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元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
3月25日、劇団天華は今月6回目の観劇となる

第一部 外題 通り雨

※個人の感想です、ネタバレがあります
<あらすじ>
浜で若い男女、清吉(愁介生徒会長)とお浜(澤村鈴華)が心中しようとしているのを、漁師の島蔵(千夜座長)が助ける
近江屋の手代とお嬢さんであり、訳を聞くと互いに好きあったものの身分が違うと主人が許してくれず、一緒に死のうとなった
島蔵は死んだらならん、と2人を説得し家に連れ帰った
~芝居はここから~
ある日島蔵は、浜で捨て子を見つけ自分の子として育てる決意をする
女房のおしげ(神龍副座長)も賛成してくれ、おまえさん名前はどうするんだい、と問うと
島蔵は、お八重にしよう、と答える
18年前、若き日の島蔵とおしげは、喰うや喰わずの生活で、やむなく赤子を捨て子したことがありその子の名前がお八重だったのだ
そこへ、近江屋の主人(丞弥花形)と番頭の忠七(龍太郎代貸)が、清吉とお浜を探して島蔵の家にやってくる・・・

網元のおかみさん(喜多川志保)

<感想>
一幕二景、約1時間10分の芝居
二つの捨て子を追った人情劇
笑いは、龍太郎代貸が担っていた
あとの座長の口上によると、大阪の劇場でリクエスト芝居のアンケートをとったところ、一位になったこともある自信作だそうだ
なかなか良い芝居だった S級Ⅲ 小結

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口上挨拶 千夜座長
今後の芝居の紹介、前売り券販売、劇団グッズ紹介など

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第二部 舞踊ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)

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花のトップステージは群舞踊

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ラストショウ ゾラケン祭り
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なかなか良いラストショウ

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大入りでまかれた劇団オリジナルティッシュ

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この日は、夜の部だったが、40~50人入っており驚いた
松劇の夜の部は、いつも観客が少ないからだ
私は、芝居が目当てで行った
この日は、ゾラケン祭り
ゾラケンとは、宝海大空の空と、酒井健之助の酒を続けてよんだものらしい
要は2人に特化した公演だった

第一部 芸題 通し狂言 幡随院長兵衛

※個人の感想です、ネタバレがあります
<あらすじ>
吉原角海老で旗本奴の白柄組(城津果沙、宝海空也)が無理難題を言い店を困らせていた
そこへ、幡随院長兵衛の子分の夢の市郎兵衛(早乙女紫虎座長)と伊勢屋清兵衛(宝海大心)が仲をとりもつが、白柄組は言うことをきかない
幡随院長兵衛(宝海大空座長)が登場しこれを収めるが、水野十郎左衛門(酒井健之助ゲスト)以下白柄組はこれを恨みに思った
後日、白柄組は、湯殿を新しくしたので屋敷に招待したいと長兵衛を誘い出す
罠と分かっていながらも長兵衛は、「人は一代、名は末代」と自身と町奴の名誉を守るため水野宅に出向く
水野らは長兵衛の着物にわざと酒をひっかけ湯殿に誘い、裸となった長兵衛を取り囲む
長兵衛は白柄組の下っ端どもを素手でなぎ倒すが、最後は水野の槍で殺された
心配で駆けつけた、女房お時(宝海蘭丸花形)と息子の長松(みなみ子役)、兄弟分の唐犬権兵衛(宝海大空座長二役)と子分たちは、長兵衛の死に憤り、水野以下白柄組と対峙するが・・・

幕府役人(宝海竜也太夫元)
とうのたった芸者(宝海真紀)

<感想>
一幕四場か五場、約1時間30分の長編の芝居
かなり気合の入った芝居で、意外な気がした
宝海劇団は、ゆるーい笑いを交えた芝居をするところに特徴があるとわっしは思っている
もちろん例外もあって、二年ほど前に拝見した笹川の花会は、笑いがほとんどなくええ芝居やった
今回の幡随院長兵衛、あとの口上によると、宝海大空座長と酒井健之助ゲストは、こういう芝居がお好きなのだそうだ
2人座長の二枚看板なので、劇団の違った顔がみれるというのは、ええですなあ
ちょいと残念だったのが、最期の場
幕府役人を演じた宝海竜也太夫元の長いギャグ
わっしは常々思っているのだが、重たい芝居に笑いを入れるのなら、序盤にしてほしい
緊張感あふれる水野の切腹の場で、あのギャグは、いただけない
なかなか良い芝居 S級Ⅲ 小結

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芝居終演後の口上挨拶 宝海大空座長
今後の芝居、劇団グッズ紹介、前売り券販売など

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第二部 舞踊ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージは、群舞踊 じょんから女節

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ラストショウ 神龍花魁ショウ
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絢爛豪華な花魁ショウ
なかなか良いラストショウ


公演最期の口上&大入り三本締め
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この日ゲストの澤村颯は松山が地元の役者さんだそうだ
昼は肉体労働をして、休みの日にボランティアで施設を回り舞踊をしてるそうだ
えらい
千夜座長は、自分も嫌になって一度役者を辞めた
だが、スポットライトを浴びるのが忘れられず、また舞台に戻った
澤村颯に、いつでも舞台に帰ってくるのを待ってるよと、エールを送っていた
これを受け、澤村颯は三本締めの音頭で答えていた
昨年の紀伊国屋劇団の公演で、連名表に澤村颯の名前がないので、わっしはさびしく思っていたが、またいつか復帰されることを願いましょう


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3月19日、劇団天華は今月5回目の観劇となる
この日は、澤村颯がゲスト出演だった

第一部 外題 江戸の朝霧

※個人の感想です、ネタバレがあります
<あらすじ>
一家の親分だった父を亡くし二代目となった武五郎(愁介生徒会長)は、先代から仕える代貸の友蔵(丞弥花形)と共に七合村の団平一家に挨拶に行く
ところが難癖をつけられ、武五郎は団平親分(神龍副座長)に、額を割られる
武五郎は悔しがるが、友蔵から、旅に出て男を磨くことを勧められる
二代目、江戸の大立者、黒船長五郎親分(千夜座長)の元で男修行をして、見返してやりましょう
武五郎は旅立ち一年が過ぎ、友蔵が一家の縄張りを守っていた
一家の縄張りを手に入れたい七合団平が子分を連れて、友蔵の家を訪れる・・・

武五郎の兄弟分長吉(澤村颯)

<感想>
一幕四景、約1時間10分の芝居
実に大衆演劇らしい小作品、南條まさきの書籍にもこの外題があるので、古い定番の芝居なのだろう
友蔵の仇討ちが底流に入った勧善懲悪の作品なれど、他劇団では妙な笑いを入れる場合が多い印象
劇団天華も、途中までは渡世人の人情劇でなかなか良かったのだが、終盤笑いに走りわっし的にはやや残念だった
配役で驚いたのは、主役が愁介生徒会長
キャリア6年目の役者に主役を任せるのが、素晴らしい
そして、愁介生徒会長は熱演で期待にこたえていたと思う
彼は声がええな、大きくて声が通る
役者は1声2顔3姿なぞというそうなので、声がええのは宝だろう
さて、振り替えれば、わっしは累計で若干7回しか劇団天華の芝居を観たことがないが、主役は座長だったり、副座長だったり、花形だったり、生徒会長だったりと、いつも異なる
やっぱええ役を演じれば、役者の腕も上がるだろう
それが、劇団天華の役者陣のボトムアップにつながっているに違いない
なかなかの芝居だった A級Ⅰ 平幕

口上挨拶 千夜座長
今後の芝居の紹介、前売り券販売、劇団グッズ紹介など

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上方落語の笑福亭たまは、年に1~2回くらい松山に巡業にくる
今回で、私は3回目くらいになるだろうか

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序・トーク 笑福亭たま 桂華紋
1.開口一番 阿弥陀池 桂華紋
2.新作 桃太郎殺人事件 笑福亭たま

休憩 約15分

3.トーク 笑福亭たま 桂華紋
4.らくだ 笑福亭たま

大ネタのらくだが聴けたのは良かったことだ
笑福亭のらくだだそうだが、たまは30分ほどで演じた
東京にも移植されているが、東京版では死んだらくだにかんかんのうを踊らせるぞというのが脅し文句になるが、上方ではそうではなかった
酒に酔い、らくだの兄弟分とくず屋の立場が逆転するところが、この噺のおもろいところですな

桂華紋の阿弥陀池は初めて聴いた噺で、どこかで聴いたような噺だなあと思っていたが、江戸落語では新聞記事
新聞記事が天ぷら屋に入ったのであげられた、この下げが言いたいために右往左往するのにおかしみがあるが、
kが阿弥陀池の場合は、阿弥陀が行けと言いましたにあたる
この噺も上方の落語を東京に移植し、新聞記事に改題したそうだ
桂華紋は東京でいえば、二つ目クラスにあたるようだが、けっこう噺がうまくて笑えた

トークでは、上方落語の見台と膝隠し、テレビ笑点の尺台の違い
江戸落語では最初に入場料をとって公演するのに比べ、上方落語は大道芸から始まったので、通行人の足をとめる必要があるのでギャグを盛り込む
などの東京と上方の違いなどが語られた

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次回は7月15日
是非、行きたいねえ


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銀天街を歩いていると最期の方にあるになびたうどん屋
以前から気になってたので、一度くらいは行っておこうと思い今回
店名は気分屋うどん、というのか
気分屋かあ、そういえば、星新一のショートショートに気まぐれ指数というのがあったが、どんな話やったろう
そんなことを思いながら、注文を待つ

今回頼んだのは、月見うどん350円といなり寿司150円
うどんは、松山で昔から喰ってるような味で懐かしい感じがした
汁がかなりあつあつなのは良かった
讃岐うどんは、ぬるいからねえ
松山のうどん屋のメニューでは、最上クラスに鍋焼きうどんという店も多かった
麺の腰よりも、煮こみうどんの方が尊ばれていたことを思い出した

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立川談春は、1~2年に一回松山に巡業にくる
今回は、居残り佐平次の大ネタだった
驚くことに、2時間にもわたる長編の落語だった
2時間もの落語を聴くのは、初めての経験だが、一般的に考えて前代未聞だろう

1.開口一番 小噺 立川ちはる 約10分
2.居残り佐平次(上) 立川談春 約1時間20分

休憩 約15分

3.居残り佐平次(下) 立川談春 約45分

まず最初に、立川ちはるは、キャリア1年の前座さんのようだ
入場口のカウンターに渋い着物を着た女の子が大声だして挨拶してたので、はっはあ前座さんだなと思ったが、やはり
まだ噺は許されてないようで、小噺を一生懸命演じてた
立川談春の弟子は、離職率が高い
ネットで名前を確認できただけの情報だが、8人中6人が廃業している
実に75%の人間が辞めているが、落語界ではかなり多い方ではなかろうか
5年くらい前だったか、松山に巡業に来た時に連れてきた愛媛大学出身の弟子もすでに辞めている
盟友でライバルの立川志らくの弟子は25人くらいいるが、離職率は10%程度だ
やっぱり談春の性格がきついのだろうな、弟子として身近で接するのは大変だと思う
立川ちはる、きっとあなたは談春の芸に惚れて弟子になったのだろう、がんばれ

さて、立川談春の居残り佐平次
結論から言えば、良かった
2時間という前代未聞の力作で、他の演者では絶対に聴けないだろう
居残り佐平次は、女郎街で遊んで金を払わず居残りして稼ぐことを生業にしてる、実にずうずうしい男
まあ、ある意味手練手管で客から金を取ろうとする女郎街から金をふんだくるという、悪漢ヒーローとも言える
5人で遊びに来て、佐平次だけが居残りなんとか金を払わせようとする女郎屋の若い衆を、とぼけたことを言いけむに巻くところが面白い
後半では正体のばれた佐平次が、凄んで女郎屋の主人から金をふんだくるのだが、現代では後味が悪いので、さげまで演じることは少ないそうだ
今回の立川談春の居残りでは、下げまで演じたところに特徴があった
とはいえ、従来の下げとは異なる
従来の下げとは、主人に向かって一人の若い衆が「あなたの頭がゴマ塩ですから」と言って終わるのだが、そうではなかった
談春の師匠の立川談志が、この下げが現代に合わないと悩んでいたところ、こういう下げを考えましたがどうでしょう、と言った人物がいて、立川談志がそれをもらったのだそうだが、談春もこの下げで終わった
このあたりの事情は、休憩を挟んだ後篇の枕で語っていた
考えてみれば、ひとつの落語を前後篇で語るなぞというのは、初めて聴いた
連作の怪談噺を別にすればだが、落とし噺では初めての経験
談春の佐平次のキャラ設定は、あまり粋ではなく面白男といった感じ
それが凄く笑えた
談春は、今のあたしの実力では2時間かかってしまう、将来1時間で演じることができるかもしれない
だがしかし、それが良いのかどうか、今の時点では分かりません、といってた

それにしても談春も売れたなあ、客席はほぼ満員
5年くらい前に松山で観た時は、空席もけっこうあった
その後、TBSのテレビドラマ、ルーズヴェルト・ゲームや下町ロケットの怪演で耳目を集めた影響だろう
私が最初にテレビで談春を観たのは、TBSの「ダダダダ談志だあ」である
まだ前座で、志らくと一緒に談志Tシャツを着て、何か告知のようなことをひとことだけ喋ってたと思う
その1~2年後、TBSの平成名物テレビヨタローで、2人は立川ボーイズと称して漫才のような掛け合いをやっていた
この番組は東京の4団体の若手が出演したが、その中で一番人気だった立川志らくが過激なボケをかまし談春が頭を叩いて突っ込むというのが一番おもろかった
あのころは二つ目時代
私はこのテレビバラエティーに嵌った口で、おもろかったなあ
あの番組で光ってた志らくは、現在TBSのひるおびでレギュラーコメンテーターをし報道ステーションに呼ばれたり
談春は、ドラマや、競艇や、一番チケットをとれない落語家と謳われたり
芸協ルネッサンスの春風亭昇太は、笑点の司会となったり
落協エシャレッツの三遊亭窓里は、市会議員との二足のわらじとなったり、と
やっぱり若手のころ光ってた人物が、年をとっても売れるのだなあ

今回で3回目になるか
今回は、居残り佐平次一点突破主義
なんと2時間にもわたる長編の落語で、行って良かった

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夏に放映される映画に立川談春も出演してるそうである


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松劇で宝海劇団を観劇した私は、キスケ湯に向かった
温泉で一っ風呂あびた私は、腹が減ってたので食堂で食べた

このあと用事があり手っ取り早く食べたかった私は、かつ丼にした
これがなんとも首をひねる味だった

かつ丼は本来玉子と出汁で豚肉のカツレツをとじたものだろう
なんというのだろう、カツを口にほうばれば、玉子とカツとご飯が口の中でハーモニーを加える、渾然一体となったハーモニーを
ところがである
ここのかつ丼には、それがない
なぜなら、玉子とカツがまるで別々なのだ
まあ、上の画像をみればそれは分からない
ふつう一食分玉子とカツを閉じる
これは東京のファーストフードのどんどんでもそういう調理方法だった
なんか想像するにとんかつの上に、玉子を載せた みたいに、分離しているのである
ゆえに米とも一体化できず、それぞれがそれぞれ独立しているので、渾然一体となったハーモニーが感じられなかった
正直上手くなかった

関東のソースかつ丼だったら分からないでもない
あれは基本とんかつ定食を丼にしたものであり、ご飯の上にキャベツを強いて、その上にとんかつがごろりんとおかれてるものだから
それぞれ別のものをそれぞれ味わう
それなら分かるのだが、玉子で閉じてないかつ丼なんて、おかしい
うー、む、昨年のリニューアルで食堂も改装したが、値段が高くなっただけで味が落ちたのではなかろうかとさえ思ってしまう
生ビールだって以前は350円だったのが。550円と値上がりしている
かつ丼650円は、やや安いので仕方ないのか
ま、改装後食堂で食べたのは初めてなので、ここの食堂の実力は分からない、次回他の料理を頼んでみよう


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第三部 舞踊ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)

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花のトップステージは群舞踊

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ラストショウ サクセス
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ダウンタウンブギウギバンドになるんかな、とにかく宇崎竜童
大衆演劇では珍しい曲なのでは
ゲストの紅大介総座長も登場し、なかなかかっこ良かったぞい
なかなか良いラストショウ

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最期の口上挨拶
三本締めの音頭は、ゲストの紅大介総座長
6月の松劇に帰ってくるそうである


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第二部 芸題 やくざ心中~乱れ花

※個人の感想です、ネタバレがあります
<あらすじ>
小田原の地で一家が離散した清二(宝海大心)は、旅人だった井蔵(早乙女紫虎座長)を頼り上州へ向かう
上州屋の代貸の井蔵は、あの時の恩義に報い力になろうと思う、親分(酒井健之助ゲスト)も同意してくれた
若者同様の扱いで男修行をする清二、上州屋の親分の妹は気が多い娘(城津果沙)で、清二に惚れる
何かにつけて清二さん清二さんと、まとわりつき、清二が断るにも関わらず、町の散策にもついてきた
ところがお嬢さんには許嫁がいた、一家の幹部、白刃の鉄太郎(宝海大空座長)
鉄太郎は、俺の女に手を出しやがってと、清二を後ろから騙しうち
鉄五郎がとどめを刺そうとすると、通りかかった1人の男(紅大介特別ゲスト)が清二を助ける・・・

<感想>
一幕五場、約一時間の芝居
時代は明治あたりか、なかなか良い芝居だった
序盤、ゆるい笑いを交えながら中盤から緊張感あふれる演出
圧巻は、最期の立ち回り
宝海大空座長と宝海大心が繰り広げる長い長い殺陣は、手数も多いしそうとう合わせていたと思われる
お二人とも熱演やったな
ゲストの紅大介総座長は、一番かっこいい役だったな
芝居のストーリーに関していえば、わっし的にはちょいと分かりにくかった
清二の方が良い役なのだがキャラ立ちが弱く、鉄太郎が悪役だが、俺の女に手を出しやがってという悔しさも、人情的には分かる
ひとことで言えば、勧善懲悪でないので、感情移入しにくかったのである
とはいえ なかなか良い芝居やった S級Ⅲ 小結

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芝居終演後の口上挨拶 宝海大空座長
今後の芝居、劇団グッズ紹介、前売り券販売など

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この日は、紅劇団の紅大介総座長がゲストだった
劇場には良く入ってて、ざっと見80人、昼の部だけで大入りが出た
奥道後劇場が休演日だったこともあり、普段奥道後をメインにしてる観客も多かった

第一部 ミニショウ
(舞踊メモ 舞踊順)

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オープニングは、群舞踊

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顔見世ラスト
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4本20分ほどの顔見世ショウ


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明治大学マンドリン倶楽部が、定期公演を行っているのは知ってた
今回私が行ってみようと考えたのは、森山良子がゲストだったからだ
マンドリンはイタリアで生まれた楽器だそうで、ギターに似ている
ギターが四角いのに対し、マンドリンは弾く部分が丸っこいのが特徴で、音もユニークである
ギターがクリアな音を出すのに対し、マンドリンはボロロンと響くのが特徴
私は、映画コレリ大尉のマンドリンや、松山マンドリンクラブの演奏会でこれらを知った
さて、今回の明治大学マンドリン倶楽部の公演
三部構成だった

第一部では、童謡のふるさととか、古賀政男のメロディーといった情緒あふれる曲を演奏した

第二部、ゲストの森山良子の時間で、明治大学マンドリンクラブのオーケストラをバックに森山が歌った
5曲だったが、名曲なだそうそう、さとうきび畑の歌声はやはり良かった
フォーク歌手の曲は、歌詞が伝わるのがいい
最近の曲は、歌詞よりも曲調を重視しており、耳で聴いただけではどんなことを歌った曲なのかは分からない
森山は今月末にまた来県して、イタリアからきたオーケストラをバックにコンサートを行う宣伝も行った
今回と違うコンセプトだそうで、こちらも観たいが、その日仕事の私は行けないので残念だ
森山良子の明治大学マンドリン倶楽部とのコラボは歌手生活50年の間に何度かあったそうで15年前、同じく愛媛県文化会館の会場で行われて以来とのこと
古賀政男とは縁があって、家が隣同士だったそうだ

第三部は、世界の音楽
最期なのでお賑やかに、というのだろう
激しい曲調の曲が多かった

アンコール
ブラジルのサンバ調の曲
そして、日本の童謡でフィナーレ

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今回の公演を観終えた感想として、
明治大学マンドリン倶楽部は、当初想像したより本格的だった
日本の代表的作曲家、古賀政男が創設したそうで、95年の歴史ある大学のサークル
この春休みを利用して、全国ツアーを敢行し、27日間で15カ所を巡るという
まあ、15カ所を巡るので台本は一緒なのだろうが、その分完成度が高い
バライアティーに飛んでたし、司会者の曲紹介もおもろかった
長期間のロケ、練習も含めて長期の休みをつぶし、過酷なツアーを敢行する姿には、頭が下がりますなあ
どこかの有名大学のなんだっけ、広告サークルだったかが、夏休みに海の家を運営してて、
寮では後輩の女の子に無理やり酒を飲ませ輪姦し、動画を撮影していたという事件があったが、あれに比べ、
なんと硬派な素晴らしい部活だろう
松山大学や愛媛大学の音楽サークルが、入場料1000円前後なのに対し、2500円とるというのも納得がいくもの

大学生だから、詰め襟の学生服できびきびと演じる姿に好感をもった
来年は第61回、また行きたいなと思った


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ウィナーズカップ【GII】もいよいよ決勝となった
記念すべき第一回は隣県の高松競輪場、一日くらいは遠征して現場で、と思ってたが無理だった
来年は地元松山競輪場開催なので、是非観戦したい

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12レース S級決勝
(1)武田豊樹 茨城88期
(2)稲垣裕之 京都86期
(3)原田研太朗 徳島98期
(4)中村浩士 千葉79期
(5)木暮安由 群馬92期
(6)東口善朋 和歌山85期
(7)平原康多 埼玉87期
(8)稲川 翔 大阪90期
(9)郡司浩平 神奈川99期

(2)稲垣-(8)稲川-(6)東口
(7)平原-(1)武田-(5)木暮
(9)郡司-(4)中村
(3)原田

※並びは競輪マガジンより

さて、決勝の並びをみたところ、やはり武田か平原だろう
2人の力は抜きんでてる
先行は、(9)郡司あたりか
平原が捲れば間違いなく捕え、そのまま一着ということもあるだろうし、全日本選抜のようなイン粘りで差すみたいなこともあるやもしれん
平原が先行のような形、若しくは早めの捲りとなれば、武田が他ラインを弾いて武田が平原を差す
(7)平原=(1)武田の折り返しだけで十分とも言えるが、
男気ある平原なので、身を捨てた先行をするやもしれぬ
とするならば、(5)木暮は頼りないところがあるので、2着争いは面白いかもしれぬ
半分地元の(3)原田には、一矢報いてもらいたい

ということで、小波乱を期待して、
(7)平原-(1)武田
(1)武田-(7)平原、(5)木暮、(2)稲垣、(3)原田、(4)中村

以上、2車単6点で勝負する


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奥道後劇場で劇団天華を観劇した私は、回転ずしのスシローで寿司をつまみ、衣山シネマサンシャインへ行った
映画ラ・ラ・ランドを観たかったのである
前評判が高く、直近のアカデミー賞では前代未聞の発表間違いで作品賞を取り損ねたラ・ラ・ランド
しかし、監督のデミアン・チャゼルは、長い歴史のあるアカデミー賞で最年少の監督賞に輝いたそうだ
私個人的には、前作のセッションを観れなかった悔恨も大きい
町山智弘絶賛のセッション、ロードショウで観れなかったが、その後名画座のシネマルナティックでも大街道シネマサンシャインでもリバイバル上映されていたのに、なんだかだ忙しくて観落としてしまった

今回は下調べはしなかったので、事前に分かってたのは、ミュージカルだということだけ
私はさほどミュージカルは好きではないしミュージカルが下火というのは認識している
そんな中、大ヒットしたミュージカルとは、いかがなものなのだろう
結論からいえば、かなり良い作品であった
この映画を、画面が大きく音が大きいIMAXシアターで観れたのは良かった

※個人の感想です、ネタばれがあります
<ストーリー>
ハリウッドで喫茶店のウエイトレスをしながら女優を目指すミア(エマ・ストーン)
ロサンゼルス名物の、高架の自動車専用道の渋滞に巻き込まれ、1ミリたりとも車は進まない
いつまで続くか分からない渋滞に、ミアは一冊の台本をとりだしセリフを稽古していた
同じく渋滞に巻き込まれている一人の若い女性が辛抱たまらず車を降りると同じく渋滞に巻き込まれた人々が呼応して一騒ぎとなり、そうこうするうち自動車道はやっと動き始めた
ところがミアは、このあと向かうオーディションの台本を読んでたので、前の車が発進したのに気がつかない
ミアの後ろにいたセバスチャン( ライアン・ゴズリング)、一向に進まぬミアに頭に来て、車線を変え悪態をついた
中指を突き立てて応戦するミア
最悪の出会いの2人だったが、春が過ぎ夏がきて、偶然の再会から急速に接近し合う
女優を目指すミア、古き良きジャズの店を持ちたいミュージシャンのセバスチャン、2人は恋に落ち一緒に暮らし始めるのだが・・・

<感想>
ラ・ラ・ランドとは、La La Landと書くそうで、L.A.つまりロサンゼルスに夢を観る人を描いた映画
凄い作品だった
基本は男女の出会いから別れを描いたロマンティックコメディーなのだが、2人の別れは涙を誘う
あの最期の映像の力は凄かったなあ
そして、この作品の凄いのは、ミュージカルという演出
映画冒頭から凄い迫力だった、高架の自動車道で繰り広げられる大勢の若者たちのダンスと歌声
観客は最初から圧倒される
100人はいたろうか
映画のスタッフが高架から落ちて死人がでないだろうか、と心配したそうだ
2人はそれぞれ挫折し夢をあきらめようと決意するが、そのたびにお互いが元気づけあきらめさせない
果たして2人の夢はかなうのか、2人の恋のゆくえはいかに
娯楽作なのだが、心に残った

映画って、本当に良いものですね それでは さよなら さよなら さよなら


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地元出身の千夜座長は、松山を不便と言った
地元出身の座長さんだからこそ言える苦言で、劇団ファンを慮った発言

全くその通りで、JRの松山駅と私鉄の松山市駅が離れているというのが致命的だとわっしも思う
逆にこちらから本州とかに遠征する場合も、本当に大変である
なんというか、行くだけで泊まりがけとでもいうか、時間もかかるし疲れるのである
これが本州同士の遠征ならば、早起きして出掛ければ日帰りで観劇できるのに、四国から本州に出掛けるとなると、同じ距離でも一泊が必要なのである
まあ、地元で生活する分には、JRの松山駅と私鉄の松山市駅が離れているのはさほど気にならない
なぜなら、一部の人を別にして地元の人間はめったに電車になど乗らないからである
車の方が楽ちんだし便利だから
こんなスカスカで貧弱な公共交通網では、車やスクーターの方がよっぽど便利が良い
県庁所在地のJRの駅が、松山は2階建だが、あんな貧相な駅舎は全国的に珍しい
わっしは若いころ、単車に寝袋を積み全国旅行をした経験があるが、あのとき感じたのは、
地方自治なぞと日本国憲法で謳われているが、日本と言うのは恐ろしく中央集権国家だということ
どの県に行っても、県庁所在地のJRの駅が駅ビルとなっており、繁華街が広がっている
判で押したように、似たような風景なのだ
駅ビルだけ写真に撮って並べてみたとしたら、どこの県なのか分からないだろう
旧内務省である当時の自治省の地方に対する権限が強かったのだろうと思った
その点、松山駅は地の利が悪いので、駅ビルはさすがに作れなかった、貧相なので特徴があって良い
隣県の高松駅も昔は松山駅みたいな雰囲気だったが、10年くらい前だったろうか、近代的な駅ビルに生まれ変わった
ま、それはそれで素晴らしいことだし、どちらが良いかは個人の価値観と言えよう
わっし的には、2階建の駅舎は他県と違う特徴があって良いのではないか、暖かい雰囲気があるんよね
繁華街にある私鉄の松山市駅の方は、ちゃんとした駅ビルとなってて、高層にはデパートが入っているんだから、それでいいのではないかなあ


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この日も、大入りが出た
劇団天華は大入り枚数を着実に増やしており、3月11日までで31枚となってたので、わっしの当初予想の80枚は行きそうな勢いだ

第二部 舞踊ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージは、群舞踊 乱の舟唄
そーりゃあ そーりゃあ という曲ですな

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ラストショウ 酔歌
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オリジナルの吉幾三でなく、神野美伽版
わっしはこちらの方が好き
曲中曲にソーラン節が入ってるから
曲調の異なる曲が入ってることにより、群舞としても見ごたえがある
美空ひばり版のひとり旅なんかも、同じ効果がありますな
なかなか良いラストショウ


公演最期の口上
地元出身の千夜座長は、松山を不便と言った
本州に住んでるファンが奥道後まで来た場合、岡山で松山行きの特急に乗り替える、これははまだいいが、
JR松山駅から松山市駅まで歩ける距離じゃないからバスか市内電車に乗り替え松山市駅についたら、そこからまたバスを乗り換えて奥道後まで行かなければならない
つまり乗り替えが多い
松山空港は遠いし、松山港はさらに遠い
地元出身者だからこそ言える苦言ですな
全くその通りである


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このあと、行くとこがあったわっしは、久しぶりにスシローで軽く寿司をつまんだ
回転ずしには回転ずしの良さがありますなあ


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3月12日、劇団天華は今月4回目の観劇となる

第一部 外題 文七元結

※個人の感想です、ネタバレがあります
<あらすじ>
左官の長兵衛(千夜座長)は、ろくに仕事をせず酒と博打に溺れ借金をこさえ、現在首が回らない
そんな状況にも関わらず、今日も飲んだくれて長屋に帰ってきた
嫁(愁介生徒会長)が灯りもつけず真っ青な顔をして、娘のおひさが行方知れずになったんだよお前さんと、言う
これには慌てふためく長兵衛だったが、そこへ吉原の大店角海老の若い衆(龍太郎代貸)が訪ねてきて、
お花ちゃんが店におります、女将が呼んでるので、長兵衛さん今から店にきておくんなさい
店を訪ねた長兵衛は、女将(喜多川志保)から事情を聞いた
借金だらけで両親が離縁しかねない状況を見かねた娘のおひさ(澤村鈴華)が、あたしをお女郎さんにしてください、と吉原に身を沈め家の借金を肩代わりして欲しいと言ったという
女将は、長兵衛に50両を渡し、おひさちゃんには客をとらせずあたしの身の周りの世話をさせる、3年待つから借金を返しておくれ。それを1日でも超えたらあたしは鬼になる、おひさには客をとらせるからね
親孝行な娘と女将を前に長兵衛は、ぐっと涙をため、酒も博打も金輪際絶ち真面目に働き必ず迎えにくると決意し吉原を後にした
長屋への帰り道、長兵衛は通り掛った橋のたもとで、深刻な表情で川を見つめる文七(神龍副座長)という若者に出会う
小間物屋で手代になったばかりの文七は、年末の掛け取りで集金した50両という大金を無くしてしまった、という
探し歩いたが見つからないので、死んで主人にお詫びしようと、川に身を投げようとしていたのだった
江戸っ子の長兵衛は、いろいろと説得するが文七の決意は固い、意を決した長兵衛は、そんなことで死んじゃならねえと、娘のおひさが苦界に身を沈めて作ってくれた50両の大金を、泣きの涙で気前よく文七にくれてやった
文七と別れた長兵衛は、長屋に帰り嫁に50両を無くした訳を話した
ところが嫁も、心配して駆けつけた大家さん(龍太郎代貸二役)も、長兵衛の話を信じず、大事な金を博打につかったんだろう、と責めたてる
そこへ、当の文七と小間物屋和泉屋の主人(丞弥花形)が訪れる・・・

<感想>
一幕四景、約1時間10分の芝居
落語中興の祖と謳われた三遊亭圓朝の、人情噺を元にした芝居である
文七元結は、大衆演劇が大きな影響を受けている大歌舞伎でも演じられるそうだ
本家の落語の方では、滑稽な落とし噺でなく人情噺なので涙を誘うような大ネタ
大衆演劇では以前他劇団で拝見したことがあるが、客席いじりにギャグの連発で、わっしはがっかりしたものだった
文七元結の本質を理解しているのだろうか、あれでは人情喜劇と呼べず、ただのギャグ満載の喜劇だ
さて、劇団天華のこの作品は、なかなか良かった、なぜならきちんと人情劇になっていたから
冒頭のお花が行方知れずになった、というところから丁寧に描き、二カ所ある愁嘆場をきっちり演じていた
最期の場こそ、ギャグも笑いも満載だったが、結末がおめでたい噺なので、賑やかに終演させるという演出はありだろう
喜劇が苦手なわっしも、笑えたし
笑いに関しては、嫁を演じた脇を固める愁介生徒会長の力が大きかったなあ
おそらく男優陣では一番キャリアの短い愁介生徒会長、かなり上手い役者だ
笑わせるのは、泣かせることより難しいのである
悩める長兵衛を演じた千夜座長の、人情劇も良かったねえ

劇団天華をわっしは以前2回拝見していたが、芝居に関してあまり良い印象を持ってなかった
今月4回芝居を観劇して、修正した
劇団天華は若い役者が多いが、ええ芝居するなあ
特に人情劇において、真の力を発揮すると思う
わっしは常々、最低でも3回、まあ5回くらいは観てみないと、その劇団の芝居の実力は分からないと思っている
これは正しい、自明の理だと思う
劇団天華の芝居を通算6回観劇して、ようやっと劇団天華の実力が分かってきたのである
初見だったのは約2年前の大阪高槻千鳥劇場
パチンコ屋の2階に位置する、元は映画館を改装した小奇麗な劇場に入ったわっしに、座付客だったのか劇団天華ファンだったのか分からないが、隣席の御婦人が初見のわっしに、いかに劇団天華が魅力的なのかを熱心に語ってくれ、またきてね、と言ってたのが思い起こされる
あの時はピンとこなかったが、今はなるほどと思う
なかなか良い芝居だった S級Ⅲ 小結

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口上挨拶 千夜座長
今後の芝居の紹介、前売り券販売、劇団グッズ紹介など
千夜座長は、地元松山出身で、松山南高→松山大学→水商売を経て大衆演劇の役者となったそうである
県外の方に説明すれば、私立愛光学園は別格として、松山では旧制松山中学から移行した松山東高校が県立の進学校のトップで、その次が松山南高校なのである
つまり、千夜座長は、勉強ができる少年だったというわけだ

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この日も、大入りが出た

第二部 舞踊ショウ
(舞踊メモ 舞踊順)
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花のトップステージは、群舞踊

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ラストショウ 天華舞踏会
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大衆演劇では珍しい、洋装のラスト舞踊
なかなか良いラストショウ


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3月8日、劇団天華は今月3回目の観劇となる

第一部 外題 若き日の会津小鉄

※個人の感想です、ネタバレがあります
<あらすじ>
花会で、恥をかかされた会津部屋の高坂仙吉(丞弥花形)は、兄弟分(愁介生徒会長)と二人で名張屋新蔵(千夜座長)に果たし合いを挑むも、返り討ちにあう
兄弟分は殺され、己は小指を切り落とされる
仙吉には盲の妻お吉(神龍副座長)がいたが、家に義理の兄(龍太郎代貸)が訪ねてきて、
名張屋新蔵に恥をかかされたままなら、お吉を実家に連れて帰るぞ、名張屋を殺してきな
お吉も名張屋とのいきさつを知っており、白装束を用意して高坂仙吉に着せる
さらに、仙吉の愁いを無くすため、お吉は自らの胸をかんざしで刺して死んだ
深い悲しみの仙吉は、お吉の首を白布に包み、白装束で死への旅路
一人、名張屋一家に殴りこみをかけるのだが、そこには意外な結末が待っていた・・・・

<感想>
一幕三景、約1時間10分の芝居
ええ芝居やったなあ
一場では小鉄の兄弟分の死、二場では女房お吉の死、三場では名張屋の死と愁嘆場が多い
会津小鉄は四場で演じる劇団も多く、名張屋の娘か妹に浪人がいちゃもんをつけるところを高坂仙吉が救うのだが、この場で笑いを集中させる
一方この笑いの場がない三場で演じる劇団の場合は、他の場にゆるーい笑いを入れることが多い
まあ緊張を緩和させようという劇団側の配慮なのだろうが、どうしても三人の死がぼやけてしまう
劇団天華の場合、三場型なのだが、一切の笑いを排除して愁嘆場を演じたので、いい芝居になった
名張屋一家では、子分は登場せず、仙吉と名張屋が一対一で対峙するのも特徴である
なかなか良い芝居だった S級Ⅲ 小結

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口上挨拶 千夜座長
今後の芝居の紹介、松山劇場夜の部のゲスト出演、前売り券販売、劇団グッズ紹介など

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