元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です
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愛媛に戻ると車のバッテリーがあがっており、朝バッテリーをつないでみたり結局修理に出したり、バタバタしながら電車で松山シネマルナティックに向かう
東京の地下鉄と比べればずいぶんのんびりしたスピードの伊予鉄電車のガランと空いた車内を眺めながら、
やっぱこういう方が落ち着くなあ、あの満員電車は大変だった、東京の人は毎日大変だなあ、なぞとぼんやり思ってるうちに市駅に到着
センチメンタルコリーダ映画祭はすでに始まっていた
愛媛出身の杉作J太郎氏がプロデュースした映画祭で、愛媛新聞オンラインによると、エッジ効いた厳選20作
杉作氏の人脈で、7人もの映画監督を松山に迎えトークショウを行う
10月5日のロフト9渋谷でのトークイベントでも、センチメンタルコリーダ映画祭の話題は出てた
しかしなんですなあ、ロフト9渋谷では10人以上も出演者がいたなかで、杉作氏のトークが一番受けていたな
今をときめくリリーフランキー氏も受けてたが、杉作氏ほどではなかった
客席は満席状態で100人はいたし、新宿ロフトプラスワンのトークイベントでは前売りが完売で入れない状態だったが、松山のジャスティス映画学園では10~20人ほどと少ないのはなぜなのか、不思議だしもったいないなあ、東京であれだけ受けてるのに
内藤誠監督と八名信夫さんのトークショウは是非拝見したかったのだが、すでに終わってしまってるので残念
まあ、東京遠征が伸びたので、これは相対的なもので仕方ない

それはさておき、今回初めて拝見するゴンドラ
国内外でかなり評価の高い作品と聞いている
客席は10~20人ほど
台風も来てる中、ありがとうございます、と伊藤監督の丁寧な挨拶のあと上映開始

映画 ゴンドラ
<ストーリー>
11歳のかがりは学校にうまくなじめない、両親は離婚し一緒に住む母は夜の仕事で忙しい
孤独な彼女は、世の中が時々歪んで見えたりしていた
そんな中、可愛がってた文鳥が怪我をし瀕死の状態で茫然とするかがり
ゴンドラで窓拭きをしてた良がその様子を観て手助けをする
東京に出てきて3年の良も、世間に馴染めず、ゴンドラから眺める景色が海に見えたりしており、かがりに何か自分と同じようなものを感じたのだった
一緒に病院に連れて行くが治療のかいなく文鳥は死んでしまい、かがりは腐らすまいと冷蔵庫に入れるが母にゴミ箱に捨てられ家出し良を頼る
良は、かがりを連れて実家の下北半島へと向かうが・・・

出演 上村佳子、界健太、木内みどり、佐々木すみえ、佐藤英夫、出門英

<感想>
うまく生きれない少女かがりと、東京になじめない青年良との心の交流
良がゴンドラで窓を拭いてると、高層ビルのオフィスの中が見えるが、同じ労働者なのに別世界の人間に見える
心配で見守る良に徐々にかがりが心を開いて行き、下北半島では笑顔をみせる
娯楽作品でないし大きな事件が起こるわけでもないので地味ではあるが、私は画面を見張った
重たいテーマを扱ってて、画面に緊張感が続く
そして映像作家らしいあっと驚くような美しい映像が、随所にちりばめられていた
心のひだで感じる、そんな作品でした

伊藤智生監督トークショウ
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上映のあとトークショウ、聞き手はルナティック橋本代表

以下覚書
ゴンドラを作ったきっかけは、友人の絵画教室に夜通ってくる少女と知り合ったこと
ゴンドラの主役を演じた上村佳子ちゃんだが、小学2年のころから登校拒否して社会と関わらない生活をしてた
30年前のバブル全盛で、私をスキーに連れてってと言う映画などが流行り、世間が浮かれてた時代
でも疎外感を受けている人間だっている、バブル時代の歪の象徴に思えた
この子をなんとかしたい、ほんの少し0.5mmでも気持ちを動かしたい
5000万の金を借りスタッフを集め50日間の撮影、後半下北半島の20日間の合宿撮影では、少女もスタッフと馴染み徐々に心をひらくようになり、プールさえ怖がってた少女が海で泳ぐ撮影もできた
その少女の変化の様子が、映画後半の下北の映像にあらわれている
この映画が原因か分からないが、その後少女は学校に行くようになり、中学、高校も卒業した
30年前にこの映画を東京で上映すると、びっしりと書かれたアンケートを1500枚くらいもらった
観客は、映画の内容より、自分の学校での様子であるとか、少女への共感、社会からの疎外感などが多かった
あれから30年たって東京でリバイバル上映したところ、たくさん客がきてリピーターも多い
世の中は良くなったように思われているが、社会からの疎外感は、当時よりもさらに悪化しているのではないかと実感している
木内みどり、佐々木すみえ、出門英といった当時売れてた俳優が金の無いこの映画に出てくれたのはなぜか
3人ともコネなしだったが脚本をみせて熱心に話をしたら了解をいただけた、感謝している
第二作目が、30年後になったのはなぜか
2作目の話はすぐにあり、スポンサーもいたが、金を出すということは口も出すということで、自分のやり方に合わなかった
借金してでも自分で撮らないと、納得のいく仕事はできない
新作は、自分が生まれ育った昔の六本木、まだアスファルト舗装でなかった時代
高度成長時代、初めての東京オリンピックで浮かれていたように思われているが、実際はそれどころではなく必死に汗を流して懸命に生きていた、そんな熱い時代を描きたい

熱い熱いトークでした
伊藤監督はAVの監督でも有名な人のようで、多分自分が撮りたいものを撮るというのが、低予算のAV業界で実現できたのだろうと思う
監督の作品を探して、久しぶりにAV借りてみようかなあ

次回の新作映画は是非拝見したいですな

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