元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
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遊侠津軽は、一般的には遊侠三代の外題で演じられる渡世人の悲劇
わっしが最も好きなテーマである
顔見世ショウなしの通し狂言
新生真芸座の遊侠津軽、むちゃくちゃいい芝居だった
観れて良かった

第一部 通し狂言 遊侠津軽

<あらすじ>
茶店で、川向こう一家の親分(拓都)と子分たち(慶太郎、こういち)が無銭飲食をし、堅気を泣かせていた
そうこうするうちに人斬り仁平(駒沢輝龍特別ゲスト)が通りかかり、川北一家長次親分殺害の打ち合わせで場所を移動した
入れ替わるように、川北長次親分(哀川昇座長)と子分の長吉(芝瞳若手リーダー)、政吉(駒沢輝馬)が茶店に現れる
二人は、年のころなら六十二三で津軽訛りの長次の父親を探してた
堅気を泣かす川向こう一家と対照的に、川北長次は店の娘にこれは握り飯代だ、と大きな金を与えた
しばらくすると、老女のおこも(たぶん矢島愛)が現れ、長次の財布を盗んだ
子分の政吉が、老女から財布を取り返し、ブン殴ろうとするが、長次親分が制して訳を聞く
老女は、非人の子供たちが飢えているので、いけないと思いつつ財布に手を出してしまいました
また老女は、元は商家の女将だったが火事で屋敷を失いおこもになった気の毒な身の上だった
そういう訳だったのかそれならこれを持っていきな、と長次は許し財布ごと与えた
そして長治は、俺のおっかあは早くに死んじまった、俺のおっかさんになってくれねえか、と老女を一家に連れ帰る
しばしの後、人斬り仁平が川北長次一家を訪れる
対応に出たのは、子分の長吉
人斬りは、川北長次を殺しに来た、長次を出せい、と言う
何を言いやがるんでい、と長吉は匕首を抜き人斬りに向かって行くが、手もなく捻られる
人斬りは、烏山で待ってるから、川北長次に支度をして出て来いと伝えておけ
人斬りが去って長吉は、長次親分の身代りになることを決意し、頬かむりをして成りすまし烏山へと向かうが・・・

<感想>
一幕三場、約1時間20分の芝居
川北長次を演じた哀川昇座長、父親人斬り仁平を演じた駒沢輝龍特別ゲスト、ともに素晴らしかった
この芝居には、3つの愁嘆場がある
一つは長吉と政吉の別れ、次が長吉の死、そして最期の人斬り仁平の死
それぞれが、良かったので、三段跳びの如く最期の大団円へと向かった
おこもの老女を一家に連れ帰っての場は、この芝居の笑いの場なのだが、長吉と政吉を演じた芝瞳若手リーダー、駒沢輝馬は息もぴったりで笑わせ、
その勢いのまま、長吉と政吉の別れの場へとなだれ込んでいった
最期の場で川北長次は近寄ってくる人斬り仁平をはずみで斬るが、そこから昇座長は長い一人芝居を演じ、父に対する複雑な思いを表現していた
私は涙が出た、愁嘆場が長く続くことにより、涙を瞼でこらえきれず落涙することを改めて認識できた
遊侠三代を50分程度にコンパクトに演じる劇団もあるが、ダイジェスト版みたいな感じとなり、絶対に泣けない
芝居を長く演じれば、伝わるものが違うのである
本作は、父親が津軽訛りということで遊侠津軽という外題になってるようだ
余談だが、コメントをくださるプロレスラブさんが以前、渡世人の親子の話なのになぜ遊侠三代というのだろう、もう一つ前の世代の物語が元々はあったのだろうか、と疑問におっしゃってたが、ほんとなぜなんだろう
それはともかくとして、いやあー素晴らしい芝居でした
新生真芸座さんには、ありがとうとお礼を言いたい
久々のSⅠ

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芝居終演後の口上挨拶 芝瞳若手リーダー
劇団グッズ、前売り券販売など

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コメント
この記事へのコメント
3代の理由
3代の理由、知っている方が、いらっしゃいますかね?親分子分の繋がりが3代目だとすると、強引だなと思います。なので、題名変える劇団もあるのかな?
2017/01/18(水) 07:11 | URL | プロレスLOVE #-[ 編集]
プロレスLOVEさん
親分子分のつながりで3代というのは、おっしゃる通りで強引ですよね
だって、人斬り仁蔵と長治の子分とは、親分子分の系譜ではないですからねえ
「三十六計逃げるに如かず」という言葉がありますが、昔観たテレビで映画の活動弁士が、元々は三十六計ではなかったのだが、語呂が悪いので三十六計と言うようになった、と言ってました
遊侠二代より、遊侠三代の方が、語呂がいいとか、芝居の内容以外のところで何らかの理由があって遊侠三代と呼ぶようになったのかもしれませんね
なぞは深まるばかりです
2017/01/26(木) 01:03 | URL | 山口ジジイ #-[ 編集]
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