元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

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この芝居は、なかなかの作品

第二部 芝居 江戸の朝霧

<あらすじ>
身延一家の二代目となった新太郎(まこと花形)は、先代から仕える代貸の政吉(かずま座長)と共に七郷一家に挨拶に行く
ところが難癖をつけられ、新太郎は七郷虎松親分(心座長)に、額を割られる
新太郎は悔しがるが、政吉から、旅に出て男を磨くことを勧められる
二代目、江戸の大立者、黒船長五郎親分の元で男修行をして、3年後に見返してやりましょう
新太郎は旅立つが、黒船の名を陰で聞いた七郷虎松は、
面倒になるといけねえ、今のうちに殺ってしまおうと、子分を連れ待ち伏せして襲う
代貸の政吉が体を張って新太郎を逃がしたので新太郎は旅立つことができたが、政吉は足を斬られてしまう
それから2年が過ぎ、身延一家は衰退していたが、政吉が縄張りを守っていた
身延一家の縄張りを手に入れたい七郷虎松が子分を連れて、政吉の家を訪れる・・・

<感想>
この芝居は、なかなか良かった
勧善懲悪の、大衆演劇らしい芝居だ
南條まさきの本の中で、30年前の市川ひと丸劇団の前狂言にも出てくるので、古い芝居なのだろう
私は以前この芝居を、スーパー兄弟で観たことがあった
なので、今回は比較して考えてみたい

スーパー兄弟は、古い芝居を大切にしており、いい芝居をすると私は思っているのだが、江戸の朝霧に関しては、ひどい内容だった
以前記事にした通りだ
どちらの劇団の方が芝居が良いかということは、単純には比べることはできないが、江戸の朝霧に関しては、
春陽座版の方が優れていた

その理由
一つ目、主役に滝川まこと花形を据えてるのが良い
この芝居は、頼りない二代目が男修行をし成長して、悪い親分を討つという物語
まこと花形は、最初は弱弱しい役作りをし頼りない感じで、まさに適役であった
対して、スーパー兄弟は龍美麗総座長だったが、最初から悪い親分より強そうに見えて、適役とは言えなかった
二つ目、春陽座版は、剣劇が二場あり見栄えがした
スーパー兄弟版は、額を割られるときに、代貸も斬られるので、剣劇は最後の一場だけである
三つ目 春陽座版には、黒船長五郎親分が最後の場で登場するが、スーパー兄弟版には登場しない
四つ目 春陽座版は、一番最後に代貸が声だけで出演する、この演出が素晴らしかった
この手法は、夢の中の親子でも観られたが、愁嘆場を盛り上げるいい手法だと思う
一方スーパー兄弟版は、最後の場面に主役の二代目が、悪い親分だけでなく子分も順番に額を割り、みんなの顔を紅で真っ赤に塗って笑いを取るという、ひどい演出だった

少なくともこの芝居に関しては、春陽座版の完勝である

江戸の朝霧は、ストーリーだけを見ると、けっこう悲しい芝居だ
だが、コミカルな笑いを取りながら芝居する劇団が他にもあるという
私が想像するに、江戸の朝霧は、やりつくした感があるのだろう
客も観尽くした感があるのかもしれない
本日の客席にも、舞台に集中しない客がちらほら見受けられた、多分何度も観たから退屈だ、そんな風情であった
だから、コミカルな笑いを取る工夫をして、客を楽しませようとする劇団もあるのだろうと思う
だが、春陽座はそういう安易な脚色をせず、悲しい場面をより悲しく演出することに力を注ぎ工夫してたように思う
そこが、良かったのである

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かずま座長口上挨拶
美翔をいじって笑いを取っていた
ブログにも写真を載せたそうだ
他の座員にも言えることなのだが、かずま座長の口上の時は、にこにこしてるのだが、
心座長の口上の時は、ムスッとしてるような印象だ、嫌ってるのかなあ

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