元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

前回の俳優座の社会劇が、とても良かったので、二度目の観劇となった
今回は、俳優座劇場の5階、俳優座稽古場での公演
舞台は中央で、客は三方から舞台を観る
ざっと見て、観客は70~80人くらい

外題 クスコ~愛の叛乱~

大和朝廷のころの日本と思われる
大王(おおきみ)には三人の息子がおり、いずれは第一王子がこの国を継ぐ
第一王子は、劣等感が強いくせに女好きで、女あさりばかりしている
ある日村で見初めた女を拉致し連れ帰る
その娘は、臣下の娘だったので、臣下は娘を妃にして自分の出世を目論む
娘の母のクスコが娘のお付きで王宮に入る決まりだがクスコは王子に、私は土を耕し森で生きたいので王宮に入りたくないのです、と訴える
そのはっきりとした物言いを観て三歳年上のクスコを気に入った王子は、娘でなくクスコを我が寝床に連れてくるようにと家来に命じる
クスコには軍人の夫がおりますと家来はいうが、王子は命令を翻さない・・・

二幕3時間45分の長編
前半はクスコと王子の愛の軌跡が描かれ、後半は三人の王子の凄まじい権力闘争となる
服装は着物ではなく、スーツ、ネクタイ、ジャンバー、ブラウスなどを加工したアバンギャルドな小汚いもの
大道具は、木を組み合わせた簡素なブロック状の骨組みで、場面に合わせて、椅子になったり壁になったりする

自然とともに静かに一生を全うしたかったクスコは、王子との出会いでいつしか権力欲の亡者となり、自分を陥れた臣下には、殷の妲己の如き残虐な行為を行うようになる
哀れな末路に陥っても、一時期とはいえ自分がやりたいことをやれたので後悔はない、とうそぶく

本宮ひろ志の漫画でいえば、困難でも前に出て生きるか、後ろに下がって静かに生きるか
どちらが正しいのだろう

芝居の表現は、実に斬新であった
主演女優の佐藤あかり、良かったなあ
ひとかとの役者やで

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