元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

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紅あきら同魂会総会長が特別ゲスト出演
昨年は紅劇団の公演がなかったので、久しぶりに拝見できた
果たしてどんな芝居だったのか

第一部 通し狂言 一文銭

<あらすじ>
牙次郎(哀川昇座長)は、巾着切りの疑いで目明しの一家(拓都たち)に取り囲まれる
そこへ、この目明し一家の親分(紅あきら総会長)が通りかかり、この巾着切りは江戸からきた女スリ(ゆう)の仕業だ、と説明し、牙次郎の嫌疑を晴らしてくれた
牙次郎は感謝し、親分に語り始める
今から数年前のこと、スリだった牙次郎は、唯一の友達である魚屋の正太郎(芝瞳若手リーダー)と数年ぶりに再会したが、思わず懐の財布を掏ってしまった
あとで激しく後悔し、正太郎の長屋を探して返しに行った
ところが正太郎もスリで生業を立てており、牙次郎の財布を掏っていた
2人は互いにスリをやめて堅気になろうと誓い合い、5年後にこの場所でもう一度会おうと約束して別れた
牙次郎は、世間様は自分が元スリだと分かると冷たく、堅気の世界でうまくやっていけてない、と語った
その話をじっと聞いていた親分
牙次郎を堅気にしてやりたいと、自分の住所を教え訪ねて来いという
それから月日が過ぎた
牙次郎は、親分の下で目明し見習いとして働いていた
正太郎との約束の5年を前に、牙次郎は親分の息子の若親分(拓都)に自分も捕り物をさせて欲しいと申し出る
お尋ね者の百両首を捕まえ、その金を手にして正太郎と再会したかったのだ
若親分は、おめえなんか役にはたたねえから留守番をしてろ、と相手にしなかった
そこへ、親分が帰ってきて若親分に、牙次郎を捕り親にしてくれねえか、と頼む
ただならぬ親分の顔色をみて、若親分は、へい分かりやした、と素直に引きうけた
親分と牙次郎は二人きりになり、親分は牙次郎に百両首の人相書きを見せる
そして、江戸の調べで、百両首が牙次郎の親友の正太郎らしい、正太郎は板前となり真面目に働いていたが、元スリ仲間の三次に金を出さないと昔のことをばらすぞ、と脅され口論となり三次を刺し殺し逃げている、と言う
さらに牙次郎に、5年目で二人は会う約束だろう、その時おめえの手で正太郎を捕まえるんだ、と迫る
牙次郎は、そんなことできません、と嘆くが親分は、正太郎はいずれ誰かに捕まるだろう、ならば冷たいお縄を受けるより幼馴染で友達のお前が情のある縄をかけた方がいいと説くが・・・

<感想>
一幕三場、約1時間10分の芝居
川村花菱作の上州土産百両首は、昭和初期の作品で、中村吉右衛門らの歌舞伎役者が演じ、歌舞伎座などでも上演されたそうだ
大衆演劇でも定番の狂言で、上州土産百両首、月夜の一文銭などの外題で、比較的よく演じられる人情喜劇
今回の新生真芸座版、一文銭は他劇団とちょっと異なる点がある
他劇団では、牙次郎と正太郎の両方に同じくらい見せ場があるが、新生真芸座版では牙次郎に焦点を合わせている
だから、正太郎が三次に脅され出刃庖丁で刺す場はなく、親分が調書を読み上げその事件を伝える形となっている
また、牙次郎と正太郎が、互いにスリをやめようと決意する場面も、牙次郎が親分へ語り、それを再現フィルムのような形で演じていた
いうなれば、他劇団の月夜の一文銭は大衆演劇らしい演出なのに対し、新生真芸座版は洗練された演出
この演出をわっしは一度拝見したことがあった、それは劇団錦
ちょいと余談だが、(昨日1月16日)の夜のテレビで、劇団錦のみやびさんの特集が流れていたね
OLを辞めて売れない旅役者と一緒になりたい、親は猛反対したが一緒になった、夫はのちに一座を旗揚げした錦はやと
この番組をわっしは知らなくてチラとしか観れなかった、残念、どなたかユーチューブに載せてくれないだろうか
それはともかくとして、
劇団錦版の上州百両首月夜の一文銭は、藤山寛美主演の松竹新喜劇版を元にしてるそうなので、今回の新生真芸座版もおそらくそうなのだと思われる
劇団錦では、牙次郎が錦はやと座長、正太郎が息子のカムイの配役だったが、新生真芸座でも父親の昇座長が牙太郎を演じていた
これは笑わせて泣かせる牙次郎の役の方が、難しいということだろう
劇団錦との違いで言えば、牙次郎と正太郎の顔化粧が劇団錦は大げさにしていたが、新生真芸座はそれほどでもなかった点
新生真芸座版の方が、目明しの親分の見せ場が多かった、といったところ
わっし的には、劇団錦版はボロボロ泣けたが、今回は泣けなかった
これは、愁嘆場が劇団錦版の方が長く、新生真芸座版があっさりした演出だった、ということかもしれない
まあ、みる人の好みというものもあるし、今回の新生真芸座版一文銭は、紅あきら総会長の演出だったのかもしれない
まあ、どちらが良い、というよりも、みる人にとってどちらが好みか、ということですわな
なかなか良い芝居 SⅢ
                             
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芝居終演後の口上挨拶 芝瞳若手リーダー
劇団グッズ、前売り券販売など

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うーむ、たくさん花輪が立っているね


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コメント
この記事へのコメント
お花
奥道後!!
2017/01/20(金) 20:41 | URL | プロレスLOVE #-[ 編集]
一文銭
私も、あきら会長がゲストの時に観ました。場面場面が語りで略されているように感じました。有名な演目だから、お客さんが知っている前提かな。違いを出すのもいいけど、好きではないな。
2017/01/20(金) 20:51 | URL | プロレスLOVE #-[ 編集]
プロレスLOVEさん
同感です、私も紅あきら会長の役者としての芝居は好きなんですが、演出家として芝居を短くするのは、苦手です
たとえば、劇団錦の錦はやと座長は、一文銭の芝居をたっぷり演じるので、泣けるのです
こっちの演出の方が、断然いいと思います
懐かしの奥道後ですが、お花だけでなく、松山劇場に丹支配人や石井さんが行ってました
明日1月26日夜の部は、新生真芸座と長谷川武弥劇団の合同公演だそうで、丹支配人も松山劇場に行くそうです
2017/01/26(木) 01:16 | URL | 山口ジジイ #-[ 編集]
合同公演♪
合同公演観てみたいな。
ライバル劇場に上がった劇団はNGを出す劇場もあるらしいのに、喜ばしい事ですね。( ^ω^ )
2017/01/26(木) 13:47 | URL | プロレスLOVE #-[ 編集]
プロレスLOVE さん
おっしゃる通りです
たった二つしかない劇場ですから
互いに協力して、松山の大衆演劇を盛り上げて欲しいですね
2017/02/08(水) 20:30 | URL | 山口ジジイ #-[ 編集]
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