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元失業者の現在労働者 健康で文化的な最低限度の生活をめざす劣等社会人のブログ 世の中厳しいですが、がんばりましょう 大衆演劇と競輪初心者です

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桂文枝が松山に来たので行ってみた
生で聴くのは初めてである

1.桂三実 正月堺町商店街 約15分
商店街で野球チームをつくることになるが・・・
クリーニング屋が(汚れを)落とすのが得意なので、ピッチャー、天ぷら屋がフライを揚げるのが得意なのでセンター、みたいな感じのダジャレでポジションを決めて中学生チームにぼろ負けする
桂三実は入門5年目の噺家だそうで、東京の落語協会ならなりたての二つ目といったところゆえ、
まあ、こんなもんだろう

2.桂三風 引き出物 約15分~20分
結婚式の引き出物の夫婦の鰹節が、台所の棚の中にしまわれ忘れられるが、二年目にやっと日の目を浴びるが・・・
これはおもろかったな
東京の落語協会の、新作派の柳家こゑんの名作、「ぐつぐつ」は売れ残りのおでん達がぼやくという落語だが、
今作の引き出物は、テイストがとても良く似ていて、台所の棚にしまわれて日の目を見ない、固形石鹸やだし昆布と鰹節が会話をする変わった新作
落ちには、地口落ちとかしぐさ落ち、考え落ちなどあるが、さしずめ音落ちとでも言う、拍子木の音で落ちを表現していたのも珍しい
桂三風は、文枝に入門して33年の56歳なので、今の落語協会でいえば、理事になってる人もいるくらいのベテランである
松山の公演に合わせ、タルトなどの名物を巧みに噺に加え如才なかったな
上手な語り部である印象

3トリ.桂文枝 ロンググッドバイ-ぼけてたまるか 約45~50分
88歳となり息子夫婦の家に引き取られ一緒に暮らすようになったお爺さん
メガネがない、帽子がない、財布がないと騒ぐので痴呆の病院に行かされるが、実は・・・
これはおもろかったなあ
高齢社会を皮肉った面もあるし、日本の今後を考えれば恒常的な問題を扱っているとも思われる
手続き記憶だとか医療の専門用語も散りばめており、かなり練り込まれた演目
桂文枝が作ったのか落語作家が作ったのかは不明だが、驚くほど完成されているストーリーだ
聞き手の想像の上を行く結末は、巧である
こうなるだろうと予測する上をいっているのである
そのあたりがあるので、ここでは詳しくあらすじは述べない
噺家としての桂文枝の話術も巧み、よーく客席を笑わせていた
枕では、シンガポール→東京→松山と忙しく遠征していること
久々の松山のこと、飛鳥の湯などが語られ、長生きはしたいが、自分が誰だか分からないような悲惨な状態で長生きはしたくない、と本編に入った、自然な流れの枕である
吉本興業の漫才師の繰り返しのしつこさで笑いを取る技術も、この作品の中に使われている
ボケ老人を扱う物語なら、もっと奇天烈な事件を起こした方が手っ取り早いが、そうではなく現代の社会問題を
巧みに加えているところに、桂文枝の非凡さが感じられた
さすが、上方落語協会で会長を張るだけのものが感じられた
最近読んだ三遊亭圓丈の本で、桂文枝と二人会をするとき、今回こそ勝とうといつも思うが、必ず笑いの量で敗れる
という記述があったが、桂文枝は奇天烈な言葉ではなくちゃんと落語のストーリーで笑わせているので、
三遊亭圓丈も敗北を認めているのだと思う
子規亭の館長はいつの間にか女になっていたが、その館長は母を介護しているので身につまされて涙し笑ったと言っていた
私はグッとは来たが涙するところまではいかなかったが、桂文枝の素晴らしさは分かった

入場料は4500円、かなり高い
ポッドキャストで、前座3万、二つ目5万、真打ち10万、笑点メンバーうん百万円というようなことが言われていたいが、
ちょいと前に松山で笑点メンバーの小遊座&花緑(落語協会の花緑は人間国宝の5代目小さんの息子の今の小さんが死んだら次の小さんを継ぐ噺家である)の公演が3800円
立川談春の独演会が4000円、笑福亭たま2000円~2500円、米朝一門会2000~3000円ということを考えれば、
入場料4500円は、かなり高い

まあ、私は古典派なので、4000円の立川談春の二幕に分けた2時間の居残り佐平次の方に価値があると思うし、
分かりやすい桂文枝の新作の方が良いという人もいるだろう
あくまでも私の好みを正直に言えばそんな感じになる
一度生で拝見したから、もし次回があり4500円だったら、桂文枝独演会にはいかないかもしれない

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