元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

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狂言 一筋の光

目の不自由な新三郎(橘鷹勝)は、赤子を抱え、目なし地蔵のお堂に着く
地蔵の前で目を治す願掛けをしていると、一人の男が声をかける
白鷺の銀次またの名を人切り銀次(座長二役)は、山守の貸元から金で依頼を受け、新三郎の命を奪いに来たのだった
新三郎の女房と間男している山守の貸元は、邪魔な存在になった新三郎を殺そうと考えたのだった
女房を寝盗られあまりの情けなさに、それならば討ってくれと、赤子を抱き神妙になる新三郎

長脇差の鞘を払い切り殺そうとする白鷺の銀次だが、新三郎のあまりの潔さに、その赤子の笑顔をみてると俺には切ることが出来ねえ、と情けをかける
考えてみたら、あんたは悪くねえ、間男した山守の貸元と元の女房が悪いんでい
銀次は、山守の貸元から依頼された金子を新三郎に与え、江戸に行きまずは目医者で目を治してから、悪い二人を切ったらどうかと提案し、新三郎を逃がす

一筋の光を見たようだと、銀次に礼を言って新三郎が去ると、そこに、山守の子分が現れる
なぜ殺さなかったんだ、あんたにできないのなら俺がやると、追いかけようとするが、銀次が立ちはだかり子分は足を切られ追うことができない

後日、新三郎は江戸への道を歩いていると、一軒の茶店に差し掛かる
茶店の親父(ボス橘魅乃瑠)に、今日偉い侍がこの道を通ると聞く
名前を尋ねると、青木新次郎という
顔色を変えた新三郎、茶店の親父に手紙を代筆させ、赤子を道に捨てさせた

しばらくすると、茶店に偉い侍青木新次郎(橘炎鷹座長)と小者が通りかかり、茶を所望し休んでいると、赤子の声が聞こえる
みると赤子の懐には手紙があった
青木新次郎がそれを読むと、弟新三郎の子供で、この子をよろしく頼みますと書いてある
武士だった新三郎は、かつて女を追って、家を逐電し親不孝をしていた
そのことを兄新次郎は責めるが、言葉とは裏腹に目に良く効く薬サンテヨンジュウと自分の大刀を小者を通じ弟新三郎に渡す
そして、弟新三郎に、赤子のことは心配するな、恨みを晴らしたあとは、家に帰ってくればいいと示唆する
兄が赤子を連れていった後、小者から与えられた目の薬を服用した新三郎
激しい目の痛みに耐えたあと、本当に目が見えるようになり、兄の大刀を腰に差し、恨みをはらさいでかと、憎き山守一家の貸元の元へ駆け出していくが・・・


私が好みの筋だ
橘炎鷹座長は、声もいいし演技もどうどうとして、貫禄もあっていい
やくざものと武士の二役だったが、それぞれ役を演じ分けていた

そして、若い座員がうまいので驚いた
それぞれが、それぞれの役を演じ切っていたと私は思った
随所に笑いを入れて芝居は進んでいったのだが、喜劇が嫌いな私でも笑える個所が多かったのは、芝居が上手な劇団だからだろう

本筋は、かなり深刻な話だが、そこを緊張感持って泣かせるような芝居をしてるからこそ、随所に緊張を緩和するギャグに笑いが生まれる
つまり、緩急が効いていた
たとえに出して悪いが、先月奥道後劇場で観た劇団は、全体がだらけたような感じだったので、ギャグを出してもあまり面白くなかった
緩急でなく緩々では、笑いは起きないのかもしれない

上記のあらすじには省いたが、皆が去ったあとの茶屋に白鷺の銀次が現れ、茶屋の親父から、赤子を抱えためくらの男と、偉い侍とのやりとりを、聞く下りがあるのだが、そこがおもしろかった
茶屋の親父を演じたボス橘魅乃瑠は、ふらがあるというか、なんかとぼけた味わいがあり、バカなことを言ってけっこう受けてた
おそらく劇団炎舞の名物なのだろう
私は初めて観たから分からないが、他の観客はしっていたみたい

山守の貸元宅では、山守と元女房と子分たちが待ち構えていたが、新三郎が大刀の鞘を払いなで斬りにして、本懐を遂げる
兄もこっそりその様子を見ており、兄弟そろって家に帰ることとなった
なかなかいいシーンであった

悪役の山守の貸元役を、ゲスト出演の春陽座澤村かずま座長が演じたのだが、
そこの場面が、芝居全体の流れの中で、若干違和感があった
それは、劇団炎舞が劇団一体となって芝居をしているからだろう
だから、何かそこだけ浮いてしまっている感じがしたのだ
おそらく普段はこの役を、橘もん太が演じるんじゃないかと思うが、もん太が演じていれば統一感が出たろう
もっとも、澤村かずま座長には華やかさがあり、アドリブを交えた演技は劇場の中でけっこう受けていた
私は大衆演劇初心者なので、分からないが、見慣れた観客からは、そういったアドリブとかを楽しめる余裕があるのかもしれない

随所に笑いを入れた芝居であったが、笑いを省いて、緊張感をずーっと強いる芝居だったら、それも見てみたいなと私は思ったのである
決して満足しなかったわけではないが、そういうのもいいと思う

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芝居後の口上
橘炎鷹座長と澤村かずま座長
二人は仲が良いようだ

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翌日からの予定は、筆で書かれ張り出されている


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コメント
この記事へのコメント
割引券
18日の大衆演劇がの部だと、3000円が1000円。
五木ひろしコンサートだと、6000円が2000円。
定価で買う人って居るのかな?(^^;)
2014/10/08(水) 13:39 | URL | 宇都宮人 #-[ 編集]
宇都宮人さん
1000円とは安いですなあ
私、行きたいなあ
こちらでも、売れないとコンサートのダンピング割引券ありますね
北島三郎コンサート1万円が2000円とかありました
2014/10/12(日) 22:39 | URL | 山口ジジイ #-[ 編集]
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