言うのだろうか、ひらりひらりと刃さえ交えず、死んじゃうというのがあった
それに比べると、鳳凰座の少なくとも鯉名の銀平の殺陣は、スピードも速く見てて危ないくらい迫力があった
森の石松では、故意なのか事故なのかは分からないが、殺陣のシーンで、舞台に設えてた笹の木の枝に刀の切っ先が当たり、ポキっと折れてしまったのだが、
あれが、間違って役者さんの顔にでも当たったら大変だ
ゆえに、加津也座長とからみの3人は、相当稽古して息を合わせているのだろう
私は、前の記事に書いた通り、鳳凰座のベテラン二人を加えた5~6人くらいで、石松殺しをするのかと予想してたが、
あの殺陣をするには、息があった3人のからみが必要だし、貴之介さんは、前方宙返りをしなければならないので、若い役者じゃなきゃならない
15歳の博太さんを含めてでも、鯉名の銀平のからみの3人を都鳥三兄弟にする必要があったのだろうと推察する
大衆演劇は毎日芝居の外題を変えて演じるのだから、危険な殺陣は息が合ってる役者でするほうがいい

それに、鯉名の殺陣は、ほんの一部であり、森の石松の殺陣は本当に長時間これでもかというくらいに、繰り広げられたからね
舞台に倒れうずくまった加津也石松からは、ワイヤレスマイクを通して、ぜえぜえという吐息が漏れ聞こえてきたほどだ

まあ、ともかく私はこの森の石松に感動し、涙した
古い雑誌の加津也座長の言葉、鳳凰座の売りは昔ながらの芝居です、というのは伊達ではなかった

あと、中野だん丸座長が中野加津也座長の次に、この日は光ってた
前狂言の老後の忠治の一の線の忠治役
切狂言 森の石松の30石船の三の線の江戸っ子役
さらに、悪役の都鳥吉吉兵衛
それぞれ演じ分けていた
江戸っ子では、寿司を食いねえ寿司を、と言われるたんびに、太巻きだとかいなりずしなぞを口いっぱいに頬張ってしゃべるので、客席には笑いが起こっていた
江戸っ子の啖呵も、面白く演じて私は笑えた
30石船での寿司は、大阪押し寿司と決まっているが、この芝居では違っていたが、それは押し寿司が四国なので手に入りにくかったのかもしれないし、あるいは、太巻き、いなりずしの方が大きさが大きいので、ビジュアル的にそっちの方が面白く見えるからあえてそれを選んだのかもしれない

劇団は観客に、来てくれてありがとうと言い
客は、見せてもらってありがとうと応える
このウインウインの関係となった、森の石松は素晴らしい作品でございました

昼の部のみの、ロング公演は予定では、4時間の長丁場だが、今回はさらに4時間20分の大熱演
割引き効かずでやや高い印象の2100円の入場料、しかし私はそれ以上のものを見せてもらい大満足させてもらいました
また行きたい

この日の公演の翌日が、休館日だったが、
休みの少ない大衆演劇の役者さん
座長はじめ、一座のみなさんのリフレッシュになってれば、と願っております

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ありがとうです
11月9日 昼の部のみのロング公演のこの日は100人くらい入ってた
鳳凰座の公演を観るのは、二回目となるが、前回のラストショー鯉名の銀平の中野加津也座長に痺れた私は、ネットとかで座長の情報を探してた
先日、古い雑誌を読む機会があり、鳳凰座の特集記事を読んだ

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中野加津也座長は鳳凰座旗揚げから5年目を迎えて、このような抱負を語っていた
私が読んで目に付いたところを要約すると、以下の通り

劇団の目標は、「品のある劇団」
これまでは、一生懸命やってるところを観て欲しいだったが、
今後は、一生懸命だけでなくステップアップして、鳳凰座にしかできないものを作りたい

劇団にいる中野寿都子は長女
実家に住んでる子供たちは女の子ばかりだが、一番下に男の子がいる
無理にやらせようとは思わないが、できたら息子には役者をやってもらって、この劇団を継いでほしい
そのためには、あと13年座長として頑張ろうと思う

もう一つの目標は、大衆演劇伝統の芝居を次の世代に残していきたい
昔は三枚目など喜劇の芝居もやってたが、今は股旅物や泣ける芝居が多い
鳳凰座の売りは、昔ながらの芝居です

中野加津也座長
父親は大道寺はじめ劇団で役者をしてた、中野ひろし
15歳の時、大導寺劇団で初舞台
半年後、兄の中野弘次郎座長が劇団蝶々を旗揚げし、兄とともに活躍
2009年2月に鳳凰座旗揚げ
身長176センチ
好きな言葉は、ありがとう

うーむ、いいですなああ、昔ながらの芝居が売りとは
前回見た、喜劇調の芝居の二人忠治と、迫真の殺陣を演じたラストショー鯉名の銀平、どっちがほんとの座長なのだろうと思っていたが、
どうやら、後者が本当の姿のようだ、よかったあ
中野加津也座長の股旅物も、是非見てみたいものでござんす

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第二部 グランドショー
以下舞踊の順通り

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花のトップステージを飾ったのは、鳳凰座が誇る若手5人衆
皆、踊りが達者ですな

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中野加津也座長女形 スラリとしてきれいですな

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中野だん丸座長

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中野貴之介

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中野加津也座長 2度目の登場

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藤博太 中野旭 御両人による相舞踊
おそらく鳳凰座でお二人が一番キャリアが短いと思うのだが、お二人とも踊りが達者
旭さんは、動いても止まっても形がいいし、博太さんは、とても15歳と思えないレベル
彼らの先輩たちの舞踊のレベルは、推して知るべしだ

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中野飛鳥 この日の芝居では裏方に徹してたようだ
オシム元監督の至言、水を運ぶ人も必要、を思い出した
鳳凰座は、みんなで力を合わせて、舞台を作っている

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中野寿都子 中野加津也座長の長女

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中野貴之介 舞踊から曲が変わってダンスへ移行

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藤博太 よく見かけるお面をつけたり外したりの舞踊だが、
ひょっとこの踊りは面白い動き、形だったし、最終盤は高速で見事踊り分けてた

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中野雅 立ちの踊りもなかなかのものですなあ

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CIMG7829 - コピー中野加津也座長 3度目の登場

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中野だん丸座長

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中野加津也座長 4度目の登場は歌唱
前回よりこちらの曲の方が断然上手かったです

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友情出演、剣一平はこの踊りだけだったが、存在感を見せた
私は纏いを持った舞踊を初めてみたが、纏いをくるくるくると回す様は、見ごたえがあった
力強い舞踊であった

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中野加津也座長 5度目の登場

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ラス前は、若手女優三人娘の群舞踊
左から、中野雅21歳 中野寿都子18歳 中野旭18歳

特別ラストショー 清水次郎長

鳳凰座では、フィナーレショーと呼んでいる
旅姿三人男の曲に合わせて、一人づつ登場

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魚を売って親孝行 だん丸小政

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槍を取って山本流の遣い手 貴之介大政

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義には強いが情けにゃ弱い ご存じ 博太石松 なんとも可愛らしい石松っつぁんですなあ

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海道一の親分は、清水港の 加津也次郎長 りりしいです

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最後は、若手女優三人娘も加わっての群舞でフィナーレ
よっ決まった!!

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ショーの最期に、加津也座長の口上挨拶
大入りが出ました、ありがとうございます
加津也座長のギャグも冴え、楽しかった

さて、この日の二日後の芝居の日に何を演じるかで、挙手によるアンケート調査があった
座長、「悲しい芝居、股旅物、楽しい芝居のどれがいいですか?」
私は、股旅にしようか悲劇にしようかと熟考したが、悲劇に挙手した
結果は、悲しい芝居10~15くらい、股旅物2~3人くらい、楽しい芝居30~35くらいだったか
うすうす感じてはいたが、やはり喜劇が多いのかあ
しかも、ここまで大差がつくとは、2~3倍も違う
これが現実、松山劇場の世論
11日の芝居の日は、私はどうせ行けないからあまり関係なかったが、月末までの外題決めに、きっと大きな影響を与えるであろう
大衆演劇は、川上主義でなく川下主義、お客が観たいものを演ずるのが基本
座長は、即座に「はい、11日は喜劇をやります」
と決定した
私の主観かもしれないが、座長の言い方に寂しさみたいなものが、感じられた

座長最後の口上、切狂言 森の石松では、血糊をつかいます
みなさまのお見送りに、血糊を取るのに時間がかかり、自分だけ少し遅れてでていきますが、誰もいないと寂しいから、みんな帰らず待っててねー
なぞと、軽く明るく笑って言っておられた・・・・
その芝居が、最後あんな状況になろうとは、夢にも知らぬ私であった

ちょうど時間となりました
つづきは明日、ついに切狂言 森の石松の登場でございます

<追記>
鳳凰座さんは、なんともたくさんの魅力があって、楽しい
そんな中で、一座の役者、中野雅さんのブログを見つけた

私は8月くらいまで遡って読んだのだが、文章にすんごいリズム感があって面白かった
旭さんの寝起きセクシーショットや、貴之介さんの3コマショットには爆笑した
幕の内側の様子、松山劇場の寮はこんな部屋なんだと初めて知った
今回の合同公演を行った、浅井劇団とゲストで座長が行ったり来たりしており、友好関係が垣間見れた
アメブロ、演劇カテゴリーのランクがさほど高くないのは、更新頻度が少ないせいだと思う
弱冠21歳の雅さんが、ショーのオープニングの演出をされることも多いらしく、驚いた
多才な役者さんです

中野雅さんのブログはこちらをクリック
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鳳凰座-中野 雅-


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ありがとうです
第一部 前狂言
外題 老後の忠治

というようなわけで、気を取り直した私は、芝居を観たのであった
だん丸座長が主役の芝居は、初めてだった

<あらすじ>
目明し勘太郎(中野貴之助)の一家に、お役人が訪れる

勘太郎よ、国定忠治がここへくるかもしれぬ
え、忠治は張り付けで処刑されたのでは
いや、実は忠治を語る偽者だった
・・・・・・
勘太郎、拙者が目をかけたことで今があるのを忘れていまいな
へい
なら、拙者を裏切るようなことはするなよ、忠治が現れたら必ず連絡するように
へ・・い

夜になって、勘太郎が奥で休んでいると、トントントンと音がする、玄関に人の気配
勘太郎が戸をあけると、一人の足の悪い老人(中野だん丸座長)が立っている
家の中に招き入れ、老人が所望した水を与えると、勘太郎は、ハッと気づき、
あなたは、国定忠治親分ではありませんか
いや、と一度は否定したものの、話すうちに老人は、俺が忠治である、勘太郎元気だったかと語る
勘太郎は、世話になった恩人の忠治に
親分のおかげで、こうやってまっとうな暮らしができております
その節はありがとうございました

赤ん坊だった勘太郎が立派に成長した姿を見て、忠治は、
昔話を語り始める
国定村の悪代官を切り、米蔵をあけ飢え死に寸前の百姓たちに米を分けあたえたこと、赤城山に立てこもったこと、勘太郎の父親の勘助がいかに立派な目明しだったかということ
一通り語り終えた忠治は、前のめりになった聞いていた勘太郎を前に、意を決して俺に縄を打てという・・・

<感想>
私はこの芝居も初見であった
主役を演じた中野だん丸座長を見なおしていた
というか私は、ほとんどだん丸座長を知らなかった、というのが正しい
4月の真芸座のゲスト出演と、前回11月3日の喜劇調の二人忠治の本物の忠治役
それしか観てなかったので、主役を演じたのを観たのは今回が初めて
結論から言えば、だん丸座長は芝居がうまい
おそらくまだ20代であろうだん丸座長だが、
勘太郎の一家に、訪れた瞬間から、老忠治であった
私には、だん丸座長が老人に見えた
年は若いが、さすが座長と名乗るだけある
この物語の登場人物は、5人
その中の、藤博太、中野雅、中野旭は、芝居の冒頭のみの出演ですぐに舞台を去った
その後は、忠治老の中野だん丸、勘太郎の中野貴之助のみの二人芝居
勘太郎は、主に老忠治の聞き役といった役柄だったので、8割は老忠治のひとり芝居という趣であった

ゆえに、この芝居では、老忠治を演じる役者の技量で良し悪しが決まるだろう
今回の老忠治、中野だん丸座長は、なかなかのものであった
出てきたときから、私には老人に見えたし、多くの独り語りも良かった

独り語りは、難しいと思う
なぜなら、言葉だけで、赤城山のことや、勘太郎をどういう経緯で助けたかを説明せねばならない
どんなに芝居が上手な座長クラスでも、この一人語りが苦手で、この芝居を出せない劇団もあるのではないかと思う

噺のプロ、落語家や講談師、あるいは俳優の故渥美清、あるいはさだまさしのような言葉の力が必要
たとえば、寅さんでおなじみの故渥美清
彼は、男はつらいよの映画の中で、妹のさくらをはじめ、車屋の面々を前にし、一人語り始める

お寺の鐘が、ボー―――ンと鳴る
あたりは暗くなり始めている
夕暮れ時の山村の家々に明かりがともる・・・・

寅さんが、そういう言葉をしゃべっただけで、映画館の観客たちはその情景が画像となって浮かぶ
いわゆる有名な寅のアリアだ
山田洋次監督は、渥美清さんの話術は、しゃべりの専門噺家に匹敵する
そこらの役者ではなりたちません
と、何かの番組で言っていた
つまり代役が効かない役者さんだったとのこと

さて、今回の主役だん丸座長
今まで2回、私はだん丸座長を観たことがあったが、ともに口上挨拶をされてた
とても、口が達者な役者さんだなあという印象を持っていた
だから、今回の忠治役は、口が達者なだん丸座長向きともいえる

一幕一景の芝居だった
私は、そういう舞台、何も変わらず、幕も閉まらない芝居は、あまり好きではないが、だん丸座長の熱演のおかげで、満足したのであった
やはり、座長を名乗る役者さんは、大したものだなあ、と私は感心したのである

<追記>
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劇団は、久しぶりに乗った劇場で、
ただいま帰りました、と挨拶し
劇場の観客は、
お帰りなさいと応えると言う
日本語とは、かくも美しきものなのだ

画像は、松山劇場の最後方の壁に張られていたもの
おそらく、昨年の5月に松山劇用で公演した鳳凰座のファンのどなたかが、張ったものと思われる
アナログちっくな、この文字が
なんとも温かい気持ちにさせてくれる
そんな心持ちになりましたね
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