元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

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12月20日分
三桝屋は、今月3回目となる
いつも、定番な感じで安心して観れる
この日は、団体客が少なく、観客は40人くらいだったのではないか

第一部 芝居
外題 帰ってきた男

<あらすじ>
時代は、明治の終わりころだろうか

元は疾風の銀次と異名をとった銀次郎(真珀達也花形)、今はやくざの足を洗って堅気となっており、ささら屋という料理屋を営んでいる
そのささら屋に、土地の悪い親分(室木正也リーダー)とその子分(紫光太郎花形)が訪れる
やい銀次郎、この店を引き払って他所にいきな、それが嫌なら地代の200円を払え
200円とは法外なとは思ったが、女房のお久(五月涼)の、店を引き払うくらいなら200円を借りて支払おう、借金は働いて返していけばいいわ、
の言葉を受け、銀次郎は波風を立てず、そうすることに決めた

ある日、ひとりの男が銀次郎の店に訪ねてくる
誰だろうと顔を見ると、かつての兄貴分だった、もりの源吉(市川市二郎座長)
兄貴、源吉の兄貴じゃないか、死んだと聞いていたが生きてたのかい?
源吉はかつて人を殺め、遠くおろしゃの国に身を隠していて、このたび帰ってきたのだった
源吉は、やくざの足を洗い、かたぎの仕事をしている銀次郎を大いに喜び、積もる話をする
銀次郎には、女房と子供もいる
銀次、おめえの女房は誰だい、と聞くと、
兄貴すまねえ、兄貴の女だったお久坊なんだ、兄貴が死んだと聞いてたから、俺がお久の面倒を見ているうちに夫婦となったんだ
そうだったのか、長いこと連絡もせず身を隠してた俺が原因と、源吉は許す
お久には、あの時お腹に俺の子が入ってたはずだがと聞くと、
銀次郎は、ああ、無事に産まれて、すくすく育ち、今は俺の子として育てている
子供(市川みすず)の、おっかさんよりおとっつぁん(銀次郎)の方が好き、という言葉を聞いて、源吉は、
ああ、銀次郎は実の子供として、可愛がってくれてるんだなあと、寂しさはあったものの、自分は身を引いた方が良いと考え、もう一人の弟分亀のところへ行く

しばらくしたある日、
亀のところでやっかいになってた源吉の元へ、お久が訪ねてくる
悪い親分に200円払ったんだけど、こんどは娘をかどわかし、娘の命が惜しければ、店をたたんで出て行けと言っている、助けてほしい源さん
銀次郎もやってきて、娘は俺の子供だ、俺がなんとかするから、兄貴は手出ししないでくれと、悪い親分の一家に向かう

お久も帰り、独りになった、源吉
しばし考えたのち意を決して、身支度
背に、名無妙法蓮華経と描かれた白装束に身を包み、匕首を懐に、悪い一家へと向かうのであった・・・

<感想>
この芝居の肝は、座長扮する源吉が、弟分とその家族のために、罪をかぶって自己犠牲すること
自分の利益より、他人の利益だ
これは、大衆演劇共通の普遍の肝ともいえる
私が観た三回の芝居も、そういう話だった

現代ものを、私はあまり見慣れていないので、髷を結ってないざんばら頭に、多少違和感がなくもない
しかし、三桝屋さんの芝居は、本当に安心して観れる
前の2回も、今回も、いかにも大衆演劇という芝居を展開してて、私は好きだ
三度笠ものが多いのも、私の好み
この日も、派手さはないが、実に堅実な舞台で良質な大衆演劇の芝居をみせてもらった
今回の主役は、座長だったが、私はやっぱり座長の主役がいいね
座長の愁いを含んだ悩ましげな表情が、良かった

そして、室木正也リーダーはやっぱり悪役がいいね
真白達也花形は、いい役回りが多い
主役は、座長と真白達也花形とが交代でするそうで、ときおり紫光太郎花形もするとのこと
室木正也リーダーは悪役専門だが、月に一回くらい主役すると、天変地異が起こるそうだ
今月は、大雨大風注意報が発令されたとのこと

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芝居後の座長口上挨拶
座長は必ず、劇団員を一人一人丁寧に紹介する
紹介は、ワンパターンで、多分どこの劇場でも同じことを言ってるのだろうと思う
だが、同じ紹介を繰り返すことによって、研ぎ澄まされているのだろう
毎回、観客の笑いが絶えない
座員を可愛がってるのが伝わり、好感が持てる
そして、その日の出来事や、今月気付いたことなどを付け加えるスタイル

三桝屋は、ほのぼのとしており、いかにもファミリー劇団的な暖かさがあるね
ただし、本当のファミリーではない
子役を除いた、8人の役者のうち、5人は他人
身内に役者がいない、素人の家の子たちだそうだ
座長を中心に、まとまっている姿は古き良き大家族然としててよろしい、仲の良い擬制家族ですな

この日は、失礼ながらよぼよぼした役者の勝京乃助さんが出てなかったのが残念
江戸時代から生きてるのではないかという風情は、いくら稽古してもでない
活舌は悪くなってるが、貴重だね
勝京乃助さんは81歳で、座長のお父さんではなく、先代のころからの座員だそうだ
座長は、お父さんより、勝さんの方が、付き合いが長くなったそうだ
座長の口上によると、勝京乃助さんは舞台で死にたい、というのが口癖とのこと
しかし、この言葉がリアル過ぎて、本当に死にそうで困るんですよお、と観客を笑わせていた

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