元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

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第二部 特選狂言 百年の恋

<あらすじ>
会津松平藩23万石の馬廻り三百石の笹原家では、家族会議が行われていた
主君松平正容の側室お市の方(このみ)を、笹原伊三郎(紅あきら会長)の長男与五郎(大介総座長)の妻に拝領せよ、
という藩命がきたのだ
伊三郎の妻すが(ちあき)は猛反対し、婿養子で笹原家に入った伊三郎も気が進まなかった
そこへ、お上の意をうけた側用人の高橋外記(友也)がやってきて、強行にお市の方を拝領せよと迫る
伊三郎とすがは、なんとしても断ろうとするが、長男与五郎がお市の方を妻に迎えたいと答える
高橋外記は、与五郎の返事に満足し帰っていった
伊三郎とすがが、与五郎に真意を迫ると、与五郎は以前殿の側室になる前のお市の方を見たことがあり、
そのおり強い印象を持ったと語り、決して藩命に従うだけでないと答えた
すがはあきれたが、伊三郎は与五郎が自分の意思で決断したことを嬉しく思った
後日、祝言を経てお市の方は、与五郎の妻、ただの市となった
市は、姑すがの厳しい仕打ちに耐え与五郎に尽くし、与五郎も市に優しく接し二人は仲睦まじい夫婦となり、赤子ももうけ慎ましやかなれど幸せな日々を送っていた
そんな二人の様子を見、父伊三郎は心穏やか、家督を与五郎にゆずり隠居する
だが幸せな日々は続かなかった
主君正容の嫡子が病死し、側室だった市の生んだ子が急遽、会津松平藩の世継となったのだ
世継ぎを生んだ市が、家臣の妻では外聞が悪いと側用人高橋たちは考え、笹原家に市を主君に返せと迫ってきた
藩命とはいえ、あまりにも理不尽な仕打ちに、伊三郎と与五郎は、
市は人形ではありませぬ、勝手な都合で貰ったり返したりはできぬ
と、藩命に異をとなえる
側用人の高橋や、笹原家の親戚一同(秀吉座長・大蔵扇雀)は、藩命に逆らうのか、と笹原家を責め立て始める・・・

<感想>
一幕十場、約1時間40分の大作
初見だが、これはかなり良い芝居だった、さすが特選狂言だ
紅劇団は、6月に初めてこの芝居を演じ、今回で2回目だそうだ
与五郎と市の愛、それを確かめた伊三郎は自らが婿養子だったこともあり、理不尽な藩命に逆らう
「君君たらずとも臣臣たらざる可からず」でなく、「君君たらずれば臣臣たらざる」の意気なのだ
結果的には、武士道残酷物語で終わる
この芝居百年の恋は、田村正和主演のドラマを大衆演劇の芝居にしたものだそうだ
私はそのドラマを観てないが、映画版で観たことがある
拝領妻始末、三船敏郎主演仲代達矢共演、あれは良い映画だった
監督は人間の条件の小林正樹、脚本は黒澤映画に書いてた橋本忍、制作は三船プロだそうで、
三船プロが良かったころですなあ
あの頃は、外国の映画作家が日本の映画を尊敬して真似るくらいだったが、最近の日本の映画、ドラマはしょうもない作品が多い
お隣韓国では、映画もドラマも外国から見られ、ハリウッドにも招かれている
日本の映画界もしっかりせよ
それはさておき、あの映画では、最後に凄まじい殺陣があったので、今回の芝居はどうなんだろうと思ったが、
紅版の芝居では、殺陣は割にあっさりとしたものとなっており、それよりも愛をつらぬく与五郎と市、非業な最期を迎える伊三郎にスポットを当てている
それが芝居に直したということなのかもしれないが、ちょっと残念だったな
紅劇団を観るのも3回目、芝居がうまいと確信できた
会長と両座長以外にも、紅ちあき、紅このみ、紅友也の三人はかなり芝居ができる
この日は、紅ちあきは憎たらしい姑すがを憎々しく演じたし、紅このみは演出上ナレーションを相手に一人芝居するのが特に良かった
紅あきら会長は、涙を流しての演技で実に良かったねえ
あとの口上で、今日の芝居に満足してないと言ってたが、どれだけ高いとこを目指してるんだろう、頭が下がるね
ということでかなり良い芝居だった
星四つ☆☆☆☆★

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芝居終演後の、大介総座長口上挨拶
この芝居は、台本があるのですが、言葉が難しくて大変だった、とのこと
今後の芝居の予定など

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12日までの外題が出てた
ゲストが増えてた、松山劇場ではかなり多いな
黒潮次郎さん来るのか、これは凄いね


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