元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

2017/09123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/11

第二部 芝居 新太郎街道

<あらすじ>
近江屋の若旦那の春吉(伍代つかさ)は、水茶屋のお滝(愛叶)に入れあげていた
近江屋の後添えに入った義理の母であるお島(市川叶太郎座長)は心配し、春吉にもう会わないように言うも、春吉はお島を馬鹿にして聞き入れない
お島の心配があたり、岡倉一家の親分(大川翔健)が子分を連れてやってきて
おい、俺の女に手を出しやがって、どう落とし前をつけるんでい、千両で勘弁してやらあ、用意できなければ春吉の命はねえと思え
と、春吉を連れて行ってしまう
一方、お島には前の夫との間にできた二人の子供がいた
前の夫は飲む打つ買うの三拍子で、大借金をつくり、その借金を返すためお島は近江屋に奉公に出たのだった
そして、妻を亡くした近江屋の主人に見染められ、お島は後添えに入ったのだった
近江屋主人は、お島の二人の子供も連れておいでと言ってくれたが、お島が迎えに行った時にはもう、二人の行くへは分からなかった
お島の二人の息子は渡世人となっていた
成長した兄の新太郎(伍代孝雄)は、金で雇われ喧嘩の助っ人に出かけるが、兄を追った新吉(市川千也)は喧嘩場で命を落とす
今わの際に新吉は、おっかさんに抱かれたい、と遺言を残し
新太郎は、新吉のお骨を胸に、近江屋を訪ねた
女中頭(夢叶)を通じて、その旨をお島に伝えるも、お島は、
春吉が岡倉一家に連れて行かれた、春吉を助けてくれたなら、新吉のお骨を抱いてあげよう
と、答えてしまう
そのことを女中頭から聞いた新太郎は、
なぜ実の子のお骨を抱くのに、そんな悪い条件をつけるんでい
と、母お島に怒りをあらわにするのであったが・・・

<感想>
一幕四場、約60分の芝居
私は初見の芝居だが、設定が母恋鴉に似ている
主人公の名前や、登場人物が似ている
ただし、ニュアンスは随分と違っている
母恋鴉が、弟の遺骨を土間に放る身勝手な母親像であるのに対し、今作の母親は、
二人の息子を心配してたのだが、亡くなった近江屋の女将や主人に対する恩義から、義理の息子春吉を優先してしまい、ついつい、春吉を助けてくれたら新吉の遺骨をだきましょう、なぞと言ってしまったのである
お島は疎ましく思ってるわけでなく、二人を迎えに行ったが会えなかっただけであり、今でも大切に思っている
いわば、ボタンの掛け違えを、こじらせてしまったのである
ゆえに、もどかしく、本当は親子ともども相手を思ってるのに、新太郎の心を閉ざしてしまう
逆に言えば、そこが悲しく、この芝居の肝となっている
伍代孝雄の演技は、大胆かと思えば実に繊細な表情を作り、新太郎の心情を表していた
叶太郎座長のおばあさん役も、安定感があった
大衆演劇らしい芝居であり、また新吉の死は再現フィルムのような演出で描き、死んだ新吉の声だけの語りかけが涙を誘う
かなり良い芝居
星四つ☆☆☆☆★

CIMG9756 - コピー
芝居終演後の、叶太郎座長口上挨拶

CIMG9743 - コピー
CIMG9745 - コピー


このブログは、皆様方の応援により成り立ってます。ポチっとお願いします
    ↓         
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 大衆演劇へ

人気ブログランキングへ
ありがとうござんす
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://yamagutijiji.blog39.fc2.com/tb.php/1897-ee4ff31c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック