元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
この日は、狙って行った
昨年紅劇団で演じられた楢山節考が良かった、という声を複数聞いてて、今年7月の紅劇団の公演で心待ちにしてたが、演じられず残念だった
諦めていたのだが、思いもよらず今月の劇団大川で演じられるというので、狙って行ったというわけだ
なかなか良い芝居だったのである

第二部 特選狂言 楢山節考

<あらすじ>
ここは信州の貧しい集落
食べ物が少ないこの村では、70歳になった老人は口減らしのため楢山へ行かねばならぬという、厳しい掟があった
今年70歳となる、秋助の母親(椿裕二座長)は、昼間寝込んでることが多くなっていた
秋助の嫁(美穂裕子)は鬼嫁で、寝てばかりいるものが食べる飯はねえ、と飯を炊くのに母親の分は炊かず、自分はお替りする始末
心優しい秋助(大川忍副座長)は、自分の飯を母親に与えたりしていた
そんなある日、秋助の家に、村の長(舞川修若手リーダー)たちがやってきて、今年70歳になる母親を楢山へ連れていくよう念を押して帰って行った
覚悟を決めた母に促された秋助は、すっかり軽くなった母を背負い、吹雪の中、楢山へ向かうのだが・・・

<感想>
一幕二景、約55分の芝居
これは実に悲しい芝居であり、椿裕二座長、大川忍副座長はぼろぼろ涙を流しながらの熱演であった
また、この芝居の重要な脇役である嫁を演じた美穂裕子が良かったねえ
あれほどの鬼嫁だからこそ、主演の二人が引き立とうというものだ
さすが芝居の大川を思わせる芝居であった
最終盤は、思いもよらぬ展開を見せ驚いたが、あとの椿裕二座長のトークを聞いて納得
大衆演劇の客層を考えての芝居構成なのだ
楢山節考は、深沢七郎の処女作にして代表作だそう
民間伝承の棄老伝説を題材にした作品だそうで、映画化も2度されている
私の年代だと、カンヌを取った今村昌平監督の映画楢山節考が印象に深いが、
劇団大川の楢山節考は、登場人物も異なるし、結末も違うので、
深沢七郎の楢山節考からアイディアをもらった、もう一つの楢山節考の物語と考えると良いだろう
なかなか良い芝居でした S級3


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芝居終演後の口上挨拶 大川忍副座長
今後の芝居予定、ゲスト予定、劇団グッズ紹介など

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粗品進呈の日ということで、劇団大川から観客全員に配られた手毬飴
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コメント
この記事へのコメント
これはもう……。

楢山節考…これはもう、お外題をお聞きしただけで「観てみたい!!」と思わせて下さるお芝居でしょうね。

たぶん私が中学生の頃だったと思うのですが、日本史の教師をしていた読書好きの父が、「この映画はぜひ観て欲しい」と、珍しく私にきっぱりと言いました。
当時、内容も全く知らないまま父に言われるままに映画館へと足を運んだ私は、そのあまりにも悲しくせつないストーリーに、ただただ涙したのを覚えています。
緒方拳さん扮する息子が、年老いた母親(坂本スミ子さん)を遠く離れた山へ捨てに行く決心をするまでの心の葛藤を…、そして坂本スミ子さん演じる母の悲哀…、息子に背負われた自分がどうされる運命なのかを悟っている母…、お互いが何も語らず哀しい気持ちだけを秘めて山を登っていくシーンは、思春期の私にはあまりにも悲し過ぎました。
あまりに悲し過ぎて、ラストが思い出せないのです。

このお芝居を劇団大川さんがなさったのですね。
山口様、とても素晴らしい演目をご覧になられて、たいそう感激なさったのでは…と、拝察しております。
ただ、この悲しく切ないお話を、本当にうまく演じられる劇団さんは数少ないのではないでしょうか?





2015/11/19(木) 20:12 | URL | コスモス #-[ 編集]
良い芝居♪
期待通りの良い芝居でした♪
2015/11/23(月) 17:44 | URL | プロレスLOVE #-[ 編集]
コスモスさん
おっしゃる通りです
映画版では、悲しい掟に涙しますね
しかしなぜそんな掟が必要なのか
貧困にあるわけですね
他にも長男以外は女房を持てないという掟もあり、主人公の弟の性は歪められていました
ちょっとトラウマになりそうな場面もありましたね
あと、隣の銭谷のお爺さんが、七が谷の崖から落とされるのは、とても印象に残ってまして
劇団大川版は、あそこまで悲惨にならないよう結末も変えてます
そのあたりが、大衆演劇の良さでもありますね

プロレスLOVEさん
たしかに、よかったですね
涙流しながらの演技で迫力がありました
結末については、ひとそれぞれ感想があるでしょうね
2015/11/30(月) 22:26 | URL | 山口ジジイ #-[ 編集]
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