元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
2017年、年頭に奥道後劇場で公演する劇団は、長谷川武弥劇団
前回公演の大日方皐扇座長に続き、美人座長が続きますなあ
愛京花、長谷川武弥の両座長を一度だけゲストで拝見したことがあるのみで、長谷川劇団は初見
実は初日の1月1日に観劇に行く予定だったのだが、酒を飲み過ぎてしまい行けなかった
仕事の関係でこの日、1月4日に行けたのだが、今年は三番叟を観ることができず残念
松山劇場、奥道後劇場、初観劇をどちらにするか、と迷いそうなものだが、松山劇場は新生真芸座の番場の忠太郎瓦屋の場、だった
この芝居はわっしの好きな良い芝居なのだが、4カ月ほど前に同じ新生真芸座の公演で拝見したばかりの芝居なので、この日は迷いなく奥道後劇場に決定
外題は下郎の首、貴重な侍ものの悲劇だ
九州演劇協会としては、3カ月振りの松山公演
そして今回の長谷川武弥劇団の観劇で都四兄妹の劇団をコンプリートすることができた
わっしは、劇団武るの芝居、特に三条すすむ座長の演技が好きなので期待は高まっていた
果たして、どんな芝居だったのか

第一部 芝居 下郎の首

<あらすじ>
播州赤穂藩の下級武士、千葉三郎兵衛(武弥座長)とその一行(舞)は旅をしていたが、下郎で槍奴のびく助(愛京花総座長)は生爪を剥がし遅れていた
先に宿に入っているぞという言伝を聞いたびく助は、目印のあじろ笠をかけた宿を見つけ入ったものの、そこは加賀前田藩100万石の上級武士須藤典膳一行(たぶん乱之助副座長)の貸し切りの宿だった
けれど、すっかり勘違いしたびく助は心ならずも粗相をしてしまい、須藤典膳に千葉家家宝の槍を取られてしまう
その槍は我が主千葉三郎兵衛家宝の槍、どうか返して下さい、とびく助は頼むが、須藤典膳は、
返して欲しくば千葉三郎兵衛に直接謝りに来いと言え、三つ指ついて謝れば返してやろう
失意で青ざめたびく助は主のもとに戻り、槍を取られてしまったことを詫びどうか手打ちにしてください、と涙する
家来思いで心優しい千葉三郎兵衛は、
びく助よ心配いたすな、須藤典膳様はわしが謝りに行けば返してくれると言ったのだろう、武士ならば二枚の舌は使わぬだろう
と、にっこりほほ笑み、単身須藤典膳の宿へと向かう
ところが、須藤典膳は千葉に、本当に詫びる気があるのなら下郎の首を持ってこい、と言い千葉に乱暴をする始末
多勢に無勢、千葉三郎兵衛は自分の宿に戻り、須藤に槍をくれてやったわ、と心配させまいと強がりを言うが、
須藤に割られた千葉三郎兵衛の額をみて、びく助はある決意をする・・・

<感想>
一幕六景くらいあったと思う、約1時間15分の芝居
ええ芝居でしたなあ
特にびく助を演じた愛京花総座長は、全身全霊といった演技、切腹の場面では涙を流しての大熱演であった
年が明けて初っ端の観劇で、満足しました
やっぱ大衆演劇って、いいものですなあ
今回の下郎の首は、今から2年前劇団飛翔の四国健康村の公演で拝見した芝居
劇団飛翔の中で、わっしが一番好きな芝居なんやけど、今回の長谷川武弥劇団版との特徴の違いを記しておきたい
飛翔版は、冒頭のびく助が勘違いして敵役に槍を取られるくだりが省略されていて、主の宿に青い顔をしたびく助が槍を取られました、という場面から始まる
もっとも飛翔版では、六助という役名だったが
有能な下郎角内がおり、千葉三郎兵衛の命を受け敵役の宿に行った角内が額を斬られる
千葉三郎兵衛は、今回の事件が藩同士の諍いになっては殿に申し訳ならぬと悩む
下郎のびく助の切腹場面は舞台で見せず、千葉と角内の悲しみの演技とびく助の手紙の声で間接的に演出
敵役は、最期改心し、千葉に詫びる
一方長谷川版の方は、冒頭の茶店の場から順序立てて丁寧に描かれている
有能な下郎角内は登場せず下女がいる、額を斬られるのは千葉三郎兵衛が担っている
わっしの聞き違いかもしれないが、播州赤穂藩はすでに取りつぶしになったあとで浪士と言ってたと思う
下郎のびく助の切腹場面に時間をかけ、一番の見せ場となっている
敵役は千葉に成敗される
と言うような訳で、同じストーリーながら、演出の違いにより異なる点も多い
おおざっぱに言えば、劇団飛翔は千葉三郎兵衛に重きを置き洗練された演出、一方長谷川版は下郎びく助に重きを置き大衆演劇らしい人情劇に仕上げている
両劇団ともに力の入った熱演で、この芝居を大切にしてることが窺えた
違った切り口で印象も多少異なるがどちらが良かったか、と問われればわっしはどちらも良かったですなあ
今回の長谷川版下郎の首、満足行く内容でした
初観劇からかなり良い芝居だった S級Ⅱ

CIMG4552 - コピー
口上挨拶 愛京花総座長
初乗りの今月公演宜しくお願いします、前売り券販売、座員紹介など

CIMG4570 - コピー
CIMG4571 - コピー
CIMG4580 - コピー
CIMG4579 - コピー

このブログは、皆様方の応援により成り立ってます。ポチっとお願いします
    ↓         
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 大衆演劇へ

人気ブログランキングへ
ありがとうござんす
関連記事
コメント
この記事へのコメント
(^O^☆♪

以前にもコメントさせて頂いたと思うのですが、愛京花座長と劇団都の藤乃かな座長…、このお二人の女性座長さんのお名前はとてもよくお聞きします。
お綺麗で演舞がお上手、そしてお客様への対応も申し分ないと。
私はお二方共に拝見したことがありませんので、いつか伺いたいと思っています。
山口様、今月もまたお楽しみですね(^O^☆♪
2017/01/08(日) 15:43 | URL | コスモス #-[ 編集]
三番叟
 遅い観劇初めになってしまいしたね。私は、予定通り正月公演を観て回りました。
橘菊太郎劇団(浅草木馬館)
スーパー兄弟(横浜三吉演芸場)
一見劇団(十条篠原演芸場)
劇団朱光(立川けやき座)

 去年に引き続き、年間ベスト5入りかな?と思う程、良い芝居にも当たりました♪柏にも行きたかった。川崎は12月と逆にしてほしかったけど、そうすると川崎オンリーになっちゃうかも。(*´-`*)ゞ
 三が日は三番叟が定番ですが、今年は違う所が多かった。昼の部だけや三番叟の代わりに寿の舞など。
夜しか観れないお客さんもいるだろうし、縁起物は何回でも、やって欲しいな。色々な劇団の三番叟を楽しみにしているのは私だけじゃないかもしれないし。
2017/01/08(日) 17:29 | URL | プロレスLOVE #-[ 編集]
まつ劇行って来ました
山口さんのブログで話題の、ハハハ 哀川昇座長を見て来ました。泣かせるお芝居でした。それにしてもこの方達は、哀れな母親になったりクラブのママになったりと、なんて芸達者なんでしょう
久方ぶりの長谷川劇団も見て帰ります
長谷川楽しんで下さい。山口さんにはお会いする事ができませんでしたが、今年も楽しく観劇しましょう
2017/01/08(日) 20:26 | URL | 千葉のばばあ #-[ 編集]
松山劇場
松山遠征されたのですね。
新生新芸座で、客入りがどうだったのかが気になります。
奥道後温泉、良い湯ですよ♪
長谷川武弥劇団観劇ついでに、是非とも入ってみてください。
2017/01/08(日) 21:10 | URL | プロレスLOVE #-[ 編集]
有り難うございます
母親の具合が良く、のんきに観劇できました。
本日は、日曜日にも関わらず客入りは良くなかったのですが、大入りの手打ちはしましたよ。明日、紅あきらがゲストで来るらしくそれに期待してるみたいです。
奥道後は、寒いジャングル風呂には入った事がありますが、リニューアルされてから初めてなので楽しみです。
2017/01/08(日) 21:29 | URL | 千葉のばばあ #-[ 編集]
温泉
松山劇場情報、ありがとうございます。
大入出たのですね。
露天風呂入らずであれば、女風呂も恐らく以前と変わらないでしょうね。
今の時期、外はキツいだろうな。(^_^;)
2017/01/08(日) 23:23 | URL | プロレスLOVE #-[ 編集]
コスモスさん
おっしゃる通りで、凄い女座長です
ショウより芝居の私にとって、2人の一番の魅力は、芝居が上手なところですね
2人とも芝居中自分に入り込む熱演型で、私がもっとも好きなタイプです
男女平等が謳われる現代ですが、伝統を重んじる大衆演劇界はやはり男の世界
そんな世界でお二人は、女だてらに座長を張る実力を持ってます
夫婦で座長というのも、とても珍しいし
機会があれば是非一度、ご覧になっていただきたい役者さんです

プロレスLOVEさん
そうなんですよね、観れなかった
自分の責任だから、誰にも文句が言えないけれど、残念です
正月からいい公演に当たったようで、羨ましい限りです
やっぱ本場の関東と関西で芝居が観れるからいいな
橘劇団といえば、あなたから聞いた、国本武春の浪曲コラボ
もう二度と観れないのは、お互いに本当に残念です

千葉のばばあさん
おおお、松山劇場で観劇されたのですね
感想を記されてましたが、分かる分かる
まあ、好みにもよりますが、あの色気が哀川昇座長の魅力でしょう
芝居は、男くさいけれど、そのギャップも魅力ですね
ところで、千葉のばばあさんって、千葉の方でしたっけ
以前聞いたかもしれませんが、どうなんでしょう
2017/01/13(金) 01:51 | URL | 山口ジジイ #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://yamagutijiji.blog39.fc2.com/tb.php/2763-d0400e22
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック