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元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
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早いもので千秋楽前である
この日は、抽選会があったからなのか、芝居から始まった

上の画像は、観劇前に喰らった松屋の牛飯+生玉子=350円
観劇前は、ファーストフードがええ
早く食べれるし、食べ過ぎると眠くなるけんねえ

第一部 芸題 忠治一人旅

<あらすじ>
悪代官を斬ったことで、役人に追われ赤城山に立て籠った長岡忠治(市川英儒座長)と子分たち
追手の魔の手が迫る中、板割の浅太郎(英風舞)が、忠治の名を語り堅気の人に悪さをしていた男を捕まえてくる
男は、かつて忠治と敵対した島村伊三郎の子分、天神の又八(英虎博)、忠治を恨んでの悪事であった
忠治は寛大な心で、又八を許し縄を解かせ、長脇差を返してやるが、又八は忠治に斬りかかる
降りかかる火の粉は払わねばならぬ、忠治は小松五郎義兼で又八を斬り捨てた
「赤城の山も今宵を限り、生まれ故郷の国定村や、縄張りを捨て、国を捨て、可愛い子分のてめえ達とも 別れ別れになる首途だ。
加賀の国の住人、小松五郎義兼が鍛えた業物、万年溜の雪水に浄めて、俺にゃあ生涯手前という強い味方があったのだ。」
忠治が義兼の刀を子分に差し出すと、子分がその刀を懐の奉書紙で受け止めた
「親分」、「親分」と子分たちが口々に叫ぶ中、忠治は意を決し命をだし、子分たちと散り散りに山を降り逃避行

月日がたち、場面変わって山形屋
山形屋藤蔵(英風舞)が女房(市川侃汐朗)と話をしてる
百姓女(英さゆり)から50両で買い取った娘(市川静乃)のことで、女房は
50両も払うことなかったのではないか、と不満を口にする
山形屋は、そこは抜かりねえ、樊噌の伝吉(英虎博)に百姓女を追わせてる、俺は50両を取り返す算段だぞ
そこへ樊噌の伝吉が50両を懐に帰ってきたので、喜ぶ女房
山形屋は伝吉に、今日はもう上がっていいから奥に入って酒を飲み女も抱け、と慰労した
しばらくすると、表の玄関から頬かむりした男(市川英儒座長)が訪ねてくる、しかも傍らにはあの百姓女がいた
慌てる山形屋に対し、頬かむりした男は権助言葉で50両返してくだせえまし、と言う
山形屋は、おいおい、この店の中ならまだしも、店の外で盗られた50両を返すことはできねえなあ
どうしても返してくだせえませんか
ああ、返せねえな
そうか、やい山形屋
と男は、声色が変わり頬かむりを取る
山形屋が男の顔をよーく見ると、あの国定忠治であった・・・

<感想>
一幕三場、約40分の狂言
うーむ、なんとも短い芝居だったが、なかなかかっこ良かったなあ
基本は「忠治と山形屋」の芝居
冒頭にあの有名な赤城山の場面を付けたし、その替わりに「忠治と山形屋」の最初の場、忠治が首をくくろうとする百姓女を助ける場面を端折っている
そこについては、山形屋と女房との会話で説明するという趣向だった
私は観たことないが、新国劇の国定忠治が赤城山から山形屋までを描いてるらしいので、本来の流れなのかもしれない
また、この日私は優伎座の忠治一人旅をネットで下調べしており、そのブログ記事では、場面場面で忠治を演じる役者が変わる芝居だった
てっきり以前、劇団武るのミニ座長大会で観た、チェンジザ忠治、のような作品なのだろう、と思っていたが、それとも違ってた
まあそれはともかくとして、短いのでダイジェストっぽくなった作品だが、なかなかかっこ良かったなあ
市川英儒座長は、破れつばさの老渡世人では、台詞も老人で立ち回りも足元が覚束ないひょこひょこした風情を演じ、
忠治一人旅では、かっこ良く、女形舞踊では美しく、といった具合に幅広い魅力がありますなあ
くどいのだが40分ほどの短い作品でなく、松劇ふれあい公演で見せたような、1時間20分くらいの、長編でじっくり見たい作品である
まあ、私が大衆演劇を見続ける限り、いつか優伎座の忠治一人旅の完全版を、観ることもあるだろう
不満も記したが、S級はいける、かっこ良かったしねえ
なかなか良い芝居でしたね S3


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芝居終演後の口上挨拶 市川英儒座長
一ヶ月公演のお礼、劇団グッズ紹介、前売り券販売など
来月公演の浪花劇団の紹介

つきあいが少ないのか、市川英儒座長は、浪花劇団を近江劇団と紹介してた
浪花新之助座長と一番関係の深い近江飛龍座長が頭にあっての、言い間違いだったのかもしれない


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口上に引き続き、松劇抽選会
私は当たらなかった
一番狙ってた招待券が一番違いで掠ったのが、残念
もう少し早く入場してれば、ゲットできたかもしれませんなあ
私の前の席の美女軍団は、招待券やドリップ式のコーヒーが当たってたので、羨ましいねええw


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この日の客席は60人くらいやったかなあ、大入りが出た
2月25日の時点で、大入り累計は、49枚
この日は夜の部があるし、千秋楽公演も残しているので、残り3日間で伸びるだろう
とはいえ、最終予想した60枚は、きついかもしれんな

第二部 舞踊歌謡ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージから岬寛太座長登場
忠治とアナウンスされてたな
名月赤城山の楽曲ではなく、瞼の母ともだぶるような歌詞も入ってた気がする
立ち回りもある凝った演目で、こういうのをラストショウにすれば良いのになあ、と思ったほどだ
なかなか良かった

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松木美和
芝居では、いつも重要な役を担っていた

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岬寛太座長歌唱 酒と涙と男と女
トークもおもろかった
来月公演の劇団輝きも岬一家と変わらぬようご贔屓お願いします、という口上があった
他劇団でも、千秋楽近くになると聴くフレーズだが、この口上が私は好きだ
多分、演友会の劇団輝きとはつきあいとかないと思うのだけど、いい言葉だねえ
日本語の美しさなのである

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岬寛太座長と飛雄馬花形の相舞踊
ゴールデンコンビですなあ
座長の背丈をモチーフにしてて、笑える舞踊だったね

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山脇広大
座長曰く、残念なイケメン、と東北で言われてるそうだ、が真偽のほどは不明w
早稲田大学出身の男前だから、いわば才色兼備ですな
芝居では悪役からコメディーリリーフまで、器用にこなしている
おそらく岬寛太座長の信頼も厚いのだろう

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御存じ、飛雄馬花形
立ち舞踊では男前やし、女形では美しい

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木戸口ひかると松木美和の相舞踊
松木美和は、女優のトップなのでいつも重要な役廻りだった
木戸口ひかるは、ブログでフレッシュな記事を書いている

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竹内春樹
ありがとう、が印象に残るベテランだが、けっこう男前なんよねえ
とはいえ、HPではスキンヘッドで吃驚w
今回の公演で、やや残念な印象だったのが、竹内春樹さんやねえ
コメディーリリーフとか、が多かった印象なのよね
昨年5月の劇団悠の公演での、例えば遊侠三代の人斬り仁平とかの、重たい役の方が、竹内春樹さんが真価を発揮すると、私は思う
まあ、27日間あった公演うち、私は4日間しか拝見してないから、偏見かもしれないけれどね

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岬寛太座長
矢印をつけた指に注目して欲しい
なんか、指に力強さがあるんよねえ
私は日本舞踊のことなぞ、分からないが、
岬寛太座長は、重たい舞踊も軽快な舞踊もダンスも踊り分けて、とても上手で、指先の形でさえ、印象に残った

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山脇広大、千葉優太、相舞踊
相舞踊、群舞踊では、個人の能力が試される
やはり、現時点では山脇広大の方が芸が上ですな

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飛雄馬花形
二曲に渡った個人舞踊
1曲目がJポップ~2曲目無条件
盛り上がりましたなあ
観客のリクエストに答えた舞踊だった、のかもしれない
飛雄馬花形が高い身体能力を駆使した無条件でした
飛雄馬花形は、いずれ座長として飛雄馬劇団で凱旋して欲しいね

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岬寛太座長

ラストショウ 捨てちゃ駄目だよ人生は
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一人づつ登場し、それぞれが個人舞踊を披露する
それを続けて最期座長が登場する、という趣向でした
小林劇団の、小林真佐美、直行副座長、小林真座長、とワンコーラスごとに登場するのを、さらに徹底させたが如き総踊りであった
なかなかのラストショウ

この日が私にとっての千秋楽となった
いい芝居といい舞踊、ありがとうございました
また帰って来て欲しい

次月は兵庫県明石で公演する下町かぶき組岬一家
あれだけのサービス精神と芝居があれば、兵庫県でも受け入れられるでしょう
山口組VS神戸山口組との抗争には、気をつけていただいきたい

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早いもので、今月の公演も最終盤となった
下町かぶき組岬一家は、4回目の観劇となる
岬寛太座長のブログの古い記事に、祭りの一夜は悲しい芝居です、と書かれてあったので、この日私は狙って行った
さて、どんな芝居だったのだろう

第一部 外題 祭りの一夜

<あらすじ>
一力茶屋の女将おこいの娘のお千代(木戸口ひかる)は、庄屋の若旦那(飛雄馬花形)と恋仲となり将来を誓い合っていた
ある日、通りを2人で歩いていると、1人の中年の女(松木美和)と出会う
中年女は行き倒れ寸前、優しいお千代は中年女のために水を探しに、若旦那は食べ物を探しに行く
中年女がうずくまり待っていると、そこへお千代の母のおこい(岬寛太座長女形)が通りかかり声を掛けた
もしかして、お定さんじゃないかい?島から戻ったのかい?
二人は幼馴染であった
お定は、ろくに働きもせず暴力を奮う亭主を出刃包丁で刺し、島流しにあっていたのだった
そして十数年に渡るお勤めをようやく果たし、この町に帰ってきたのであった
島流しになる直前、お定は生まれたばかりの赤子を、おこいに託していた
おこいはその赤子を自分の子として育て上げ、立派に成長したのがお千代だった
亭主殺しの娘となると、若旦那との縁談も破談となるやもしれぬ
お定がお千代の生みの親ということは、これからも秘密にしようと二人は誓い合う
やがてお千代が水を持って戻ってくる
お定に水を飲ませる優しいお千代
おこいは、お千代にお定の杖を引かせた
お定は、そんなおこいの気遣いと、親子名乗りはできないが娘お千代の優しさが嬉しかった
その様子を人相の悪い1人の男が、陰で一部始終を盗み見て、にやりと笑う
月日がたち、お千代と若旦那の仮祝言が行われた
両家ともに幸せな日、お定も蔭でお千代を祝福していた
仮祝言が終わり、若旦那の父である庄屋が屋敷に帰ろうと表に出ると、人相の悪い男(山脇広大)が呼びとめる
おこいに肉体関係を迫るが袖にされ、逆恨みしている銀二であった
銀二は庄屋に、
ねえ旦那、お千代は実はおこいの娘じゃなく亭主殺しの罪人の娘ですぜ、そんな娘を嫁にもらっていいんですかい
とささやく
寝耳に水の庄屋は、顔色が変わった・・・

<感想>
一幕二景、約50分の芝居
実に悲しい芝居で、良かったですなあ
若葉しげる的な世話物だけど、悲劇色が強い
どんなにいがみあおうが憎しみ合おうが、最後は分かりあえてハッピーエンド的な若葉しげるの世界観ではなく、
分かりあうんだけど、おこいが皆の不幸を背負いエンドするのが、私好みですなあ
自分の利益よりも、他人の利益のために
大衆演劇らしい命題にも則っている
見せ場は、やはり座長扮するおこいの不幸
おこいが狂気めくところに迫力があったね
これで三回連続で、岬寛太座長女形狂言
得意としてるのだろうね
S級やねえ、なかなか良い芝居だった S級3


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芝居終演後の口上挨拶 岬寛太座長とみんな
今後の芝居の紹介、前売り券、グッズ紹介など

私は2月3日の時雨の半次郎で、主役の元渡世人を演じた岬寛太座長の芝居に凄味を感じ、痺れた
その後、うまくタイミングが合わず、座長の男形芝居、渡世人の芝居が観れてない
それが残念だったが、まあ次回の楽しみにとっておこう

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この日の客席は70人くらいやったかなあ、平日にも関わらずまあまあ入ってて、大入りが出た
2月21日の時点で、大入り累計は、44枚
この一週間で20枚以上増えてたのは立派だ
残り一週間、千秋楽はあるが夜の部が1日しか残ってないので、10~15枚出るとして、55~60枚か
最終予想は60枚
月初の予想は70枚だったが、今月は公演日数や夜の部が通常より少なかったし、団体客も少なかった印象だ
昨年2月公演の劇団輝きが55枚だったことから考えても、岬一家は十分健闘したといえるだろう

第二部 舞踊歌謡ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージから岬寛太座長登場
下町かぶき組のHPによれば、岬寛太座長は、日本舞踊家元の次男として生まれたそうだ
どうりで舞踊が達者なわけですなあ
形がいいんだよね

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飛雄馬花形中心に群舞

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岬寛太座長、飛雄馬花形による相舞踊
曲は2種類の雨の慕情

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岬寛太座長歌唱 上を向いて歩こう
トークもおもろかった

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ラストショウ 無責任ヒーロー
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この日は珍しく洋装の総踊り、いや総ダンスですな
楽しさに比重をおいてましたな
まずまずのラストショウ


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下町かぶき組岬一家は、今月3回目の観劇となった

第一部 外題 雪の夜物語

<あらすじ>
お熊婆さん(岬寛太座長)は、目明しをしてる倅の新吉(飛雄馬花形)と二人暮らし
今日は近所の娘らが、祭りの踊りの稽古に来て賑やかだった
娘らが帰ると、入れ替わるように新吉が帰宅するが、事件で呼びだされて再び出掛けて行った
お熊が一人家にいると、招かれざる客が訪ねてくる
新吉の実の父親、行方しれずとなってた善平(竹内春樹)で、一目新吉に会わせて欲しいという
実は新吉は、善平からあずかってた子供で、お熊が20年かけて育てたのだった
お熊は、実の父親の存在を新吉には秘密にしており、困ってしまう
さらには、お熊が勘当した娘おその(松木美和)が乳飲み子をかかえ帰ってくるが・・・
そんな一夜の物語

<感想>
一幕一景、約50分の芝居
以前、劇団夢の旅で拝見したことのある人情喜劇
劇団夢の旅では、お熊婆さんを演じた座長と善平爺さんを演じた高橋茂紀が大げさな化粧で、マンガ的な笑わせ方だった印象がある
一方の岬一家では、笑わせ方が演劇らしい笑わせ方だったので、私の好み
また、前回岬一家で拝見した魚屋金太より、人情芝居の割合が強いので、こちらも私の好みだった
役者同士の息も、よく合ってたなあ、今回の方が上や
魚屋金太に続き、今回も岬寛太座長は婆さん役だったが、まさにはまり役ですなあ
婆さん姿が、実に良く似合う
なかなかの芝居 A級1


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芝居終演後の口上挨拶 岬寛太座長
今後の芝居の紹介、前売り券、グッズ紹介など

なかなかタイミングが合わず、岬一家の悲しい芝居を2月3日の時雨の半次郎以来観れてない
次回こそは、好きな悲劇が観たいね

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この日の客席は、20~30人ほどだったかなあ
まずまずといったところであろう

第三部 舞踊ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージは、群舞踊

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この日の個人舞踊のナンバーワン
3曲ほどに渡ってたが、私の好きな美空ひばり版の一人旅リンゴ追分入り、が良かったねえ
英虎博の誕生公演に向けての布石なのかもしれない

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ラストショウ 日本橋から
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女形の座長を中心にした総踊り
一曲の総踊りだったが、傘、刀、女形と演出が派手だった
なかなかのラストショウ


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さて、九州福岡出身の市川英儒座長率いる三つの魂は、どんな芝居だったのか

第二部 芸題 三つの魂 バテレン鬼十郎

<あらすじ>
元盗賊だった卯之吉(英昇龍)は、今は堅気となり髪結いをして女房、子供を養っている
そこへ、盗賊バテレン組の首領、鬼十郎(英風舞)がやってくる
卯之吉、堅気になりてえなら、50両もってこい、さもなければ錠前破りをもう一度するんだ
嫌と言うなら、おめえの女房子供がどうなってもいいんだな
首領鬼十郎の冷たい言葉に、心ならずも卯之吉は、これで最後と大店の錠前破りをする
千両箱を運び出す段になり、役人に囲まれる
卯之吉は捕まりかけるが、鬼十郎が体を張って卯之吉を逃がした
卯之吉が家に逃げ帰り事情を説明し、女房お菊(英さゆり)と共にすぐに逃げようということとなるが、目明し(英虎博)が現れ御用となった
卯之吉は潔く捕縛を受けるが、ふとしたきっかけで、目明しと女房お菊が兄妹だということが分かる
島原でバテレン狩りにあい、両親は子供だけでも助かってほしいと、二人に長兄を加えた三人を逃がしたのだったが、逃避行のすえに三人はバラバラとなったのであった
目明しは、妹の夫の卯之吉に情をかけ捕縛を解き逃がそうとするが、上役の同心(市川英儒座長)がやってきて見つかってしまう
その時、奥の間に潜んで様子を窺っていた鬼十郎が現れ、
お役人、バテレン組にいた錠前破りの卯之吉はこいつじゃありません、と庇う・・・

下っ引き 三(市川侃汐朗)

<感想>
一幕三場、約1時間の狂言
今回も、いい芝居だった
バテレン鬼十郎を座長が演じなかったのは意外だったが、役者それぞれがそれぞれの役割を堅実に果たしていた
この芝居は、けっこう役者の人数が必要だ
3兄妹に、卯之吉、同心、コメディーリリーフの三
少なくとも、この6人の役を演じるのには、一定の水準を超えた役者6人が必要
なぜなら、6人が主役をリレーする芝居だから
芝居の前半は、卯之吉が主人公
鬼十郎に脅され苦悩する卯之吉を昇龍が好演した
今まで3回、優伎座の公演を観たけれど、こういった重要な役を演ずる昇龍は初めてだったが、なかなか良かった
役者として成熟してるねえ
この日、コメディーリリーフを演じ笑いを一手に引き受けた市川侃汐朗も、客席を笑わせ、人情劇の緊張緩和になっていた
他の4人も一定の基準を超えていた、と私は思う
優伎座は、役者の粒が揃っていると思う
キャーキャー言われるアイドル性は無いかもしれないが、ちゃんと良質な芝居を見せてくれる実力がある
2月3日に拝見した芝居は、おふざけが過ぎてたが、優伎座の本質は人情劇にあると思う
観友さんから、優伎座の芝居がふざけ過ぎで観に行くのをやめた、というのを聞いたが、
きちんとした芝居を演じれば、きちんと泣ける、それが優伎座なのである
なかなか良い芝居だった S級3


芝居終演後の口上挨拶 市川英儒座長と英風舞
今後の芝居の紹介、劇団グッズ紹介、前売り券販売など

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いよいよ、外題が出揃った


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2月18日、休みだった私は優伎座を観に行った
この日、下町かぶき組岬一家の芝居は文七元結で、落語では人情噺で私の好きな噺なのだが、大衆演劇では笑いの要素が強くコメディーっぽいので、あまり好きでない
同じ下町かぶき組の劇団夢の旅で観た芝居なので、おそらく笑いを前面に押し出していると推測し、パス
一方優伎座の芝居三つの魂は人情劇なので、悲劇派の私としては選ぶのにあまり迷わなかったのである


第一部 顔見世ミニショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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オープニングは、群舞踊

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顔見世ラスト
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6本25分ほどの顔見世ミニショウ


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観劇前に喰らった天丼弁当
松山劇場、向かって左手すぐに惣菜を売ってる店があるのだが、毎週木曜は屋台が出て天ぷらを揚げている
揚げたてなので、いつか喰らってやろうと狙っていた
画像がその天丼弁当
280円と安いのはありがたいのだけど、揚げたてではなく、天ぷらもご飯もすっかり冷えてて、さほどでもない味だった
まあ、寒い日だったし
屋台なのでオーダーメイドという訳にもいかず、作り置きせざるを得ないのは理解できる
とはいえ、もう二度と冷たい天丼弁当は買わないだろうと思う


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2月15日奥道後劇場に観劇行く前に、たも屋の冷かけうどん大を喰らった
大で330円くらいだったと思う
ここのうどんの、強い腰が好きなので、私は冬でも冷かけうどんか冷ぶっかけ、を頼むことが多い
あいも変わらず腰が強く、うまかった
この日、初めて見たのが、こちらの画像

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天ぷらの盛り合わせ、なのだそうだ
見た目は悪いが、小さな天ぷらがたくさん入っている

想像するに、例えばさつまいもの天ぷらは、100円で売っているが、ある程度の大きさがないと100円で出せない
一本のさつまいもをスライスしていくと、どうしても100円で出せない端切れみたいなのが残る
それを、捨てたり、まかない飯にしたりしてたのを、盛り合わせて店頭販売したのだろうと思われる
値段も他の天ぷらと同じ100円で、さつまいも、竹輪、鶏肉などが入っている
同じ100円で少量ずついろいろな味が楽しめるので、これはええねえ気にいった
今度行く時があったら、また頼んでみたい
エコロジーの点でも、100円で細切れ天ぷらを盛り合わせを食べるというのは、ええことやで

一説によると、日本という国は食材の4割を捨ててる国家なのだそうだ
結婚披露宴、ホテルでの忘年会などでは、絶対に完食できないほどの料理が出る
コンビニの弁当は消費期限が過ぎると、鍵の付いたゴミ捨て場に捨てられるし、料理屋でもメニューにある料理を
売り切れなのでありません、というわけにもいかず、一定量以上は食材を確保してるはずで、古くなれば食中毒が心配で捨てるのは必至
スーパーでは期限切れ寸前に半額札をつけて販売してるが、生鮮食料にしてもやはり捨てる量は多いだろう
アメリカでは、スーパーの売れ残りを所得の低い人に配るシステムがあるそうだ
毎日なのか毎週なのか、とにかく日時を決めてトラックで運んでいくと、貧乏人が集まってて欲しいものをもらって帰る
多分政府なりがスーパーに対して補助金のような形で、期限切れ食品を安く税金で買い取ってるのだろう
日本にも生活保護を受けてる人がいるので、国民の税金から現金を渡してパチンコとかに使われるよりも、
期限切れ食品を現物給付として渡し、必要最低限の生活を保障するというのも一つの方法だと思う
エコロジーという点でも無駄が少なくなりええで
世界には餓死者が一杯おるそうやからねえ
日本からの食糧輸入が減れば、助かる人もおるかもしれん

話が脱線してきたが、たも屋の松山店は、松山市の東の方、東温市との境に位置する
たも屋は、高松に本店がある小チェーンだ
今から10年かそれ以上前に、高松に行ってた私がたまたま入った店がたも屋の本店だった
まだ改装する前の小汚い店内だったころだ、店もここだけか、せいぜいもう一店舗あったくらいの頃や
宮脇書店の本店になるのかな、とにかく超巨大な宮脇書店の近くにある
海のそばの半島みたいなところなので、車の通りが少なく、道路脇に無茶苦茶路上駐車してたが、さほど邪魔にはならない
あの時は、冷ぶっかけを食べたんだと思うが、腰の強さに驚いた
壁には、テレビチャンピオンだったかな、とにかくテレビの番組で一位になった記事が貼ってて、
多店舗展開したい、といった新聞か雑誌の、社長のインタビュー記事も貼られていた
あれから幾年月、今や四国四県、東京にも進出してるらしい
大手うどんチェーンと比べると、規模は微々たるものだが、うどんの味は、私の口に一番合う
うどん職人が作ったうどんチェーンは、一味違うのだ
腰の強いうどんが食べたい人は、一度行ってみてください

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全部で530円くらいだった


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この日の客席は、団体客もきて100人くらいとたくさん入っていた
2月14日の時点で、大入り累計は、22枚
この日は、ダブルの大入りだったが、思ったより伸びてない感じだ
やはり、1月、2月は団体が少ないのだろう
いつも見かける座付客がごっそりいなかったのも、不思議な現象である
舞踊ショウにおける岬寛太座長は、今回も凄かった
硬軟の踊り分け、女形踊り、洋装でのユーモラスな動きのダンス
まさに変幻自在、私は唸るばかりだった
お面踊りなんかさせると、凄いだろうねえ、まあ座長だから面踊りはしないだろうけど
岬寛太座長は芝居も上手いし、相当な芸達者だ

第二部 舞踊歌謡ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージは、飛雄馬花形中心に群舞踊 夜桜挽歌
飛雄馬花形の身体能力を生かした、躍動感あふれる舞踊でした

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岬寛太座長 望郷じょんがら

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岬寛太座長歌唱 飾りじゃないのよ涙は

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ラストショウ おんな虹色花吹雪
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いわゆる一曲の総踊り
振り付けが良く合ってましたな
まずまずのラストショウ

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大入りで拾えた、ティッシュ
ありがとうござんす


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松劇ふれあい公演に行った翌日も休みだったので、奥道後劇場岬一家へ
この日の芝居は、私の苦手な喜劇らしい、というのは分かっていたけど行ったのは、残りの日数から考えると、
芝居を選んで見るほど余裕がなくなってきたのと、岬一家、ことに岬寛太座長がどんな喜劇を演ずるかを、確認しておきたかったのである

第一部 外題 魚屋金太

<あらすじ>
大店である上総屋の若旦那(飛雄馬花形)が、好きな女ができたので夫婦になりたい、と母親のおりく(岬寛太座長)に言う
喜ぶおりくだったが、倅が好きな女というのが芸者の蔦奴(松木美和)、だというのを聞き激怒
お前は上総屋の跡取り、芸者風情を嫁にもらう訳にはいかないだろう、許しません
と、おりくがきつく言うと、意気消沈の若旦那は、
一緒になれないなら私は死にます、と本気で自殺しようとする
死なれては困るので、いいよ夫婦になってもいい、とおりくは方便
喜ぶ若旦那は、安心して店の中に引っ込む
とはいえ、芸者を嫁にするなど許せない、なんとか破談にしたい、と願うおりく
そこへ昔上総屋で奉公していた、魚屋の金太(山脇広大)が通りかかる
おりくは一計を案じ、金太に、一両やるから蔦奴の間夫を演じろ、と依頼する・・・

くらげ一家親分(竹内春樹)
くらげ一家子分(千葉優太)
くらげ一家子分(小松寛武)
上総屋女中おかる(木戸口ひかる)

<感想>
一幕一景、約45~50分の芝居
若旦那が芸者と一緒になりたいという話を、軽快な喜劇で演出するのがこの芝居の売りのようだ
笑いのメインは、意地悪婆さん的な座長演ずる母親おりくと、山脇広大演ずる魚屋金太
おりくが、魚屋金太に、これこれこう啖呵を切れ、と教える
ところが金太は、いちいち言葉を勘違いし、魚の名前を言ったりして、笑いをとるつくりとなっている
やいお蔦、久しぶりだなあー・・・に始まる啖呵は、なんとなく切られ与三郎の台詞を連想させるし、
教えられた啖呵を間違えて言ってしまうというのは、落語によくあるくすぐり、例えば、鮑のし、とか松竹梅とか
初めて拝見した芝居だが、他の古典芸能の文法を取り入れ大衆演劇に合うようアレンジした芝居だと思われる
岬一家の、おふざけ芝居じゃなく、きちんと芝居の台詞の中で笑わせようとする演出には、好感が持てる
とはいえ、私自身が喜劇が苦手なのでそれほど面白く感じることができず、また2月3日に見た人情芝居ほど、
岬寛太座長の凄味が感じれなかったし息も合っていなかったように思えた、ゆえにS級には届かない
岬寛太座長は、喜劇も上手だというのは確認できたが、やはり人情芝居の方が役者としての凄味を感じますなあ
今回はまずまずの芝居、A級2


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芝居終演後の口上挨拶 岬寛太座長
今後の芝居の紹介、前売り券、グッズ紹介など

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19日、20日あたりが、どうやら岬一家の勝負芝居のようで、私は両日ともに観に行けないのがとても残念だなあ


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松劇ふれあい公演観劇後に喰らった、久留米ラーメン松山分校のラーメン バリカタ
うまかー!
豚骨ラーメン最高!!
今年になって初やった!!!

やっぱ博多ラーメン系がわっしの口に合う
長浜ラーメンも好きやし筑豊ラーメンも
昔、わっしが松山で一番美味いと思っとる、この久留米ラーメン松山分校のラーメンが臭くて食えないという人がおったな
まあ、人それぞれの好みやから、そういう人もおるやろう
東京の醤油ラーメンが一番おいしい、という人もおってええ、大きくいえば言論の自由や

大衆演劇も好みが大きくものを言いますな
楽しい芝居が好きという人の中には、どんなに素晴らしい悲劇でも、つまらなかったという人もおるやろし
わっしは断然悲劇派やけどな
ということで、この日は芝居もラストショウもラーメンにも満足して、家路についたのでござんした
いい一日だったね


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この日は、友好ブログの方が観劇にきてたので、休憩時間にいろいろ話をすることができた
2カ月に1回くらいしか遭遇することがないので、とても貴重で嬉しい出来事でしたな

第三部 舞踊ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージは、相舞踊

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英虎博の歌声で2人が舞った
なかなか良い歌声で、中の中
優伎座で歌を聴くのは初めてだと思うが、歌はショウのアクセントになるので大歓迎、毎回歌って欲しいな
英虎博は、ずんぐりしててプロレスラーに例えると、パワーファイタータイプ
先月は、藤虎太郎、黒潮音之とパワーファイタータイプの2人が活躍したが、今月も英虎博がいるのでええねえ
やくざものの芝居では、スラリとした役者より、ずんぐりした役者が啖呵切るの方が、迫力あってええんよ
英虎博は、桐生座恋川の2代目恋川純座長に雰囲気が似てる気がする
恋川純を少し大きくしたような感じというか
そういえば、恋川純弥が劇団を立ち上げる、みたいなことを聞いたがどうなったんだろう
10トントラック1台半はある道具や着物、まして肝心の役者をどうやって集めるのか、5人くらいは最低必要やで
ま、私が心配することでもないので、うまくいくことを祈願します
脱線してきたのでこの辺で

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電飾の2人
電飾や剣舞や面踊りも、ショウのアクセントになるので、わっしは好きなのでござんす

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特別ラストショウ 夜叉ケ池

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うーむ、今回も凝ったラストショウやったねえ
世を儚み自害し果てた美しい女が、魔界転生し魔界の者と共に村を騒然とさせるのを、1人の僧が行力で封じ込めるまでを描いてるように私には思えた
幻想的であり、派手な立ち回りありで、素晴らしかったねえ

実は今まで聞いたことのない演目だったので、事前に私は下調べをしていってた
泉鏡花が龍神伝説を題材として、大正時代に発表した戯曲夜叉ヶ池
昔、よく暴れ回り大水を起こしていた龍神を行力で封じ込めていたが、その封印が解け龍神が天翔けていき、
村は大洪水で流されてしまった、といったストーリーだそうで、芝居や映画にもなってるそうだ
この戯曲を大衆演劇のラストショウに合うよう、大胆にアレンジしたのかもしれない
まあ私は、泉鏡花の夜叉ヶ池を読んだことも見たこともないし、全然違ってるかもしれませんが

芝居が動きの少ない人情劇だったので、ラストショウに激しい立ち回りのあるショウを持ってきたのかもしれませんな
いずれにせよ、特別ショウ夜叉ケ池、実に素晴らしいラストショウでした
優伎座さん、ありがとうございます


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第二部 特選狂言 廻る人生

<あらすじ>
ここは摂津の国、明石港の船着き場
その傍らに、老店主(市川英儒座長)が営む小さなうどん屋があった
この老店主、知り合いの娘(英さゆりがくると、病の親父さんに喰わせなと、ただでうどんを振る舞うような心優しい人物だった
そして寄せ場破りの探索途中に、顔なじみの目明しの親方(英虎博)が、うどん屋を訪れる
老店主に、以前から気になっていたが、なぜそんな年になってまで、うどん屋を続けているのか、と問うた
老店主は、己の人生を語り始める
こう見えて、元は江戸の太物問屋の大店の跡取り息子だったが、女中のおとよと惚れあって、一緒になりたいと親に言うも、
お前は若旦那でおとよは女中、身分が違う、と一蹴され、おとよと共に駆け落ちし長屋住まいをした
やがて子供も生まれ、貧乏ながらも、3人で幸せに暮らしていた
ある日、長屋を突きとめた番頭がやってきて、旦那様が病に倒れ若旦那に会いたいと虫の息でございます
と、いうので一旦店に戻った
ところがこれは、自分を家に連れ戻すための嘘だった
店に閉じ込められたが隙をみて逃げ出し、おとよの待つ長屋に帰るも、父親の差し金で長屋を引き払っていた
おとよの故郷の淡路島に探しに行くも、住人はおとよを捨てた男だ、と毛嫌いしてひとことも口を聞いてくれない
絶望の中、船に乗り明石に辿り着き、そうだ淡路島から船は一本しか出ていない
必ずこの船着き場に着くのだから、ここにいればいつの日か、おとよと子供に会えるかもしれない
そう思いうどん屋を始め今に至ります、二人に会うまでは店を畳めないのです、と語った
へええ、そんなことがあったのかい、俺たち目明し仲間でも探してやるよ、と親方は寄せ場破りの探索に戻った
入れ替わるように、寄せ場破りをした男(英風舞)がうどん屋を訪れる・・・


<感想>
一幕一場、約1時間15分の特選狂言
うーむ、これも良かったねえ
場面転換がないので、台詞の量は膨大だ
この芝居の見せ場は、1人語り
1人語りの中で、外題の意味が分かる仕組みになっている
序盤に市川英儒座長が20分くらい、終盤に英風舞が10分くらいの1人語りをみせた
特に英風舞の1人語りは、愁嘆場なので、客席からは鼻をすする音が聞こえた
私もじわじわと涙がこぼれた
別れた親子の情を描いた芝居は多い、木鼠吉五郎や戻り橋など
本作は、戻り橋の芝居で親側にスポットライトを当てたような作品と考えるといいだろう
太物問屋という言葉が分からなかったのでネットで検索してみると、
絹織物を扱ったのが呉服問屋、綿織物を扱ったのが太物問屋なのだそうだ
より庶民的で、普段着などを扱った店ということなのだろう
百貨店に対するスーパーのような関係だったのかもしれない、三越に対するジャスコみたいな
ついでに寄せ場とは、比較的軽い罪を犯した犯罪者に強制労働させる場所だが、社会復帰を見据えた教育的な意味あいもあったそうだ
現代社会でいえば、刑務所の中で懲役囚に、木工製品作りなどの強制労働をさせるようなものだったのだろう
それはさておき、昼一ロング公演は、当然その劇団にとっての勝負狂言を持ってくる場合が多い
前回のロング公演に続いて、今回のロング公演も親子の情を扱った芝居なので、優伎座は親子の情の芝居がキラーコンテンツなのかもしれない
次回のロング公演は、喜太郎時雨となってるが、外題から想像するに浅間の喜太郎じゃないかと思われる
浅間の喜太郎だと仮定すれば、これも親子の情愛を扱った人情喜劇風の芝居だ
ま、21日は、どうあがいても私は観ることができないけれど
廻る人生、なかなか良い芝居だった S級3

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芝居終演後の口上挨拶 市川英儒座長から英風舞へリレー
今後の芝居の紹介、劇団グッズ紹介、前売り券販売など

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一週間振りの観劇
この日は、今月2回目の昼一ロングの松劇ふれあい公演
奥道後劇場が、特選狂言赤尾の林蔵だったので少し迷ったが、昼一ロング公演と長い長い1人語りの悲しい芝居というのが決め手となった
観客は60人くらいだったのではなかろうか


第一部 ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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オープニングは、群舞踊

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ラストショウ ~大利根無情 平手造酒
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曲は箱根八里の半次郎から始まり、4曲くらいあったんじゃなかろうか
最期は、島津亜矢版の大利根無情の曲で、座長演ずる平手造酒が登場
飯岡助五郎の子分や助っ人たちと、平手造酒が刃を交えるというストーリーのようだった
立ち回りがスピード感あふれ、迫力がありましたなあ
まあ、強いて言えば、大利根無情の曲は、三波春夫の方がよかった
島津亜矢は現役の女性歌手の中で一番歌唱力のある素晴らしい歌手だと思っているが、大利根無情はやっぱ三波春夫のオリジナル版がええんよねええ
かなり良い第一部ラストショウであった

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第三部 舞踊ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージは、群舞踊

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特別ラストショウ 明治一代女

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うーむ、これも凝ったラストショウやったねえ
曲は中村美津子版の明治一代女がワンコーラス流れ、何曲も流れたが、
終盤は浪曲調に演じられた
長い作品で15~20分くらいの大作だった
今回も、かなり良いラストショウだったなあ

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最期の口上挨拶&大入り三本締め


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第二部 特選狂言 破れつばさ

<あらすじ>
かつて、「人斬り鍾魔の仁吉」と呼ばれ恐れられた初老の旅鴉(市川英儒座長)が、久々に藤谷一家を訪れ草鞋を脱いでいた
代貸の政吉(英虎博)は、藤谷藤兵衛親分がいつも仁吉に手厚い世話をするのを不思議に思い、仁吉に尋ねた
仁吉は答える
若い時分、藤谷藤兵衛と気が合って兄弟分となり、二人で一緒に旅をして喧嘩の腕を磨いていた
ある一家に草鞋を脱いでると、喧嘩出入りとなり二人は一宿一飯の恩義で喧嘩に助っ人した
大勢の敵に囲まれた藤谷藤兵衛が、斬り殺されそうになったところを、自分が助けたことがある
あの時の出来事で、藤兵衛は命の恩人と、今でも義理に感じてくれているのだ、と
政吉は納得し、良かったらもっと話を聞かせてくれませんか、と仁吉を誘い居酒屋へ向かう
2人が藤谷一家を留守にすると、若い旅鴉(市川侃汐朗)が一家にやって来て、病気で寝込んでる藤谷藤兵衛親分を斬り殺す
それを仁吉が見つけ、若い旅鴉と刃を交える
年老いたとはいえ、さすが鍾魔の仁吉、旅鴉の長脇差を叩き落とした
渡世人同士の勝負は刀を落とされた時点で負け、若い旅鴉は殺してくれと言う
仁吉は、若い旅鴉の潔い姿に感心し、殺した訳や生い立ちを聞いてみた
旅鴉は惚れた芸者(市川静乃)の足抜けのため金が必要で、草鞋を脱いだ川向う一家の親分(英風舞)に30両の金で雇われ人斬りを請け負った
旅鴉の名は新吉、両親は今でも健在で信州小諸で百姓をしている、甚平衛、お浜だという
その名を聞いた仁吉は、茫然と立ち尽くす
新吉こそが、自分がこの年になっても旅鴉を続け、日本全国を旅し探し続けていた若者だったのだ・・・


<感想>
一幕三場、約1時間10分の特選狂言
うーむ、これは良かったねえ
私の好きな悲しい芝居で、芝居の肝は、仁吉を演ずる市川英儒座長の長い長い1人語り
破れつばさの外題の意味は、座長の1人語りで分かる
1人語りは20~30分あったんじゃないかなあ
台詞だけで、親子の情念を表現せねばならないので、下手すると退屈な芝居になってしまうリスクがある
けれど市川英儒座長は涙を流しての熱演で、見事な愁嘆場となった
まあ、2~3カ所、台詞につまる場面もあるにはあったが、毎日替わる芝居なので、大衆演劇ファンは許容の範囲内だ
愁嘆場が長時間だったので、きちんと泣けた、久しぶりに
前回困ったおふざけの芝居も、あるにはあったが、主に愁嘆場でない2場目に集中してたので、良い
悲しい芝居で観客に緊張感を強いるので、あの2場目が緊張の緩和になっている
これは、かなり良い芝居だった 文句なし、久々の S級2


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芝居終演後の口上挨拶 市川英儒座長
今後の芝居の紹介など
14日のふれあい公演では、1人語りが今回よりさらに倍ほどある、もっと可愛そうな芝居だそうだ

うーむ、これは観たいなあ
わっしは、悲劇が好きなのでね
14日の奥道後劇場は、岬一家が特選狂言赤尾の林蔵だそうで、これも重たい悲劇で迷うところだが、さてどうするべきか

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この日は、昼一ロングの松劇ふれあい公演
この日奥道後劇場が、喜劇と言ってたので、松劇に行くのに迷いはなかった
観客は60人くらいだったのではなかろうか

第一部 ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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オープニングは、群舞踊

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市川侃汐朗の棒さばきは、見事

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ラストショウ 名月赤城山
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曲は石川さゆり版だった
忠治を市川英儒座長、子分を英虎博が演じ、他の出演者は捕り手だと思う
赤城山からの逃避行を幻想的な群舞踊で表現してて、
なかなか良かった
この演目で私が一番良かったのは春陽座で、春陽座版では、長脇差を差し虫入の鬘をかぶって忠治の格好をしてるので、分かりやすくて好みなのだ

約一時間の一部ショウだった

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第三部 舞踊ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージは、群舞踊

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ラストショウ 荒津の舞
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うーむ、これは凝ったラストショウやったねえ
私好みですな
劇団華も、凝ったラストが多かった
かなり良いラストショウ


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第二部 芸題 仁義

<あらすじ>
佐野屋一家の伊太郎(英虎博)は、親分(市川英儒座長)から、草津一家の親分(英風舞)を斬るよう命じられる
草津の親分はいい人だからできねえ、と躊躇するも、手前親分の命には逆らえない
伊太郎は、道端で名乗りをあげ、草津の親分に尋常に勝負を挑む
勝敗は時の氏神、伊太郎が勝つが、伊太郎は草津の親分の足を斬るに留めた
佐野屋親分に報告すると、すぐに旅に出ろ、と言われる
女房子供のことは俺がきちんと世話をするから、との親分の言葉を信じ、旅に出た伊太郎
だが、愛する女房(英さゆりだったと思う)は、伊太郎が留守の間、佐野屋親分に酷い目にあわされていた・・・

<感想>
一幕三場くらいだったと思う、約60分の芝居
親が黒と言えば白いものも黒、という渡世人の世界の理不尽さを描いた物語
佐野屋一家と草津一家の名称が逆だったかもしれない
私好みの芝居なれど、ちょいと残念な芝居だった
途中までは良かったのだが、途中からおふざけの芝居となった
しかも肝心要の、伊太郎が自分の親分と刀を交える一番大事な場面で
いろんな客のニーズに合わせるため、人情劇にお笑いの要素を加えるのは、理解できなくもない
だが、芝居の一番の肝となる場面でおふざけになるのは、感心しない
おふざけを入れるのなら、芝居を崩さないような場面に入れてほしい
そういえば、お兄さんの劇団華も、愁嘆場でおふざけ芝居をすることが多かった印象がある
私の好みの芝居なれど、S級にはとどかない
なかなかの芝居 A級1


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芝居終演後の口上挨拶 市川英儒座長
松山に乗るのは7年振りくらい、今後の芝居の紹介など

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