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元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
芝居後の口上挨拶で、口上代演の中野だん丸座長は、ラストショーは鯉名の銀平、お客さん良かったですねえ、中野加津也座長、かっこいいですよお、と言った

この時点で私は、鯉名の銀平を見たことも聞いたこともなかった
ものを知らないというのは、恐ろしいもので、鯉名を聞き違い、
こいぬの銀平と聞こえた
うーむ、こいぬ、・・・子犬の銀平か?、と思った
よもや、もろ肌脱いだ座長の背中に子犬が描かれているという、奇天烈な喜劇調ラストショーだったらどうしよう
どこがかっこいいんだあ、なぞと思ったものだ
しかしその心配は、全くの杞憂だった
芝居調のラストショーで、私の好み、どストライクであった

ラストショー鯉名の銀平

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剣一平が子分たちに、
「鯉名の銀平が帰ってくる、貸元の仇だ、てめえたち手勢を集めろ」
「へい」

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そこへ、鯉名の銀平(中野加津也座長)が客席後方から登場し、
「何年振りかで戻ってきたが、何の手土産も持ってこなかった。土産代りにおめえたちの首でも、もらっておこうか」

雪が深々と降る中、剣劇となる

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座長は、何度も何度も見得を切り、極めのポーズをとったのであった
敵の子分どもを切り倒し、最後はラスボスの剣一平と一騎打ち

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小屋の付近で切り合うと、小屋の庇がバタンと倒れ、降り積もった雪がどさっと落ちた
そして、剣一平を倒した

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鯉名の銀平は、三度笠を再び手にし、舞台を降り客席後方へと旅立っていき、終演となった

座長ーー、かっけえええええええええ
座長ーー、わっしも切っておくんなせえ、ってな気持ちに私はなったのであった

芝居の二人忠治が、喜劇調の三枚目役だったので、ラストショーでは、思いっきし二枚目の旅がらすで、この日の公演のバランスをとったものと思われる
11月3日の芝居の日、やはり勝負ショーを持ってきてた

ラストショー鯉名の銀平、大満足な作品であった
松山劇場は21時終演予定なのであるが、終わったのは21時25分
鳳凰座、なんと25分オーバーの大熱演であった

私は満足して、帰路へついたのである
嗚呼、またいこう

<追記>
私は巣に帰ってから、ネットで調べてみて、やっと子犬でなく、鯉名の銀平だと知った、雪の渡り鳥

長谷川伸の戯曲で、映画化も何度もされてる
鯉名の銀平を演じた映画俳優は、坂東妻三郎、市川雷蔵、大川橋蔵というそうそうたる映画スター

映画のあらすじは、
鯉名の銀平は、元渡世人だったが、弟分の卯之吉とともにかたぎとなり、船大工として働いていた
銀平も卯之吉も、同時にお市という娘に惚れたが、お市は卯之吉と祝言をあげた
その頃、下田港の縄張りをねらって、帆立一家が襲ってきた
そこへ立ち向かったのが、鯉名の銀平と卯之吉
銀平は、嫉妬心はあったが、命の危うい卯之吉を助けて、草鞋を履いて旅がらすとなり下田を出て行った
4年たち、下田港に戻ってきた銀平は、帆立一家がさらにのさばっており、卯の吉、お市夫婦の店が壊されるのを目撃する
銀平と卯之吉は立ち上がり、帆立一家に切り込みにいく
子分どもを銀平が切り、親分を卯之吉が切り殺し、十手持ちの目明しがやってくると銀平は、卯之吉の分まで罪を引き受け、二人で幸せに暮らしなと言って、お縄を受けた

うーむ、他人のために自己犠牲、私が好きな話だなあ

あと、ネットで調べても鯉名の意味が分からなかったのだが、物語の舞台が下田、つまり静岡県で、静岡県には鯉名川というのがあるらしいので、鯉名は地名じゃないかと思う
清水港の次郎長とか、遠州森町の石松、国定村の忠治、有名な博打うちたちも、地名から二つ名となってるからねえ

それと、雪の渡り鳥という歌が、鯉名の銀平をモチーフにした曲だというのをはじめて知った
♪合羽ぁーからーげーてー 三度ぉ笠ぁー
という奴だ
ものを知らないというのは、恐ろしいものですな

三波春男 雪の渡り鳥(2分間ほどの曲。そのあとの一本刀土俵入りもいいねえ)



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