元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

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第二部 特選狂言 破れつばさ

<あらすじ>
かつて、「人斬り鍾魔の仁吉」と呼ばれ恐れられた初老の旅鴉(市川英儒座長)が、久々に藤谷一家を訪れ草鞋を脱いでいた
代貸の政吉(英虎博)は、藤谷藤兵衛親分がいつも仁吉に手厚い世話をするのを不思議に思い、仁吉に尋ねた
仁吉は答える
若い時分、藤谷藤兵衛と気が合って兄弟分となり、二人で一緒に旅をして喧嘩の腕を磨いていた
ある一家に草鞋を脱いでると、喧嘩出入りとなり二人は一宿一飯の恩義で喧嘩に助っ人した
大勢の敵に囲まれた藤谷藤兵衛が、斬り殺されそうになったところを、自分が助けたことがある
あの時の出来事で、藤兵衛は命の恩人と、今でも義理に感じてくれているのだ、と
政吉は納得し、良かったらもっと話を聞かせてくれませんか、と仁吉を誘い居酒屋へ向かう
2人が藤谷一家を留守にすると、若い旅鴉(市川侃汐朗)が一家にやって来て、病気で寝込んでる藤谷藤兵衛親分を斬り殺す
それを仁吉が見つけ、若い旅鴉と刃を交える
年老いたとはいえ、さすが鍾魔の仁吉、旅鴉の長脇差を叩き落とした
渡世人同士の勝負は刀を落とされた時点で負け、若い旅鴉は殺してくれと言う
仁吉は、若い旅鴉の潔い姿に感心し、殺した訳や生い立ちを聞いてみた
旅鴉は惚れた芸者(市川静乃)の足抜けのため金が必要で、草鞋を脱いだ川向う一家の親分(英風舞)に30両の金で雇われ人斬りを請け負った
旅鴉の名は新吉、両親は今でも健在で信州小諸で百姓をしている、甚平衛、お浜だという
その名を聞いた仁吉は、茫然と立ち尽くす
新吉こそが、自分がこの年になっても旅鴉を続け、日本全国を旅し探し続けていた若者だったのだ・・・


<感想>
一幕三場、約1時間10分の特選狂言
うーむ、これは良かったねえ
私の好きな悲しい芝居で、芝居の肝は、仁吉を演ずる市川英儒座長の長い長い1人語り
破れつばさの外題の意味は、座長の1人語りで分かる
1人語りは20~30分あったんじゃないかなあ
台詞だけで、親子の情念を表現せねばならないので、下手すると退屈な芝居になってしまうリスクがある
けれど市川英儒座長は涙を流しての熱演で、見事な愁嘆場となった
まあ、2~3カ所、台詞につまる場面もあるにはあったが、毎日替わる芝居なので、大衆演劇ファンは許容の範囲内だ
愁嘆場が長時間だったので、きちんと泣けた、久しぶりに
前回困ったおふざけの芝居も、あるにはあったが、主に愁嘆場でない2場目に集中してたので、良い
悲しい芝居で観客に緊張感を強いるので、あの2場目が緊張の緩和になっている
これは、かなり良い芝居だった 文句なし、久々の S級2


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芝居終演後の口上挨拶 市川英儒座長
今後の芝居の紹介など
14日のふれあい公演では、1人語りが今回よりさらに倍ほどある、もっと可愛そうな芝居だそうだ

うーむ、これは観たいなあ
わっしは、悲劇が好きなのでね
14日の奥道後劇場は、岬一家が特選狂言赤尾の林蔵だそうで、これも重たい悲劇で迷うところだが、さてどうするべきか

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