元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
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この日は、幟が立っていた
初日から天気が悪かったからね

第一部 芝居 親恋道中

<あらすじ>
伊勢屋の女将(美鈴)は、泉屋から100両の金を借りていた
泉屋とは、あるとき払いの催促なしという約束だったが、掛け取りに悪い一家の大五郎親分(こけし男形)が子分を引き連れてやってきた
やい伊勢屋100両払え、もし払えないのなら娘を嫁にもらってやってもいい、そうすれば借金は棒引きしてやる
娘をやくざの嫁にするわけにはいかず、伊勢屋の女将は、暮六つ時までに払うことを約束させられる
大五郎の一家が去った後、一羽の旅鴉(藤ひろし座長)が訪れる
女将が応対する
女将さん、おめえさんは上州高崎にいたことがありやせんか、そのおり伊太郎と新吉という子供をもうけなかったかい
女将が、その通りだと答えると、旅鴉は、
やっぱりそうかあ、おっかさん達者でなにより、あっしが伊太郎でござんす、親子名乗りをしておくんなせえ
女将は、突然のこともあり躊躇し、
あなたはやくざですね、やくざものは身内だと偽って店に入りこむのが常套手段だと言いますよ、とつれない返事
伊太郎は、好きでなったやくざじゃねえと、母親が子供を置いていなくなったあとの不幸な出来事を、独り語りする
そして、おっかさんに渡そうと兄弟が、助っ人稼業で金を貯め、志半ばに死んでいった弟新吉の遺髪を女将に渡す
ところが女将は、こんなものまで用意してと疑い、新吉の遺髪を土間に投げ捨てた
伊太郎が、怒りをあらわにする
だが、本当の母を斬るわけにもいかず、伊勢屋をあと
入れ違いに、暮六つを過ぎたと、大五郎親分が伊勢屋を訪れる
女将が100両用意できてないと言うと、大五郎は借金のカタだと、娘を連れて行ってしまった・・・

<感想>
うん、これはなかなかいい話であった、今まで3度観た劇団双六の芝居の中では、一番私の好み
どことなく長谷川伸の瞼の母を彷彿とさせるような話で、藤ひろし座長も口上で同じことを言っていた
古くからある大衆演劇の芝居だそうで、本来は瞼の母の如く親子名乗りをあげないまま、別れる話だったそうだ
座長曰く、今の時代には合わなくなっているので、最後はちゃんと親子名乗りもして良い結末に脚色したそうだ
今回のこの芝居の結末はこれはこれで良かったが、本来の悲劇的なまま終わる芝居も観てみたい
悲劇は徹底的に悲劇にしてもらい、泣ける方が、私は好きだ
座長は、今の時代に合わないと言っていたが、果たしてそうだろうか
素晴らしい悲劇だと、先々月遠征した関西でも、観客は鼻をすすり涙をぬぐい、舞台を熱心に観ていた
例えば、新開地劇場で観た桐生座恋川の遊侠三代、あるいはOS劇場で観た劇団KAZUMAの赤尾の林蔵
松山でだってそうだ、先月初日松劇の、劇団武るの妻恋しぐれ
役者三人が涙しながら演技をし、その舞台を観て観客の多くが涙していた
三代目藤ひろし座長が言いたいのは、楽しい芝居を好む観客が増えている、ということなのだろう
そういう傾向は、確かにあるのだろう
だが、舞台で繰り広げられる悲劇に、客席はシーンとし固唾をのんで舞台を凝視し役者の演技に涙する、これも大衆演劇の醍醐味だと思うのだ
ちょっと愚痴っぽくなってしまったので、再度繰り返すが、
この芝居はこの芝居でなかなか良かったと、私は思っている

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芝居終演後の座長口上挨拶
藤ひろし座長は、トークが達者、弁舌さわやかですなあ
ワンパターンなところもあるけれど、今後の芝居を熱っぽく紹介するのは、ありがたい
明日からは、特別狂言、特別ショウが続くとのこと
7日は、特別狂言 新お吉物語
8日の芝居は子役を使ったものだそうで、特別ショウの、おさん茂兵衛は歌謡浪曲に合わせた芝居調のラストショウで20分ほどの作品らしい
花魁ショウも3日間に2回行うそうである

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16日まで外題が出ていた

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