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元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
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念願だった東京遠征を行い、芝居、話芸、トークイベント、音楽、スポーツなどいろいろ観ることができた
あれも観たいこれも観ておこうで、予定を延長したくらいだ
まとめておきたい

東京遠征ベスト15

1位 歌舞伎 極付印度伝マハーバーラタ戦記 歌舞伎座

仏が人間の女に産ませた2人の運命の子がやがて成長し、世界を巻き込んで戦う、果たして人間の運命は・・・
世界三大といわれるインドの叙事詩を歌舞伎にしたそうだが、壮大なスケールの大スペクタクルドラマだった
特に、三幕目の大詰の戦闘シーンは凄まじかった、感動した
松山にも時おり歌舞伎の巡業が来るのでたまに観ることがあるが、絶対に地方の多目的ホールでは再現できない
巨大な回り舞台、セットごと沈む巨大なセリ、立派な両花道にすっぽん、いやああ歌舞伎凄いわ
歌舞伎がエンターテインメントとしても面白いのだと、イメージが変わった公演だった

2位 二期会 オペラ蝶々夫人 上野東京文化会館

16歳でピンカートンと結婚した蝶々さんの悲劇・・・
名場面だらけやったな、最期の場面では涙した
昔寄席で、富士ゆきえはなこという芸人が、蝶々夫人のパロディーを漫才化してたが、今回念願のオリジナルの実演舞台を拝見した

3位 スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース 頂上戦争編 新橋演舞場

海賊ルフィ―は兄エースを助けるため、侵入不能の海底監獄へと向かう・・・
漫画の歌舞伎化なんだけど、新橋演舞場の従来の設備に加え、3階までの宙吊り、プロジェクションマッピング、ドローンなどの新しい技術などを駆使し凄い舞台だった
公演中のわくわく感がたまらない、客層も普段より若い人が多かった印象
歌舞伎が娯楽として面白いことが実感できた、2年前の芸術祭で入賞したというのも納得

4位 服部克久傘寿音楽会 人見講堂

服部克久に影響を与えた音楽、ジャズ、ロックの演奏から、楽曲提供した曲、父服部良一の曲など
なんせ、ゲストに駆けつけた、五木ひろし / 岩崎宏美 / 大黒摩季 / 荻野目洋子 / サーカス / さだまさし / 佐藤竹善 / サラ・オレイン / 白鳥英美子 / Chage / 平原綾香 / 堀内孝雄 / 南こうせつ / 渡辺真知子 / 渡辺美里
といった歌唱力のある人気歌手が、ヒット曲を自分で歌うのだから、豪華この上なかったですな
最期は、服部克久、子、孫の音楽家族三代で演奏して終演だった
国民栄誉賞に輝いた服部良一も、音楽家の血が受け継がれて喜んでいるだろう

5位 藤あやこ30周年記念座長公演 明治座

芝居明治一代女、歌謡コンサートの二本立て
昔あった新宿コマ劇場であったような、二本立て公演は、満足感が高い
藤あや子、三山ひろし、丘みどりの歌が聴けたが、三人ともうまかった



6位 俳優座 海の凸凹 俳優座劇場
水俣病を研究しフッソを追及する学者、宇田の講演を聞いた人たちは大きな感銘を受け、講習会を組織し活動するが・・・
社会劇というんでしょうかねえ、新劇は芝居を通じて社会問題を訴える
ピーンと張り詰めた舞台は凄かった
この公演が素晴らしかったので、私は文学座、劇団民芸、青年座など代表的な新劇の舞台を観に行くこととなった

7位 新日本プロレス IWGPベルト 両国国技館
IWGPヘビー級、IWGPジュニアヘビー級などベルトをかけた戦いが5戦含まれていた
盛り上がりは半端なかったなあ
両国国技館や、東京ドームの興行がひのき舞台で、後楽園ホールが公式戦、地方の興行はやはり巡業にすぎないのだなあ、と実感

8位 講談協会 秋祭り赤穂義士銘々伝 国立演芸場
神無き月に義士の伝~元禄雪のあけぼの~、と謳われた年に二回の講談協会祭り
良く練られていて硬軟合わせたバランスの良い公演だった

9位 春日太一 仲代達矢を語る ゲスト今野亜美 ロフト9渋谷
仲代達矢とスタローンの二部構成
気鋭の映画史時代劇研究家の春日太一は実力を発揮し、ゲストの今野亜美も詳しくて、良かった

10位 豪華浪曲大会 浅草公会堂
三部構成、13本立ての浪曲大会
おそらく、浪曲界の頂上興行で、聴けて良かった



11位 三遊亭鳳楽独演会 国立演芸場
圓楽一門の総領弟子、隠れた名人三遊亭鳳楽の長講2題
寝床、百年目は、本当に出来が良かったですなあ
昭和の名人六代目三遊亭圓生のDNAは受け継がれていることが実感できた

12位 石井輝男監督13回忌 &トーク ロフト9渋
第一部 石井プロダクションの人や、東映の監督たち8人位+杉作J太郎氏
第二部 杉作J太郎氏、リリーフランキー氏など4人くらい
石井輝男の作品群や特異な人となりなどが語られた
杉作J太郎氏のトークがどっかんどっかんと一番受けていたのが印象的だ
松山ではなんでお客が少ないのだろうか、もったいない話だ

13位 ボクシング WBA、WBCトリプル世界戦 村田諒太 両国国技館
拳四郎はWBCの世界タイトルを初防衛し、比嘉大悟もWBCの世界タイトルを防衛、連続KOの日本記録更新も見えてきた
村田諒太は因縁のエンダムを下し、ついにWBA世界タイトルを獲得した
他に、前座戦3試合、予備戦2試合が組まれた

14位 歌劇トスカ 東京芸術劇場コンサートホール
プッチーニの三大歌劇トスカを映画監督河瀬直美が大胆に演出
最期の場面では、背筋がぞくぞくした

15位 スーパーエキセントリックシアター カジノシティをぶっとばせ!~丁半コマ揃いました~ 池袋サンシャイン劇場
歌、ダンス、ギャグ、アクションなどが盛り込まれてて、エンターテインメントとして楽しめた
完成度は驚くほど高い

次点 立川らく人落語大全集 第九回 お江戸広小路亭
中村仲蔵、澤村淀五郎、なめるの3題
まだ二つ目くらいだと思うが、その意気やよし


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劇団鯱は、初見の劇団で、もっと観たかったが仕方ないですわな

第二部 舞踊ショウ
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ラストショウ お嫁サンバ
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前日のはる駒座倭組のアンコール曲もゴールドフィンガーだったし郷ひろみは根強い人気があるようだ
賑やかなところが、千秋楽に合うのだろう

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最期の口上挨拶
この親子漫才もおもろかったな

アンコールもあった 
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どうにもとまらない

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温泉に入ると、奥道後は紅葉がだいぶすすんでいた
菊花展も始まったようだ


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奥道後劇場は実に久しぶり
常連のお客さんや、劇場の方に声かけていただきました、ありがとうございます
観客は、ざっとみ120人のダブルの大入りといった感じ
予約席が一杯で、さてどこに座ろうかと思案してると、常連の方が席を譲ってくれ非常に見やすかった
ありがとうございます、やっぱ地元はええねえ

第一部 外題 気まぐれ鴉 
<あらすじ>
盲のお菊は夫と死別し子を抱え苦労をしているうえ、草津の大五郎親分から借金の50両をけえせと催促され、暮六つまでに返す約束をさせられる
川にでも身を投げようかと思案していたところ、一羽の鴉が通りかかる
かつてお菊と所帯を持とうと約束した藤太郎であった
互いに事情があり一緒にはなれなかったが、今では渡世人となった藤太郎が、俺に任せろと草津一家へと向かう・・・

<感想>
一幕三場、1時間5分くらいだったと思う
非常に大衆演劇らしい勧善懲悪の渡世人の物語
葵政次座長と獅子丸、蛇々丸の親子漫才が、実におもろかった
座長と蛇々丸がボケ倒し、獅子丸が突っ込み担当という趣で、私はあまり観劇で笑わないんだけど、けっこう笑えたなあ
あと、葵政次座長の立ち回りが、抜群にかっこよかったですなあ

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芝居後の口上挨拶 葵政次座長

10月前半の国体、祭りで苦労した話をされていた
あとで、常連客に教えていただいたところ、奥道後劇場の一般駐車場が、国体用のバスの駐車スペースとして使われ、
観客たちは一般駐車場のさらに上の段に停めねばならなかったみたいで、前半客が少なかったらしい
そのあたりの恨み節があらわれた口上だったみたいだ

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タイガーマスクは、兜竜也
葵たけしさんの劇団のころより、男前になっとったな
たつやの兄は辞めたみたい、若いけどええ役者やっただけに残念やな


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夜の部にも関わらず、60人くらいと多かった
私は久しぶりだったが、知ってる人に複数声かけて頂き嬉しかった、ありがとうございます、やっぱホームはええなあ
ハロウィンの扮装の客も見受けられた、松山でも流行ってきたな
日本人は神も仏も信じてないので、何でも受け入れることができるのだろう
そのうち謝肉祭なんかも流行るかもしれん

第三部 舞踊ショウ

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トップは蝶々夫人をモチーフにしたもの

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曲は細雪やったと思う

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茶々さん誕生日、おめでとうございます

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入場者に配られた、ありがとうござんす

抽選会
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一枚しか持ってなかったが私も当たった ありがとうござんす

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ラストショウ ダンスダンスダンス
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大衆演劇で洋風のラストは珍しいが前回もあったな
倭組では、よくやってるのかもしれん

なんとアンコールまであった
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アンコール GOLDFINGER '99
よーく盛り上がっていたな


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実に久しぶりのホームグラウンド、松山劇場
今月は剣戟はる駒座倭組、約3年振りの公演である

第一部 ミニショウ
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ラストは黒田武士をモチーフにしたもの

第二部 外題 人の世の波
<あらすじ>
島育ちのおりん(宝華弥寿)は、家に大きな借金ができたため、大坂へ出稼ぎに出た
あれから5年、おりんが勤めを果たし、島に帰ってくる
~芝居はここから~
村人たちは、船で帰ってきたおりん(宝華弥寿)を迎えた
都で暮らし女ぶりが上がっており、きれいになったなあおりんさん、良く帰ってきたのう、と暖かく迎えた
おりんの母も現れ、手と手をとりあい家路を急いだ
暖かい気持ちに包まれる村人、そんな中入れ替わるように船が到着する
人相の悪い男が下船し、村人は嫌な心地がした
その男鉄蔵は大阪松島の地廻りでおりんを探しにきており、おりんは松島の女郎屋で女郎をしていた、と言う
騒然とする村人たちは、おりんと兄妹を村八分にすることを決意する
そこへおりんの弟(不動倭座長)と嫁が現れる、村人たちは口々におりんを罵る
弟は女郎をしてたおりんに怒り家路を急ぐ、おりんを家から追いだすために・・・

<感想>
一幕三場、1時間くらいだったと思う
この悲劇は好みの芝居で、剣戟はる駒座倭組は芝居がうまいなあ
3年前は芝居はうまいんだけど、なんか自分に合わない感じがしたのだが、今回はそんなことなかった
主演の宝華弥寿、ええ芝居するなあ大熱演やった
酒焼けしたような声が悲壮感があって良かったねえ、お笑いだけやないでえ
さくらこは、若手リーダーとなっており、前回はまだあどけなさがあったが、しっかり大人の女優になっとったなあ
舞台に出てきた時、宝華弥寿の二役かなと一瞬勘違いしたくらいや
あと、あんちゃんは少し痩せたんじゃなかろうか、お婆さん役やったと思うが芝居もうまくなってた
変わらず、ワイヤレスマイクは使わず、集音マイク使ってて好感が持てるのと、前はバックスクリーンのライトのように明るくしてたのはやめてたのが良い
客席まで明るく見えてしまうので、ないほうが集中できるからねえ

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口上挨拶 倭座長
昼夜ダブルの大入り

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愛媛に戻ると車のバッテリーがあがっており、朝バッテリーをつないでみたり結局修理に出したり、バタバタしながら電車で松山シネマルナティックに向かう
東京の地下鉄と比べればずいぶんのんびりしたスピードの伊予鉄電車のガランと空いた車内を眺めながら、
やっぱこういう方が落ち着くなあ、あの満員電車は大変だった、東京の人は毎日大変だなあ、なぞとぼんやり思ってるうちに市駅に到着
センチメンタルコリーダ映画祭はすでに始まっていた
愛媛出身の杉作J太郎氏がプロデュースした映画祭で、愛媛新聞オンラインによると、エッジ効いた厳選20作
杉作氏の人脈で、7人もの映画監督を松山に迎えトークショウを行う
10月5日のロフト9渋谷でのトークイベントでも、センチメンタルコリーダ映画祭の話題は出てた
しかしなんですなあ、ロフト9渋谷では10人以上も出演者がいたなかで、杉作氏のトークが一番受けていたな
今をときめくリリーフランキー氏も受けてたが、杉作氏ほどではなかった
客席は満席状態で100人はいたし、新宿ロフトプラスワンのトークイベントでは前売りが完売で入れない状態だったが、松山のジャスティス映画学園では10~20人ほどと少ないのはなぜなのか、不思議だしもったいないなあ、東京であれだけ受けてるのに
内藤誠監督と八名信夫さんのトークショウは是非拝見したかったのだが、すでに終わってしまってるので残念
まあ、東京遠征が伸びたので、これは相対的なもので仕方ない

それはさておき、今回初めて拝見するゴンドラ
国内外でかなり評価の高い作品と聞いている
客席は10~20人ほど
台風も来てる中、ありがとうございます、と伊藤監督の丁寧な挨拶のあと上映開始

映画 ゴンドラ
<ストーリー>
11歳のかがりは学校にうまくなじめない、両親は離婚し一緒に住む母は夜の仕事で忙しい
孤独な彼女は、世の中が時々歪んで見えたりしていた
そんな中、可愛がってた文鳥が怪我をし瀕死の状態で茫然とするかがり
ゴンドラで窓拭きをしてた良がその様子を観て手助けをする
東京に出てきて3年の良も、世間に馴染めず、ゴンドラから眺める景色が海に見えたりしており、かがりに何か自分と同じようなものを感じたのだった
一緒に病院に連れて行くが治療のかいなく文鳥は死んでしまい、かがりは腐らすまいと冷蔵庫に入れるが母にゴミ箱に捨てられ家出し良を頼る
良は、かがりを連れて実家の下北半島へと向かうが・・・

出演 上村佳子、界健太、木内みどり、佐々木すみえ、佐藤英夫、出門英

<感想>
うまく生きれない少女かがりと、東京になじめない青年良との心の交流
良がゴンドラで窓を拭いてると、高層ビルのオフィスの中が見えるが、同じ労働者なのに別世界の人間に見える
心配で見守る良に徐々にかがりが心を開いて行き、下北半島では笑顔をみせる
娯楽作品でないし大きな事件が起こるわけでもないので地味ではあるが、私は画面を見張った
重たいテーマを扱ってて、画面に緊張感が続く
そして映像作家らしいあっと驚くような美しい映像が、随所にちりばめられていた
心のひだで感じる、そんな作品でした

伊藤智生監督トークショウ
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上映のあとトークショウ、聞き手はルナティック橋本代表

以下覚書
ゴンドラを作ったきっかけは、友人の絵画教室に夜通ってくる少女と知り合ったこと
ゴンドラの主役を演じた上村佳子ちゃんだが、小学2年のころから登校拒否して社会と関わらない生活をしてた
30年前のバブル全盛で、私をスキーに連れてってと言う映画などが流行り、世間が浮かれてた時代
でも疎外感を受けている人間だっている、バブル時代の歪の象徴に思えた
この子をなんとかしたい、ほんの少し0.5mmでも気持ちを動かしたい
5000万の金を借りスタッフを集め50日間の撮影、後半下北半島の20日間の合宿撮影では、少女もスタッフと馴染み徐々に心をひらくようになり、プールさえ怖がってた少女が海で泳ぐ撮影もできた
その少女の変化の様子が、映画後半の下北の映像にあらわれている
この映画が原因か分からないが、その後少女は学校に行くようになり、中学、高校も卒業した
30年前にこの映画を東京で上映すると、びっしりと書かれたアンケートを1500枚くらいもらった
観客は、映画の内容より、自分の学校での様子であるとか、少女への共感、社会からの疎外感などが多かった
あれから30年たって東京でリバイバル上映したところ、たくさん客がきてリピーターも多い
世の中は良くなったように思われているが、社会からの疎外感は、当時よりもさらに悪化しているのではないかと実感している
木内みどり、佐々木すみえ、出門英といった当時売れてた俳優が金の無いこの映画に出てくれたのはなぜか
3人ともコネなしだったが脚本をみせて熱心に話をしたら了解をいただけた、感謝している
第二作目が、30年後になったのはなぜか
2作目の話はすぐにあり、スポンサーもいたが、金を出すということは口も出すということで、自分のやり方に合わなかった
借金してでも自分で撮らないと、納得のいく仕事はできない
新作は、自分が生まれ育った昔の六本木、まだアスファルト舗装でなかった時代
高度成長時代、初めての東京オリンピックで浮かれていたように思われているが、実際はそれどころではなく必死に汗を流して懸命に生きていた、そんな熱い時代を描きたい

熱い熱いトークでした
伊藤監督はAVの監督でも有名な人のようで、多分自分が撮りたいものを撮るというのが、低予算のAV業界で実現できたのだろうと思う
監督の作品を探して、久しぶりにAV借りてみようかなあ

次回の新作映画は是非拝見したいですな

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東京から、無事愛媛の巣に戻りひとごこち
構想二年、良く観た
遠征が延び、ずいぶん金はかかったが、後悔は無い
楽し都、花の東京は、やはり人が作る文化がすげえぜ
上の画像は、東京スカイツリーから撮影したもの
見渡す限り、ビルや建物が無限大に続く
遠征するには楽しいが、生活するのは大変だなあ
下のデータは、今回の東京遠征をまとめた覚書

東京遠征2017の記録

20170920 水
移動 松山~東京へ
池袋9月下席 池袋演芸場
映画ブラッドファーザー 新文芸座
20170921 木
幡随院長兵衛など 歌舞伎座
スーパー兄弟若葉しげる 篠原演芸場
20170922 金
大相撲9月場所 両国国技館
時蔵独演会 両国亭
20170923 土
松竹新喜劇 新橋演舞場
築地場外市場見学、すしざんまい 築地市場
松竹新喜劇 新橋演舞場
末広亭深夜寄席松之丞、小ちらく他 末広亭
20170924 日
浪曲相撲特集 広小路亭
劇団章劇 ふろっぴぃ
20170925 月
高尾山登山 高尾山
劇団妃咲 立川けやき座
20170926 火
国会、憲政記念館見学 国会、憲政記念館
新国劇 新橋演舞場
雲助53次 日本橋公会堂
20170927 水
藤あやこ芝居と歌謡 明治座
小袁治の会 池袋演芸場
20170928 木
講談 広小路亭
三木助真打昇進披露 鈴本演芸場
20170929 金
ストリップ鑑賞 ミカド劇場
川柳、菊太郎 池袋演芸場
春日太一 ロフト9渋谷
20170930 土
正雀国立名人会 国立演芸場
窓輝の会 池袋演芸場
大林宣彦オールナイト映画上映 新文芸座
20171001 日
鈴本早朝寄席 さん光他 鈴本演芸場
俳優座 海の凸凹 俳優座劇場
ストリップ鑑賞 浅草ロック 浅草ロック座
20171002 月
鈴本10月上席昼 小八、はん治 鈴本演芸場
服部克久傘寿音楽会 人見講堂
20171003 火
浪曲定席10月 木馬亭
劇団荒城 木馬館
20171004 水
印度伝マハーバーラタ戦記 歌舞伎座
小竜丸劇団 立川けやき座
20171005 木
講談あけぼの会 凌鶴 鶴遊 日本橋亭
NHK放送センター見学 NHK
石井輝男監督13回忌 杉作J,リリー ロフト9渋谷
20171006 金
板橋散策 板橋本町
池袋10月上席昼 池袋演芸場
青年座 真っ赤なUFO 青年座劇場
20171007 土
二期会 オペラ蝶々夫人  上野東京文化会館
鈴本10月上席 夜 馬治、琴調。一之輔 鈴本演芸場
末広深夜寄席 さん若ほか 新宿末広亭
20171008 日
鈴本早朝寄席 さん若他 鈴本演芸場
劇団民芸 33の変奏曲 新宿紀伊国屋劇場
日大水道橋、神田古本屋街探訪 水道橋、神田
唐組 動物園のなくなった日 神田赤テント
20171009 月
二扇会 太福 琴柑 日本橋亭
AKBに追い帰される 秋葉原AKB劇場
メイド喫茶 メイド喫茶
ちゃんこ江戸沢 両国
両国探訪 芥川、吉良、勝海舟 両国
新日本プロレスIWGPベルト 両国国技館
20171010 火
東京スカイツリー見学 東京スカイツリー
劇団荒城 木馬館
歌舞伎 ワンピース  新橋演舞場
20171011 水
靖国神社 就遊館 靖国神社
古典歌舞伎 歌舞伎座
20171012 木
豪華浪曲大会 浅草公会堂
ダイナマイトボクシング WBOアジア太平洋ベルト 後楽園ホール
20171013 金
国立寄席10月中席 雲助 国立演芸場
アニソン 新宿MARZ
20171014 土
琴星一門会 日本橋亭
オペラガラコンサート 東京芸術劇場
円丈一門会 日本橋亭
20171015 日
池袋 10月中席 落語芸術協会 池袋演芸場
圓楽一門会 両国亭
20171016 月
国立歌舞伎 仁左衛門 国立劇場
講談協会 秋祭り赤穂義士銘々伝 国立演芸場
20171017 火
立川流寄席 広小路亭
浅草見物 浅草
火曜浪曲 &打ち上げ 浪曲協会広間
浅草ロック座公演 安田、川上 浅草ロック座
20171018 水
泉岳寺見物 泉岳寺
スーパーエキセントリックシアター カジノ 池袋サンシャイン劇場
柳家小三治一門会 板橋文化会館
20171019 木
前進座 柳橋物語 三越劇場
講談協会 日本橋亭
20171020 金
日本講談協会 広小路亭
講談協会 日本橋亭
20171021 土
花形演芸会 国立演芸場
アントニオ猪木 両国国技館
末広深夜 春風亭正太郎 柳家緑太 柳家圭花 三遊亭ふう丈 末広亭
20171022 日
浪曲秋の陣女 にきち雷電 広小路亭
WBA WBC世界タイトル村田  両国国技館
20171023 月
池袋演芸場 池袋演芸場
文学座 鼻 シラノ 江守徹 紀伊國屋サザンシアター
20171024 火
講談荒神山、すみれ 塩原助け 広小路亭
立川らく人 中村仲像、なめる、淀五郎 広小路亭
20171025 水
講談協会 凌鶴 琴星 貞山 広小路亭
ロフトプラスワン AV女優マインズ娘18人 新宿ロフトプラスワン
20171026 木
俳優座 クスコ 俳優座稽古場5F
千鳥が淵共同墓苑 千鳥が淵
三遊亭鳳楽独演会 国立演芸場
20171027 金
リチャード三世 東京芸術劇場プレイルーム
歌劇トスカ 東京芸術劇場コンサートホール
20171028 土
移動 東京~松山へ

さらば東京、また逢う日まで


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成田空港第三ターミナルまでやってきた
土曜日ということもあって少し混んでますな
沖縄便は、欠航になってるから、サービスカウンターも並んでいる
まあ、職員の数が少ないからしかたないんやなあ

さあ、出発や

お直しお直しで、予定より長くなった東京遠征も終わりとなった
昨夜は、池袋に宿泊し、起きて本日JR池袋駅から東京駅へ200円
現在は、高速バスで成田空港へ向かっている
アクセス成田というバスで、運賃は千円
池袋から乗り換えなしのリムジンバスも出ているが、三千円以上するので、アクセス成田だと電車賃あわせて1200円で済むので安いねえ、ということになる
JRだと八重洲南口の改札をでれば、目の前にバス乗り場があるから乗り換えも楽勝だ

バスだともう一ついい点があって、
私が乗るLCC、つまりローコストキャリア、早い話が安もんの飛行機は、成田空港第三ターミナルで離着陸してんだけど、この第三ターミナルは成田空港の外れの方、つまり成田空港番外地みたいなところにあるのですな
第三ターミナルから、電車の駅のある第二ターミナルまでは歩いて1キロくらいあって、荷物もあるのでしんどい

これが、高速バスのアクセス成田だと、東京駅から第三ターミナルまでそのまま行ってくれるので、ありがたい

それはそれとして、それにしても成田空港は遠い
高速バスでも1時間20分もかかるとは




もう一度オペラを観てみたいと思い有名なトスカ
東京でもあまりオペラの公演はやってないようで、遠征を延長し初日のトスカを観劇する
良く調べずに前売り券を手に入れたが、映画監督の河瀬直美演出で、違った設定のトスカだった
イタリアが舞台でなく、古代日本の設定
客席は、最後列の安い席は満席だったが、高い席、中くらいの席は空席も多かった
私は中の下の席だったので、空いててじっくり見ることができた

外題 トスカ
古代牢魔のある集落で、政府に捕らわれていたアンジェロッ太が、土着信仰のカバロ導師・万里生のもとに逃げてくる
親友なので万里生は隠れ家に匿うが、牢魔の親衛隊長の須賀ルピオは、万里生の恋人のトス香をうまく騙し、万里生を捕らえ拷問し、政治犯のアンジェロッ太の居場所を突き止めようとする・・・

二幕約二時間
舞台正面に巨大なスクリーンを設え、一幕目は常に信仰対象の富士山が映っている
背景幕替わりにプロジェクターの映像を使うのは、宝塚歌劇団やストリップ、林家正雀の芝居噺、大衆演劇の舞踊ショウなどでも見かけるが、映画監督なので、一味違っていた
芝居の展開で画像が変わるが、 須賀ルピオの死では花火が上がり映像でも客の気持ちを高ぶらせた
最後のトス香が崖から飛び降りる場面では、女優が舞台からいなくなり、事前に撮影していた女優のシルエット映像が芝居を引き継ぐ形であった
大きく言えば、演劇と映画の融合である
実に映画監督らしい演出
オペラ俳優も、このスクリーンから舞台へ出入りをするので、登場シーンはスクリーンにシルエットが映り迫力がある
大道具は鳥居をイメージした白いセットで神殿
鳥居なら赤の方が日本の雰囲気が出て良いのではと思ったが、プロジェクターの映像は、セットにも映り込む大きな映像も映るので、白で統一する必要があったようだ
役者の衣装は白の長い服や白いドレスなので、主役の二人は外人さんだし、みんなイタリア後で歌うので、舞台の雰囲気は日本というより、古代ローマのパルテノン神殿みたいに見える
無理に日本に設定しなくても良かった気もする
役名はアンジェロッ太みたいな変な名前でなく、太郎とか熊五郎みたいな、日本的な名前にすればいいものだが、字幕ではアンジェロッ太と出ても、俳優はアンジェロッティーと原作通り発音してるので、太郎の字幕にアンジェロッティーと発音するとさすがに違和感あり過ぎなのだろう
とはいえ、真面目な芝居の字幕にアンジェロッ太と出るたびに、なんか笑えてしまったが、次第に慣れた

主要キャストがみんな死んでしまうので、河瀬直美は、悲劇の中にも一筋の光を、ってんで大事な最後の場面を変えているが、あのくらいだと、驚きもあるし、幻を観たような雰囲気でもあるし、説明もないので、観客は好きなように解釈できていいのでは
大胆に演出した新しいトスカというので、死ぬはずの人間が死なず、敵も味方も最後は和解して、ヨヨヨイヨヨヨイめでてえな、というような若葉茂的結末でなくて、ホッとした
カーテンコールには、演出をした川瀬直美氏も登場し万雷の拍手につつまれた

昼間のリチャード三世は大胆な演出が面白く感じられなかったが、夜のトスカはなかなか良かったので、東京最後の夜によい締めくくりができた

シェークスピアの戯曲

外題 リチャード三世
せむしの公爵リチャード三世は、従兄弟のエドワードを殺しアン夫人を手に入れたのを皮切りに、忠臣バッキンガムらを使い次々に王位継承者を葬る
その中には実の兄や甥も含まれていた
そしてついに自分がイングランドの王となる
しかし、今度は自分の地位を奪われるのではないかと、不安な日々を送る・・・

二幕、約2時間20分
古典の名作を斬新な演出で、ということなのだろう
外国の演出家だった
手塚とおるが、アン夫人を演ずるが、一応スカートははいてるものの、大衆演劇や歌舞伎の女形のように女よりも女らしく、というような演技ではなく、男のまま演技する
これも斬新な演出ということなのだろう
悪党が主人公のピカレスクなのだが、リチャード三世に魅力や格好良さがなく、ひたすら嫌な奴に描かれていて、嫌なものだけが残る
話も分かりにくかった
まあ、有名な古典を知らない私の問題でもあるのだが
閉幕しても、スタンディングオベーションも声掛けもなく、役者陣がお辞儀して初めて観客は拍手を始めたくらいなので、みんなあまりピンと来なかったのかもしれない


三遊亭鳳楽、亡くなった先代圓楽の総領弟子で、現在残った圓楽一門を束ねている

三遊亭圓丈の御乱心にも登場する
三遊派の総帥圓生が、芸歴は圓龍の方が長いが、芸は鳳楽の方が上だ
今回の三遊派の新真打ちは、鳳楽とする
後輩の小さん会長が粗製濫造の十人真打ちをまた作るというので落語協会を割って出た、芸に厳しいあの圓生が死ぬ前に認めた真打ちが鳳楽なのである

私は、今回初めて聴く
NHKのテレビで何度か観たが、うまかったのは確認してるので、狙って行った
さて、生の鳳楽独演会はどうだったのか

三遊亭鳳楽独演会

前座  鳳月 寿限無
名前をつけるのが、和尚でなく大家さんか誰かだった

1.鳳楽 寝床
義太夫に凝る大店の主人は皆に聴かせたがるが、長屋の住人と店の従業員は聴きたくない、その攻防は・・・
約50分の長講で、ああおもろかったなあ
腹がよじれた

仲入り

2.鳳楽 百年目
堅い人だと思われてる大番頭だが、この日は昼間商用に行ってくると店を出て、芸者幇間を引き連れ向こう島へ花見に行った
そこで、なんと店の主人に出くわしてしまう
しくじった、店をクビになると思った大番頭に主人がとった行動は・・・
約1時間の長講、初めて聴いた噺
これは寄席ではなかなか聴けない噺だそうだ
落ちはあるが人情噺に近く、聴かせどころは、ビクビクしてる大番頭に主人が栴檀を例えに訥々と諭すところですな
うーむ良かったねえ

三遊亭圓生の大名跡を、死んだ圓楽が鳳楽に継がせると言い、圓生の他の弟子たちからクレームとなり、未だ決着がついていないが、もう鳳楽でいいんじゃないかと思えるほど、良い独演会だった

落語協会が分裂して、落語三遊協会が割って出たのは、上野動物園のパンダがカンカンとランランだった頃なので、私は知らない
三遊亭円丈著の御乱心で知っただけだ
円丈師曰く、協会分裂で犠牲者が出た
前座の生吉は廃業し、円龍は真打になるのが遅れ、保守本流の三遊派は力をそがれた
現在は、柳派の一人勝ち状態
落語協会の会長が、馬風、小三治、市場と三代続けて柳派というのも、三遊亭の凋落というのが要因のひとつであろう
政界で、森、小泉、福田、安倍と4代続けて旧森派が総理大臣を出した時代に似ている
小泉人気で森派が増大したのと、田中派の凋落が要因のひとつであった

大相撲でいえば、三遊派と柳派は、出羽一門と二所一門の二大派閥に似ていたが、もし出羽一門が凋落し二所一門の一人勝ち状態になったとしたら、そんなⅠF状態

もしも、三遊派があの時割ってでなかったら
落語協会の分裂は、三遊派の分裂でもあった
円生の総領弟子の円楽は他の弟弟子から嫌われてたとはいえ、現在のような決定的な分裂状態にはならず、それなりに三遊派は一門としてまとまっていただろうし、
円生のおかみさんから、円楽には円生の名を継がせないよ、といわれることもなかったろう
死んだ円楽が7代目円生、鳳楽が8代目円生にすんなりとなっていたことだろう
8代目円生の鳳楽が次代の三遊派の中心を担い、かつ落語協会の理事かなにかになっていて、会長候補になっていたに違いない
そういう意味では、鳳楽も分裂騒動の犠牲者だったといえよう
落語界全体からみても、三遊派の凋落は頭の痛い出来事である
国立演芸場の特別番組や、永谷の演芸場だけでなく、都内の4つないしは5つの定席で、いつも見ていたい噺家だと私は思った

俳優座の公演が思ってたより長かったので、夕暮れ時となった
前回が2時間ほどの公演だったので、今回4時間近くもあろうとは、全く想定してなかったのである
公演後私は、千鳥ヶ淵墓苑へ向かうつもりだったのだが、電車でいけば真っ暗になってしまう
そう考えた私は、慌ててタクシーに乗った

観劇料以外はなるべく節約してる私は、今回の遠征でタクシー使うのは初めて
電車だと乗り換えがあっても250円くらいで済むところが2000円もかかってしまった
まあ、それでも暗くならないうちに着けたので良しとしよう

ところがである、千鳥ヶ淵墓苑にはゲートがあり中に入れず
10月は16時に閉苑するそうで、私が到着したのはすでに17時を過ぎていた
うーむ残念
良く調べておけば良かった
また、どうせ中に入れないのなら、電車でゆっくりきても良かった

ゲートの向こう、30メートル も歩けば、納骨堂なのだ
ゲートの高さは1メールちょっとで、越えるのはさほど困難ではない
よっぽど侵入しようか、とおもったが
やめておこう

静かに眠る犠牲者を、騒がすような行為は適切ではない
私の母方の祖父は、ビルマで死んだそうだが遺骨は帰ってこなかった
ここの共同墓苑に眠っているかもしれない

私が千鳥ヶ淵墓苑を騒がし、死んだ爺ちゃんに肩身の狭い思いをさせるわけにはいけない

そんな個人的な思いと、太平洋戦争で亡くなった犠牲者たちに思いを馳せ、私はゲートの前で静かに合掌した




前回の俳優座の社会劇が、とても良かったので、二度目の観劇となった
今回は、俳優座劇場の5階、俳優座稽古場での公演
舞台は中央で、客は三方から舞台を観る
ざっと見て、観客は70~80人くらい

外題 クスコ~愛の叛乱~

大和朝廷のころの日本と思われる
大王(おおきみ)には三人の息子がおり、いずれは第一王子がこの国を継ぐ
第一王子は、劣等感が強いくせに女好きで、女あさりばかりしている
ある日村で見初めた女を拉致し連れ帰る
その娘は、臣下の娘だったので、臣下は娘を妃にして自分の出世を目論む
娘の母のクスコが娘のお付きで王宮に入る決まりだがクスコは王子に、私は土を耕し森で生きたいので王宮に入りたくないのです、と訴える
そのはっきりとした物言いを観て三歳年上のクスコを気に入った王子は、娘でなくクスコを我が寝床に連れてくるようにと家来に命じる
クスコには軍人の夫がおりますと家来はいうが、王子は命令を翻さない・・・

二幕3時間45分の長編
前半はクスコと王子の愛の軌跡が描かれ、後半は三人の王子の凄まじい権力闘争となる
服装は着物ではなく、スーツ、ネクタイ、ジャンバー、ブラウスなどを加工したアバンギャルドな小汚いもの
大道具は、木を組み合わせた簡素なブロック状の骨組みで、場面に合わせて、椅子になったり壁になったりする

自然とともに静かに一生を全うしたかったクスコは、王子との出会いでいつしか権力欲の亡者となり、自分を陥れた臣下には、殷の妲己の如き残虐な行為を行うようになる
哀れな末路に陥っても、一時期とはいえ自分がやりたいことをやれたので後悔はない、とうそぶく

本宮ひろ志の漫画でいえば、困難でも前に出て生きるか、後ろに下がって静かに生きるか
どちらが正しいのだろう

芝居の表現は、実に斬新であった
主演女優の佐藤あかり、良かったなあ
ひとかとの役者やで



AVを最後に借りたのはいつだろう
10年とは言わない、うーむ15年くらい前だろうか
思い出せないくらい昔だ
それはともかく、本日はAV女優のイベントがあるというのでいってみた
マインズ娘とは、マインズに所属するAV女優の意味だそうだ
この場所に一度行きたかった、新宿ロフトプラスワン
ビデオニュースドットコムのイベントなどの映像でたまにみる
ニコ生などでもこの場所はよく使われているそうだ
姉妹店のロフト9渋谷には今回の遠征で2回行ったが、ともに満足いく内容だった
本家新宿ロフトプラスに、私が興味あるトークイベントがなく、帰るころとなり、慌てて行ったのが今回のイベント
知らないタレントや文化人よりも、知らないAV嬢の方が男なら興味深いはずだ
さて、ロフトのトークイベントは、一時間前に入場せねばならない、渋谷も新宿もそうだ
その間に食べたり呑んだりして臨戦態勢を整えるのだが、退屈でもある
今回は前座というわけでもなかろうが、開始前に武藤つぐみ嬢によりエアリアルの実演があった
ハロウィンのコスプレで黒のマントを脱ぐと黒いブラとパンツ姿で、エアリアル
結構上まで登れてた

エアリアルは、劇団天華の座長も密かに習って舞台で披露したことがあるそうだが、なかなか上まで登れなかったと雑誌に載ってた
武藤嬢のエアリアルはなかなかのものであった

時間がきて開演
AV嬢登場
さすがに、17人も舞台に並ぶと迫力がある
服装は、時節柄ハロウィンの紛争やピカチュウ、動物、スーツ、普段着など様々
若くて綺麗な嬢も多く、
私たちAKB48です、と言われたら私は、
へえ、そうなんだあAKBのイベントなのか、と思ってしまいそうな雰囲気だ

まあ、この登場が一番盛り上がった場面であとは盛り上がりもなく、実につまらなかった

トークショーと言ってもぐだぐだで、退屈な時間は過ぎるのが長いこと長いこと
途中でよっぽどけえろうかと思ったほどだ
しかし、野球だって最後の最後に逆転ホームランというのがある
イベント事も、最後まで何が起こるか分からない、そんなことを考えながら、最後までいたが残念ながらそういうこともなく、最後までぐだぐだは続いていった
例えば、最初の乾杯の時、音頭は一気がいいか、ソレソレソレがいいかなぞと、17人がそれぞれぐだぐだ言って、乾杯佐伯なかなか始まらない
一時が万事こういう調子で、最後までダラダラと続いたのである

まあ、AV嬢に罪はないだろう
トークや司会が仕事ではなく、カメラの前で実演するのが仕事なのである
つまり、企画者、演出家の問題である

今から、5年くらい前だったろうか
私はAV女優のイベントに一度だけ参加したことがある
記事にもしたが、地元松山で時々行くショットバーのイベントだった
田舎町の松山には、トークイベントが少ないので、珍しいので行ってみた
私が名前も知らないAV女優のイベントは、盛り上がったしけっこう面白かった

今回との違いは、企画と司会
客を楽しませるためのコーナーがあり段取りがあった
また、ショットバーのマスターの司会があり、決してAV嬢まかせにしなかった
田舎町のショットバーのマスターでさえ、あれだけ盛り上げることができる
たった一人のAV嬢を呼んだだけで

AV嬢というのは、かなり特殊な仕事であやり、日々の仕事をインタビューするだけでも、珍しい話や面白い話が聞けるだろう
素材としては、かなりいいはず
今回は、AV嬢が17人も壇上にいるにも関わらず、企画演出が最悪で、実につまらないイベントとなった
せめて、司会者を置くべきだな
司会者がいないから、壇上で17人が銘々勝手にしゃべり、何を言ってるのか分からない

例えば、ここに100グラム1万円の牛肉が1キロあるとする
むちゃくちゃ、いい肉だ
でも、調理しないとおいしくないだろう
プロの料理人でなくてもいい
素人の私が焼いても、美味しいはずだ
ところがである、調理せずに生肉のまま食したらどうだろう
ゲロマズで、1キロも食べ続けられない

つまり今回のイベントは、グラム1万円の高級牛肉を生で客に出すようなものだった
客は、うまいと感じることなくガマンして胃袋に入れ、最後は食中毒になった、そんな感じである

昼観た講談寄席は、三時間があっという間に過ぎ、もっと聴きたい、となった
夜観たAV嬢のイベントは2時間半が退屈でなかなか過ぎず、嗚呼なんで途中で帰らなかったのだろうと後悔
実に対照的な1日であった

まあ、それはそれとして一番の目的の、新宿ロフトプラスワンでのイベントに、無事参加できたので意義はあったのである

昨日は、上野広小路に宿泊し、引き続き本日もお江戸広小路亭
今回の遠征で、講談に対する思いがかなり変化

落語、浪曲、講談という、日本三大話芸の中で、講談が一番私の性に合っているかも

まあ、今の年齢になったからというのもあるのかも知れない
今回、こんなに講談を聴くとは思わなかった
昔は、落語の寄席に出てた、貞丈、山陽、山陽の弟子の紅、紫、陽子くらいしか知らなかったが、今回の遠征で、たくさんの講談師を知ることができた

講談協会定席 広小路亭講談会

前座 琴屯 木村又蔵
前座 いちか 瓶割り典善

1.こなぎ 浪花のお時
浪花のお時たち三人が悪い奴らを懲らしめる・・・

2.織音 一休禅師 五十貫の証拠
客サービスの悪い旅籠に泊まった一休禅師と弟子の新右衛門
相部屋の百姓が旅籠に預けた五十貫を、主人が知らないと言って返してくれないと嘆いている
拙僧に任せなさいと、一休禅師が一肌脱ぐことに・・・
織音さんは板橋大山に住んでるそうだ
大山商店街を巧みに枕に入れてて感心した

3.貞山 神崎与五郎 仮名書きの詫び状
神崎与五郎則安が江戸へ下って茶店で馬子の丑五郎に馬に乗れと押し売りされる
目立ちたくない神崎が断ると丑五郎に絡まれ土下座して謝れと言われる・・・
笑いもあるええ噺やったなあ
大衆演劇では、丑五郎ざんげで観たことがある

お仲入り

4.琴星 木戸孝允
元は舞子の幾松は、捕り物に出くわし、追われの身の町人を匿う
読み書き算盤ができるので、自分の店の帳場を手伝わしていた
ある日、街の地回りがやってきて幾松に五両の借金が返せないのならこいつはカタだと無理やり箪笥から着物を持っていこうとする
幾松が待ってと言っても容赦しない
そこで町人が割って入り腕をねじり上げ、五両の金を叩きつける
その様は侍に見えた・・・
琴星さんは声も大きいし、上手な読み手ですな
この噺も良かった
洋物の新作も聴きたい

5.凌鶴 後藤又兵衛 大阪城入場
主君の黒田家と諍いを起こし、浪人となった後藤又兵衛と一族郎党
後藤の武勇を知る細川家が五万石で召し抱えようとするが、黒田家からもり太兵衛がやってきて、クレームをつける・・・
凌鶴さんは、真打ちに成り立てだそうだ


昼に続いて広小路亭
立川らく人独演会
実は、この噺家は初めて聴く
寄席ならたくさん芸人がでるので、この人だめでもあの人良かった、という風にリスクヘッジできるが、独演会だと一人しかでないので、博打のようなものだ
まして、初めて聴く噺家だから危険は承知

今回はネタで選んだ
大ネタだ
特に淀五郎が聴きたかった
なんでも師匠の志らくが国立でやってる独演会で、やった演目と同じネタをおろしてるとのこと
さて、らく人の落語はどうだったのか

第9回 立川らく人落語大全集

1.らく人 なめる
芝居小屋で、美しいお嬢様と知り合った八五郎
八五郎が年齢は22才だと言うと、お嬢様の住まいに誘われる
胸のおできを舐めてくれれば、女房になると言われるが・・・

2.らく人 淀五郎
座頭の市川団蔵がゆらのすけを演ずる仮名手本忠臣蔵の四段目
判官を演ずる役者が稽古中に怪我してでられなくなった
頭取は芝居を替えましょうか、と言うが、団蔵はこいつにやらせてみましょうと、判官に淀五郎を指名する
良い家の出でないと絶対につけない大役に、家柄のない淀五郎は大いに張り切る
初日の幕は開いたが、淀五郎は団蔵に演技をボロクソに皮肉られ、下手な役者は本当に腹を斬って死んでしまえ、とまで言われてしまう・・・
この演目は良かったねえ

中入り

3.らく人 中村仲蔵
貰われ子で、身分の低い役者の弟子となった仲蔵
努力と創意工夫と舞台度胸が認められ、四代目團十郎の引き上げがあり、ついに名題となることができた
ところが、ワンマンな演出家に嫌われ、仮名手本忠臣蔵五段目では、定九郎の端役しかもらえない
仲蔵は、もしこれでダメなら旅に出ようと決意し、定九郎の役に一世一代の工夫をして舞台に望むが・・・

これも良かったねえ
実在の役者をモデルにした噺だそうだ

立川らく人は、若いので二つ目くらいじゃなかろうか

黒澤明監督が、面白い映画をつくるのに脚本が一番大事だと言っている
良い脚本なら下手な監督が撮ってもそこそこ面白い作品になるが、まずい脚本だと、どんな名監督が撮っても、絶対に面白い作品にはならないと

落語も、大ネタだと満足度が高いですな
まして、立川らく人は熱演だった
良い公演だった

前の神田山陽の弟子のすみれさんとお弟子さんが、毎月行っている一門会だそうだ

前座 凌天 村越茂助 誉れの使者

1.こなぎ 吉岡券房
吉岡道場の弟子が、他道場の師範にいたぶらる
それを知った吉岡は・・・

2.山緑 名月若松城
蒲生氏郷の家来西村権九郎は、殿の命を救う
ところが、恩賞もなく冷たい態度に嫌気がさし出奔するが・・・

3.梅湯 山本南龍斎 無心は強い
山伏の芸で食いつめた山本
友の助言で、剣術はできないが大きな身体を生かし道場破りでひと稼ぎすることを思い付くが・・・

4。すみれ 塩原太助 あおの別れ
太助は義理の母と情夫に殺されかけ、江戸へ旅立つ
塩原太助一代記の序章

中入り

5.あおい 幼き日の平賀源内
源内少年は知恵を使い活躍し、薬学をおさめる・・・

6.春陽 次郎長外伝 荒神山 お菊の離縁状
安濃徳に荒神山の縄張りをとられた神戸の長吉は、吉良仁吉を訪れる・・・

良かったねえ
先日聴いた浪曲のお菊は、勝ち気な性格で偽りの離縁状を仁吉に書かせるが、春陽さんの講談ではオーソドックスなタイプで、仁吉が離縁し、恋女房と別れ兄弟分をとる
やはりこっちの方がぐっとくるなあ
神田春陽さんのが、本家の次郎長ものかもしれない

間違えて更新したので訂正です
文学座である
俳優座、劇団民芸などと並ぷ、新劇の代表的劇団

外題 鼻
修道院の病院では、儲けを増やすため現在入院中の患者に嫌がらせをして追い出そうとしていた
だが、将軍と呼ばれる入院患者が言うことを聞かず手を焼いている
今日も将軍は修道女に命じ、作り物の鼻を庭の木にぶら下げさせ、鼻は日に日に増えている・・・

1幕7場くらいあったのでは
新劇は幕を閉めないので、1幕とか2幕とか言うのかは不明
約1時間20分の芝居

作り物の鼻は、シラノの鼻で、この物語の重要なカギとなってくる
主演の江守徹の他、渡辺徹たち7人の役者が出てくるが、録音テープで杉村春子が声だけ出演し江守と会話するのが、ひとつの売りとなっている
主役の将軍はつらい気持ちを抱えているが、周囲の人々もそれぞれ過去がある

芝居の出来は悪かった
江守徹の病は脳梗塞か何かだったと思うが、やはり役者にとって厳しい病なのだろう
セリフが飛んで、最後は舞台の袖からセリフを助けてもらっていた
30年くらい前に、私は一度だけ江守の舞台を観たことがある
帝国劇団でやってた椿姫で、佐久間良子の相手役の海賊の首領のような役だった
劇場に響き渡る声と、ダイナミックな演技に痺れたが、往年の姿は今回はなかった

出番とセリフの少ない脇役出演なら、あれだけの名優だからいけるだろうし、劇団も客がよべるだろうが、今後主役級でというのは、おそらく今回が最後ではなかろうか
そういう意味では、観客は大変貴重なものを観れて価値はあった

漫画家のさいとうたかをが、雑誌インタビューに答えて、
読者は、最初に金を払ってゴルゴ13を読んでくれてるのだから、レベルを維持しないといけない
絵画とかだと、どんな内容か分かったうえでお客は購入するのだから、その点異なります
と言っている

投げ銭公演だったら、あと払いなので、お客は自分が感じた金額を支払えばいいが、最初に入場料をとる興行では一定レベルを保たねばならない理屈である
昭和の名人とうたわれた、噺家の桂文楽てえ人は、寄席で言葉につまり絶句し、
勉強し直してまいります、と舞台を降り、二度と舞台に上がることはなかったそうである


文学座である
俳優座、劇団民芸などと並ぷ、新劇の代表格

外題 鼻
修道院の病院では、儲けを増やすため現在入院中の患者を追い出そうとしていた
だが、将軍と呼ばれる入院患者が言うことを聞かず手を焼いている
今日も将軍は修道女に命じ、作り物の鼻を庭の木にぶら下げさせ、鼻は日に日に増えている・・・

1幕7場くらいあったのでは
新劇は幕を閉めないので、1幕とか2幕とか言うのかは不明
約1時間20分の芝居

作り物の鼻は、シラノの鼻で、この物語の重要なカギとなっている
主演の江守徹の他、渡辺徹たち7人の役者が出てくるが、録音テープで杉村春子が声だけ出演し江守と会話するのが、ひとつの売りとなっている

芝居の出来は悪かった
病の