元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
この芝居は観たかった
お札を背負った森の石松を演ずる藤乃かな座長の姿を、演劇グラフだったかで拝見したことがあったからだ
さて、どうだったのか

第二部 芸題 森の石松~生きててよかった

<あらすじ>
30石船の上、乗客たち(光乃みな花形たち)が話をしている
東海道には、やくざものの数は多いけど、いい親分はいませんねえ
ですが、5年たつと見受山鎌太郎が海道一の親分になりますよ
そこで、寝ていた江戸っ子の婆さん(都京弥座長)が起き上がり、
何を言ってるんだい、東海道にはすでにいい親分があるじゃないか、清水港宇土町に住む山本長五郎、通称、清水次郎長、これが海道一の親分よ
その様子を、片眼光らせ聞いてた森の石松(藤乃かな座長)が、立ち上がり
江戸っ子だってねえ
神田の生まれよ
酒を飲みねえ、寿司を食いねえ、と江戸っ子の婆さんに酒と寿司を振る舞う
石松が子分の中で誰が一番強いかい、と尋ねると、
大政に小政、大瀬半五郎、法印大五郎と名前が出てくるが、いつまで待っても自分の名前が出てこない
誰か忘れてやしませんか?
あっ客人、一人強いのを忘れていたよと、やっと石松の名前が出たと思ったら、あいつは東海道一の馬鹿だと嗤われる始末
石松は、喜んだり、がっかりしたり

場面変わって、石松は叔父さん(都京弥座長)の家を尋ねると、幼馴染のおみつ(華乃せりな)の成長した姿があった
都鳥吉兵衛(城麗斗副座長)と、常吉、梅吉の三兄弟が、石松を訪ねてきて、100両貸してくれ、という
石松の懐には、見受山鎌太郎からお蝶の姐さんの香典だ、と預かった100両があり、ついつい貸してしまう
この百両が因果な金となり、森の石松が命を落とす物語・・・

<感想>
一幕七場、1時間20分の長編の芝居
表情豊かな藤乃かな座長が、森の石松を熱演した
兄弟分の小松村七五郎と女房のお民は登場せず、その役割を石松の叔父さんが担っていた
二代広澤虎造の節も流れ、浪曲劇風の演出も一部あった
また、おみつに対する石松の、淡い恋心なども描かれている
さて、この芝居は、口上挨拶によると、嘉島典俊という人がたてた芝居だそうで、閻魔堂の最期のあとに、緞帳が降りず、もう一場あるのが特徴
この一場は、例えば映画男はつらいよで、最期の方で寅さんが失恋し失意のどん底の中旅に出るが、一番最後は少し楽しそうな場面で終演するのに似ている
つまり、観客が暗い気持ちで映画館を出ないよう配慮されてるが、それに今作「森の石松~生きててよかった」の最期の一場は似ている
閻魔堂の悲劇のあと、おまけ的にちょいと面白げな場となる
まあ、これはちょいとしたどんでん返しなので、詳しくは書かない、劇場で観た方が良いと思うので
さて暗い気持ちで帰らないように、というお客への配慮でもあるのだが、その反面、閻魔堂の最期がどうしても弱くなる
最期の場があるためか、石松の元結が切れてないので、あの落ち武者のような長髪がだらりと下がった悲壮感溢れる姿が観れない
私は涙が出るような悲劇が好きなので、従来型の広澤虎造の浪曲を元にした森の石松閻魔堂の最期の方が好みという結論だ
とはいえ、十分S級の価値のある、なかなか良い芝居 S級3


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芝居終演後の口上挨拶 藤乃かな座長
今後の芝居の紹介、劇団グッズ紹介、前売り券販売など

数カ月後には、半月ほど大衆演劇を休み、嘉島典俊の舞台に愛京香とともに出演することが決まってるそうだ
まあ、2人座長体制のなせるわざですなあ

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こちらは、入場時に劇団都からいただいたお菓子
ありがとうござんす


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