元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

三遊亭鳳楽、亡くなった先代圓楽の総領弟子で、現在残った圓楽一門を束ねている

三遊亭圓丈の御乱心にも登場する
三遊派の総帥圓生が、芸歴は圓龍の方が長いが、芸は鳳楽の方が上だ
今回の三遊派の新真打ちは、鳳楽とする
後輩の小さん会長が粗製濫造の十人真打ちをまた作るというので落語協会を割って出た、芸に厳しいあの圓生が死ぬ前に認めた真打ちが鳳楽なのである

私は、今回初めて聴く
NHKのテレビで何度か観たが、うまかったのは確認してるので、狙って行った
さて、生の鳳楽独演会はどうだったのか

三遊亭鳳楽独演会

前座  鳳月 寿限無
名前をつけるのが、和尚でなく大家さんか誰かだった

1.鳳楽 寝床
義太夫に凝る大店の主人は皆に聴かせたがるが、長屋の住人と店の従業員は聴きたくない、その攻防は・・・
約50分の長講で、ああおもろかったなあ
腹がよじれた

仲入り

2.鳳楽 百年目
堅い人だと思われてる大番頭だが、この日は昼間商用に行ってくると店を出て、芸者幇間を引き連れ向こう島へ花見に行った
そこで、なんと店の主人に出くわしてしまう
しくじった、店をクビになると思った大番頭に主人がとった行動は・・・
約1時間の長講、初めて聴いた噺
これは寄席ではなかなか聴けない噺だそうだ
落ちはあるが人情噺に近く、聴かせどころは、ビクビクしてる大番頭に主人が栴檀を例えに訥々と諭すところですな
うーむ良かったねえ

三遊亭圓生の大名跡を、死んだ圓楽が鳳楽に継がせると言い、圓生の他の弟子たちからクレームとなり、未だ決着がついていないが、もう鳳楽でいいんじゃないかと思えるほど、良い独演会だった

落語協会が分裂して、落語三遊協会が割って出たのは、上野動物園のパンダがカンカンとランランだった頃なので、私は知らない
三遊亭円丈著の御乱心で知っただけだ
円丈師曰く、協会分裂で犠牲者が出た
前座の生吉は廃業し、円龍は真打になるのが遅れ、保守本流の三遊派は力をそがれた
現在は、柳派の一人勝ち状態
落語協会の会長が、馬風、小三治、市場と三代続けて柳派というのも、三遊亭の凋落というのが要因のひとつであろう
政界で、森、小泉、福田、安倍と4代続けて旧森派が総理大臣を出した時代に似ている
小泉人気で森派が増大したのと、田中派の凋落が要因のひとつであった

大相撲でいえば、三遊派と柳派は、出羽一門と二所一門の二大派閥に似ていたが、もし出羽一門が凋落し二所一門の一人勝ち状態になったとしたら、そんなⅠF状態

もしも、三遊派があの時割ってでなかったら
落語協会の分裂は、三遊派の分裂でもあった
円生の総領弟子の円楽は他の弟弟子から嫌われてたとはいえ、現在のような決定的な分裂状態にはならず、それなりに三遊派は一門としてまとまっていただろうし、
円生のおかみさんから、円楽には円生の名を継がせないよ、といわれることもなかったろう
死んだ円楽が7代目円生、鳳楽が8代目円生にすんなりとなっていたことだろう
8代目円生の鳳楽が次代の三遊派の中心を担い、かつ落語協会の理事かなにかになっていて、会長候補になっていたに違いない
そういう意味では、鳳楽も分裂騒動の犠牲者だったといえよう
落語界全体からみても、三遊派の凋落は頭の痛い出来事である
国立演芸場の特別番組や、永谷の演芸場だけでなく、都内の4つないしは5つの定席で、いつも見ていたい噺家だと私は思った
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