元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

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早いものでこの日は11月の千秋楽
休みだったわっしは、松劇、奥劇、どちらにしようと迷ったが、劇団昴星の芝居が喜劇っぽかったので、満劇団を選択
千秋楽は笑いの多い芝居でお別れという劇団が多いが、母恋鴉というどこか瞼の母を思い起こさせる辛気臭い芝居を満劇団は持ってきた
その心意気に好感が持てるし、辛気臭い芝居が大好きなわっしなので、当然の選択だったともいえる
果たして、満劇団の母恋鴉は、どうだったのか

第一部 芝居 母恋鴉

<あらすじ>
旅鴉の喜太郎は、旅先で知り合った母に似た老女の薬代を作るために、川向う一家から金で人斬りを請け負う
そして、上州屋の親分と対峙し、勝負を挑む
上州屋の親分は実に立派な人物で、喜太郎が病の老女のために行ってる事情を知ると、おめえさん5両が必要なんだろう、と自ら腹を突き果てる
喜太郎は、著しく後悔するがあとの祭り、5両を老女に渡し、追手から逃れるため懐かしき故郷へと向かう
~芝居はここから~
喜太郎(仁童竜之介)は実家で母お百(大日方皐扇座長)と再会するも、村の公金を盗み故郷を捨て母を捨てやくざとなった喜太郎を、母は許してくれなかった
喜太郎が、おっかさん親子名乗りをしてくれ、といくら頼んでも、それはできないの一点ばり
そこへ、上州屋の二代目となった若親分(藤川智昭)が、お前が喜太郎か親の仇だ覚悟しろ、と子分(忍花形、小竜、美沢信二)を連れ現れる・・・

<感想>
一幕二景、約1時間10分の芝居
まず、この芝居は、わっしが思ってた母恋鴉ではなかった
主人公の名前が、喜太郎ということから分かるが、一般的には浅間の喜太郎の外題で演じられることが多い
まあ、大阪喜八の外題で源太時雨を演じた花の三兄弟が口上で、なぜかうちでは昔から大阪喜八と呼ばれてるんですよね、と言ってた
大阪喜八は、ヘルメットを被った2人の大工が主人公の現代喜劇で、盲の侍の仇討ちの源太時雨とは似ても似つかぬ芝居である
花の三兄弟の座長が、なぜなんでしょうね、というのだから、大阪喜八で演じてる由来が分かるわけがない
もっとも花の三兄弟のは極端な例だけれど、同じ芝居を劇団によって違う外題で演じるというのは、大衆演劇では良くある
浅間の喜太郎を母恋鴉で演ずる劇団だって、あるということだろう
さて、前置きが長くなったが、満劇団の母恋鴉は笑いの多い芝居だった
浅間の喜太郎自体が、親子の人情劇をベースにしているものの、奇天烈な笑いを織り込む劇団が多い
満劇団も同じく、アドリブや客席いじりなどを駆使し、笑いをとっていた
大日方皐扇座長の老女役は、意外に良かった
きよみ責任者の演技に良く似た老女で、意地悪婆さんなんか演じると面白そうな印象
違和感があったのは、藤川智昭演じる若親分、まあこれは役者が悪いというわけでなく配役に無理がある
藤川智昭演じる若親分が親父と呼ぶ先代親分って、何歳なの、と突っ込みがきそうだ
若親分は、この芝居で一番の立ち役というか、一番かっこいい役
本来なら脂の乗った花形役者が演じるのが妥当だが、若手が少ない満劇団の苦肉の策ともいえる
現在の陣容で考えるなら、喜太郎の母をきよみ責任者が演じ、皐扇座長が一番かっこいい若親分を演じるのがベターと思う
とはいえ、若親分は中盤以降にしか登場しないので、これだと皐扇座長の出演時間が短くなってしまう
まして千秋楽やし
だから今回の配役になったのも、仕方ないか
この問題は、10年経てば解決する
子役たちが成長し、狂言回しの喜太郎に浪花の小虎、若親分に大日方忍花形、そして喜太郎の母に皐扇座長
満劇団もきっと、こんな展望をもってるに違いない
なかなかの芝居 色をつけてA級Ⅰといったところ

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口上挨拶 大日方皐扇座長
1カ月公演の御礼、座員の紹介など
奥道後1月公演の長谷川武弥劇団の宣伝もあった
愛京花総座長は自分より2歳年上

翌月乗る劇団を紹介するというのは、千秋楽の恒例だが、大衆演劇界の美談ですな
うーむ、それにしても美人女座長が続きますなあ

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コメント
この記事へのコメント
千秋楽は…。

千秋楽は、どこの劇団さんも特に力が入った演目をなさると思うのですが、今回の満劇団さんの演目は喜劇がかっていて、山口様にとってはあまり好ましくなかった様ですので残念でしたね。
12月に松山劇場にお乗り込みの劇団十六夜さんの座長さんはとてもお芝居がお上手なので楽しみですね^o^
2016/12/03(土) 20:21 | URL | コスモス #-[ 編集]
愛媛県
12月、松山は劇団十六夜、奥道後は長谷川武弥劇団ですか。どちらも楽しみな劇団ですね。十六夜の明治一代女は勿論ですが、長谷川劇団のリクエスト舞踊ショーが観れると良いですねぇって、道後じゃ全員分、応えるのは無理かな?(*´-`*)ゞ
2016/12/04(日) 06:49 | URL | 12月 #-[ 編集]
冬に見るのもイイですね。^^
2016/12/04(日) 09:54 | URL | 凡・ハヤト #kmBhwWbA[ 編集]
間違えた
奥道後は今年も12月休みなんですね。
長谷川武弥劇団は、1月でした。(*´-`*)ゞ
2016/12/06(火) 13:25 | URL | プロレスLOVE #-[ 編集]
コスモスさん
まあ、最後はお賑やかに、ってえことで喜劇をもってくることが多いですから、ある意味スタンダードでもありますね
てっきり悲劇と勘違いしたので、残念な気持ちが強くなっちゃいました
劇団十六夜の叶太郎座長は、女形芝居が多い、芸達者な座長だと思います
昨年、かなり観倒したので、今月はボチボチ観に行ってます

12月さん
劇団十六夜の明治一代女は、昨年拝見しました
座長の二役早変わりは、凄かったです
12月の奥道後劇場は、休演なのですよ
勘違いさせてしまい申し訳ありません
長谷川武弥劇団は、初めてなのでとても楽しみです
リクエスト舞踊も楽しみにします

凡・ハヤトさん
冬でも夏でも観劇は楽しいですよ
一度是非

プロレスLOVEさん
12月は客が入らないというよりも、ホテルの方がかきいれどきで超忙しいので休演してるみたいです
奥道後の職員が言ってたそうです
1月の長谷川武弥劇団は、初見ですので大変楽しみにしてます
2016/12/12(月) 15:13 | URL | 山口ジジイ #-[ 編集]
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